【感想・ネタバレ】吸血鬼と愉快な仲間たち 6のレビュー

あらすじ

殺人の容疑で逮捕された暁。真犯人の米倉はなぜ暁を陥れようとしているのか、その動機を探ろうと、アルはひとり九州へ向かう。辿り着いたのは、米倉が昔暮らしていた祖母の家。だが、そこはすでに荒れ果て、床下には白骨化した遺体が! アルは殺人の証拠を押さえるべく奔走するも、米倉に見つかってしまい・・・・・・。寂しがりやの吸血鬼と孤独なエンバーマー。二人に優しい未来は訪れるのか? 半人前吸血鬼アルの奮闘記が13年の時を経てついに完結! 感動の最終巻!!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

前巻が2017年 本巻は同人誌としては2018年に刊行されていたのか
コミックスから先に入ったので 小説に動きが生じるかも と期待していたので今回の完結が嬉しい
何より(色々とあるけれど)ハッピーエンドが嬉しい
コミックス発行時 巻末に書き下ろし小説が掲載されている 
アルと甥っ子の物語以外は過去話だったけれど
これからの書き下ろしが小説完結後の未来だと嬉しい
コミックスも楽しみだけれど 『精神をタコ殴りにされて』とか木原さんの文章はシリアスでもくすりとしてしまう


最終巻読む前に5巻とアキラの子供時代の巻を読み直していたので 海斗に対するアキラの思いが切ない
本当に優しいのだな と
そして 嘘をついたことを一生後悔していくのだろうな

『世界中にたった一人だけだったとしても お前のことを考えている人間がいる そうお父さんは伝え続けている その気持ちにあの男が気づくかどうかわからないけれども』
『ただ産んだだけでは 人は育たない それを この人はあんまりわかってない』
蓮という存在は暁にとって救いだろうし 蓮にとっても アルが暁に抱いたような感謝の念でいっぱいになる日が来ると思う
無条件に甘えられる存在がいる子供時代となって良かった
『…あの男は嫌な人だ 最悪の人間だ そして可哀想な人だ 不幸ばっかり連鎖させて 幸せになる方法を考えられなかった人だ』
『…怒りは持続しない そして絶望もしない 自分には 安心できる場所と 守ってくれる人がいる だからあの男には何も揺らがされない 目の前にあるものをしっかりと見る 自分の周りを確かめる たくさんの人に愛されている自分は最強で そしてきっとずっと幸せでいられる自信があった』
蓮の面会をゆるした暁にも 自信があったのだろうか


海斗目線だと どんな言葉で物語は紡がれるのだろう?
車内で泣きながら 2人の名前を呼んでいた時 常軌を逸していると思ったが 。。
お婆さんの時は ずっと心に残っていた 記憶も消えない と だれも知らなくても 確かに殺人犯 だというセリフがあったけれど。。ひょっとしたら そこの時点で心が壊れていたのだろうか
『どうでもいい奴の言うことなんて どうでもいいんですよ 優しい人にやられたから こんなはずじゃなかったって ダメージがでかかったんです 嘘つきやがって クソがって』



『…あいつに悪かったって気持ちがなくならない 嘘で傷つくってことを俺は知っていたのに 誰よりも知っていると思ってたのに』
アルが日本に戻ってきて アキラの側にいて 言葉をかけ続けてくれて本当に良かった
キエフのアドバイス通り 支えられる存在になっていて良かった
『かこ かわるない…にんげん もどるない どうにもならない けど みらいある』
『自分は幸せなのかもしれない 自信を持って誰かを 暁を支えると言えること そうすることができると思えることは 幸せなのだ もう 自分は 一人じゃない
…自分が悲しくても 誰かを心配できる人 そういう人だから 好きになったのだ』
これ もしいなかったらアキラどうなっていたのだろう?
職場の人達もいい人達で良かった 確かに普通解雇されるよなぁ。。嘘をつかない=信頼されているんだろう

もしアキラがこの世を去る時 アルがどういった選択をするか分からないけれど 
次世代の蓮 キエフと アメリカに三谷もいて
人との繋がりがある未来があって良かった
『ずっと一緒だったから 離れるのは嫌だ だけどいつかは一人立しないといけない 警察官はやめて 二人と一緒にアメリカに行こうかなとも悩んだが やっぱりそれは違うと思い直した』
蓮が自立しているのは性格なのか 教育の賜物か



こうもりの顔に 人間の体 はまだ想像つくけれど 
逆バージョン コミックスのシリアスイラストで是非とも観たい。。怖いもの見たさ。。
暁が結構 驚きの時は素直にリアクションするのが微笑ましい

0
2025年11月10日

購入済み

待ってました~!

泣けた!
続きが出るのを、ずっと待っててよかった!
木原先生の作品にしては、ハッピーエンドだったから、読後感がすごく良かった✨
よんでない人は読むべし!!!

#胸キュン #ハッピー #泣ける

0
2025年06月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

無事に完結!待ってた!面白かった!

連くんが、強くて良い子に育ってくれて、本当に良かった。
負の連鎖を断ち切る選択をした暁と、愛する家族ができたアルがいて、本当に良きエンディングでした。
で、連の親二人とも、悪い人ではなかった風に書かれてないのがすごく良かった。
不遇な育ち方をした二人にも、それぞれの苦しみがあって子どもを置き去りにしたのが正しい選択だったんだーなんていう、のじゃなくてスッキリした。
親になった時点で、守られるべき立場じゃないんだよ、ていう主張に共感。

アルの暁のために孤軍奮闘してる部分が善き。
忽滑谷さんかっけー!
彼のスピンオフを読みたい。超好み。しかも刑事だし。

ということで、大満足。

0
2025年02月12日

Posted by ブクログ

大・円・団!!
ではないでしょうか‹‹\(´ω` )/››

留置された暁の無実を証明する為に真犯人を捕まえる…まぁアルは目撃者だから犯人はわかっているんですけど…
蝙蝠と人間の姿を駆使して忽滑谷、センターの仲間たちと捜査、追跡、対峙…案の定半死のアル

犯人はなぜ暁を陥れたのか?
暁の過去編スピンオフも伏線となり…

帯の「もう、自分は一人じゃない」って言葉が沁みます(*´°̥̥̥̥̥̥̥̥﹏°̥̥̥̥̥̥̥̥ )人(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

そして書き下ろしがいい!!
主人公はネタバレしちゃいけないから書けないけどめちゃくちゃいい!!
こんなにハッピーすぎるエンドは木原作品史上初ではないだろうか笑笑

伏線回収の為にスピンオフもう一度読まなきゃ!



これがまた漫画で読めるとは幸せ(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

0
2025年01月16日

Posted by ブクログ

大好きなシリーズ遂に完結!前作ではハラハラドキドキの連続でどうなるの!?ってなっていましたが新たな展開含めなるほど!納得の最終巻でした✨暁とアル、他仲間とまたどこかで会えたらいいなぁ✨

0
2025年01月03日

Posted by ブクログ

さて、中途半端な吸血鬼アルと
エンバーマー暁のハッピーエンド的最終巻

殺人容疑で逮捕されている暁の容疑を晴らすため
アルの果敢な活躍がキュンどころでしょうか

ツンな暁がアルとの未来を見据えての重大決心
二人のシェア生活に真犯人の息子が加わる
ありがち設定とはいえ、カップル的家庭生活の始まりで完結ハッピーエンド
木原さん珍しいねえ

そこから発生の巻末書下ろし短編が本編以上に
記憶に残る良いお品

0
2025年05月12日

Posted by ブクログ

シリーズ最終巻

殺人容疑で逮捕された暁の無実を証明するため、アルは忽滑谷やメモリアルセンターの仲間と共に動く
そのことが、暁が他人に対して作っていた壁を崩す
暁はアルと出会ったことで未来を手にできたのだろう

巻末の書き下ろしも良かった

0
2025年01月31日

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