木原音瀬のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
一度嫌な奴って思ったら頭の中から簡単には消えない。
和也にとってはガキ大将だった三浦。
三浦にとっては忽然と姿を消された上に偽善で塗り固められた親友。
毛嫌いされても傍にいようとする三浦と突き放しきれない和也を見ていると、その後もなんだかんだ言って一緒にいる気がする。 -
購入済み
ドクズ!! 1000%
金持ちボンボンの付け上がりクズが健やかに育ち、落ちぶれてジャンキーに。色々あってお家も家族も転落、ヤクザ案件に引っ掛かり追い詰められていきます。
クズエキスを煎じて煮詰めて濃縮しまくった受けのthe クズ具合や暴力描写は容赦なし!読み始めて1/3程で「これ、改心しないパターンな」と笑ってしまいました。
そんなクズちゃんよりも、読み進めるときに何より心おれそうになったのは、弄ばれる攻めの境遇…これまたthe ド定番な不憫な家庭環境と苦労人具合に「もう止めてあげてぇ~」と誠実な人柄も相まって涙しそうになりますが、やっと掴んだ生活の先でクズ受けと関わっていくことに……
いっそのことサイコパス攻めにでもなってくれたらスカッとしましたが、ピュアピュアなままストーリーは終盤へ……
糖度0、胸くそ悪さ1000%、一級品のクズを読みたい方ぜひどうぞ!
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受けに陰湿な虐めにあった攻め。
受けに対して憎しみだけならまだよかったんですがそこに愛があったためドロッドロになります。
これ、どうなっちゃうんだ?とハラハラドキドキしながら夢中で読みました。 -
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読んでよかった
読んでよかった、と、読了後にほっと息をつける物語でした。
喜多川にはめちゃくちゃなところもあるけれど(というか、木原先生の本にはめちゃくちゃなところのある人がよく出てくるな……と思うけれど)、人の温かさに触れて、幸せになってほしいです。 -
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なんというか
もう……堪らない……
薄氷を踏む思いで読んでいて、途中で読むのをやめたくなるくらいキツくなったけどとてもじゃないがやめられず、もはや読み進めるしかなくなって、気がついたら朝になっていました。(仕事……)
薄っぺらい小説にうんざりしている方へお勧めしたい、ボディブローのような作品です。 -
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よかったです
最初の方は思いがすれ違って、痛くて辛いけど、幸せな気持ちにもなれて満足の1冊でした。
受け攻めともに男らしくて、かっこいいので、気持ちよく読めました。 -
ネタバレ 購入済み
幸せになれる
木原先生でハッピーエンドが読めます!(笑)
ただ少し残念なのはオメガバースの醍醐味である子ども可愛いーーーー!!というシーンは少なめ…あくまで当事者になった二人に焦点を当ててストーリーが進んで行きます。木原先生らしく、オメガバースの世界観ではスルーされがちな価値観にメスを入れて心の葛藤を書ききっていました。
でも、最後はちゃんと甘々ラブいちゃにたどり着くのでご心配なく!欲を言えばもう少し家族としての成長も見たいな~というところですが、それはぜひ続編を期待して……続くといいな、と思う作品でした! -
購入済み
木原さんらしいオメガバース
痛くない木原さんと聞いて読み始めたものの、前半は苦しい展開の連続で読むのが辛かったです。でもしっかりハッピーエンドなので挫けず読んで良かった。木原さんらしい、木原さんにしか書けない痛甘いオメガバースです。
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Posted by ブクログ
ネタバレ
嫌な奴を読み切る前に、こっちの感想を書かねばなとずっと思ってたので、読み終わってからちょっと経ってしまったけど思いの丈というか迸った萌えの残滓を語りたいと思います……
前談として、オメガバースってそれほど携わってきたわけではないんですが、改めて思う節があったので先に語る。
Ωの境遇について。今作でもそうだけど、この世界観でのΩ生き辛すぎないですか?社会的ヒエラルキーで最下層、(おそらく)第二性の中で一番人口も少なく、動物的能力にも他と劣る……言い方悪いけど、正直生まれた時点での「劣等生」度が著しい。
オメガバースの世界観がどれくらい厳密に構築されているのかわからないので、ここからは単なる憶測です。
例えば第二性の発生(発見)が人類の歴史の中で何千、何百年以前という昔の話だったとして、Ωの総数がここまで少ないことを若干不思議に思います。生殖機能に長けたΩは、生活環境の整わない発展途上の社会では、子孫繁栄のために重宝されそうだしなぁと。なので昔(言い方は濁す)はめちゃくちゃ少なかったり社会的偏見の対象ってほどではなかったのかも。
しかしその特異体質(主に発情期)はやっかいで、いろんな文明社会を引っ掻き回し、あらゆぬ因縁をつけられてきた。
なので近年、中途半端に理性が発達した社会では、Ωは目の上のたんこぶのような厄介者へと変貌した。なんせ発情期は、理性的人間が嫌う最も野性的本能行動ですもんね……
社会に根差すΩヘイト、マイノリティすぎるΩ人口があるのは、遠くない過去、大規模なΩ淘汰やジェノサイドがあった可能性も示唆していそう。誰もが生きやすい社会へと男女平等を謳うような、第二性平等を図るバリアフリー対策があまりなさそうなことからも、この社会の歪みを感じますね……
とまあ、あまり社会学的なのはわからないのでこれは全部勝手な妄想なんですけど、そんな中で生きているΩの人たちはすごい大変で、河内のようにβやαに紛れて社会活動に励むのはとてつもない努力がいるんだろうなと思った。発情期って本当に厄介そうだもんね……自分は女性なので生理の辛さは理解しますが、周期的に似ているヒートは、自分が苦しいことに加えて周囲も巻き込んでしまうわけですから。しかも死の危険に晒されているにも関わらず、失敗すれば『自衛がなってない』と全てΩのせいにされちゃうし。ヤリ逃げされてもΩのせいになんて、つくづく恐ろしい社会だ……
前置き長くなっちゃいましたが本題。
『アオイトリ』は運命の番がテーマの話で、先生にしてはライトで読みやすい、そして心の底からハッピーになれるタイプでストレスなく楽しんで読めました。
言葉足らずな二人にやきもきはしましたが、思いやりのある人たちだったので、すれ違いが乗り越えられれば心配なさそう。
にしても運命の番というチート設定はずるいもんだよなぁと思う。腐女子大好きだよねこういうの!私も大好きです。
今回の河内と犬飼、運命の番じゃなかったらお互い意識もしなかっただろうし出会ってもいなかったかもしれない。そんな二人が予め定められたレールに沿うように結ばれる運命っていうのがはあ、BLっていいなあとしみじみ思うところ。
ではあるけれど、運命だから仕方なく番になる、みたいな諦念から辿り着いた関係ではなく、運命に沿って出会いながらも、互いの感情の揺れがあって惹かれあっていく過程が丁寧に描かれるのが美しい。これが醍醐味だよね!
個人的に大好きなのはプロポーズの場面で、直前に「お前には俺の気持ちが絶対わからない」って断言してた河内が、犬飼の告白を受け入れようとしてくれるところにはぐっときましたね……普段とは違う、発情期の自分への戸惑いと嫌悪を乗り越えて、犬飼の直向きな想いを信頼すること。始まりが歪だっただけに、河内にとっては恐ろしかっただろうけど、指輪という明確な形で二人が繋がれて本当によかった。人間同士、いかに運命の相手と言えど、境遇も立場も違えば分かり合えない部分があるのは当たり前だけど、共に過ごす中で見つけた相手の良いところとか好ましい性格とか正の感情が明確に勝ったのが、まさにこのプロポーズの瞬間かなと思った。
河内にとっての35年がたった1日でひっくり返されて、恋人も失い、事故のような形で身篭ってしまう。河内は一番危惧していた最悪のシナリオを歩き始めたわけだけど、可愛い子どもたちやスパダリ犬飼の存在がこれから彼の意識を変えていってくれるはず。
彼が、「お前が運命の番でよかった」そう言ったときは、犬飼と一緒に涙を流してしまった……河内の最悪のシさナリオが、最高に塗り替えられていく未来が楽しみで仕方ないです。
ここから先、彼らの家庭は心配ないなと安心しつつ、しかしながら問題があるとすれば犬飼家ですよねと思う……
先生が続き書きたいなあ的なコメントをされているのを拝見したので、おそらく犬飼家とのいざこざは出てきそうだなという予想。あ〜怖い……
家族との確執は、『home』(だったかな?)や『同級生』の2組目、数学カップルのときのトラウマが頭にこびり付いてるので、めちゃくちゃ恐怖ですよ。犬飼家お兄ちゃんも理解なさそうだけど、両親は輪をかけてヤバそうだよねと勝手に思ってる。とにかくいろいろ妄想しつつ、(本当にあるかわかんないけど)続きが出るのを辛抱強く待ちます。
あ、大切なこと忘れていましたが、セッはとにかく濃厚で最高でした!これでもかというほどの描写本当にありがとうございました!オメガバース最高! -
Posted by ブクログ
ネタバレ本筋は前のと変わらず、スマホが加わったくらい。ヒロインの外見も変わったかな。
杉本と三浦の心情もそのままなので、前と同じようになぞりつつ、昔の作品を読んだ時のようにどんどん三浦に対しての気の毒さが強まった。
最初は三浦が「嫌な奴」に見えたけれど、読み進めていくうちに杉本のほうが「嫌な奴」では?と気づけて面白い。暴力を振るわれたら嫌だから言いなりになる、友達面をするのはわかるけれど、あんなに慕われているのに親友面を続けるのがわからない。小野寺の指摘通り優越感を覚えていたのだと思う。なんだかんだ、杉本は三浦から執着されることに満足感を得ていたのかもなあと思った。さすがに火事で死んだと聞かされた時の対応はひどすぎるとは思ったが、そのときの杉本はどんな気持ちだったのかわからない。そして生きていたと知った時も。反射で逃げているように思えた。
一番の救いは特典のSSで、杉本のほうから三浦に触れたこと。それだけでなにもかも許してしまいそうなほど、ため息が出た。なにを許すのか自分でもわからないけど、どちらかが死ぬまで穏やかに生きていて欲しい。
おそらく、三浦が杉本から離れた様子を見せた時、杉本が動揺しすがり付くようなことになれば、三浦もまた多少報われるんじゃないかと思う。
一方的なものが、双方向へと変化していったのが良かった。
三浦は杉本はこんなに「嫌な奴」なのに、どこがいいのだろう。三浦視点の小説も読みたかった。 -
購入済み
読んでいて楽しいです
少しずつ二人が家族のような友達のような関係になっていくのが伝わってきて、読んでいてとてもホワホワします。
あっという間に読んでしまいました。これからがとても楽しみ。