あらすじ
あんなに優しくしてくれた人間をあいつ以外に知らない
事故により記憶喪失になった透は、見守り続けてくれていた義理の兄である藤島と、困難の末、恋人同士になった。ようやく味わえた甘く充実した日々。――6年後のある朝、透は突然に過去の記憶を取り戻す。6年間の幸福な記憶と引き換えに…。またしても引き裂かれる透と藤島は…。人間の強さ、感情の美しさを教えてくれるビッグシリーズ、感動の最終回!
感情タグBEST3
昼ドラも
真っ青な展開ですよ
1巻から読破したけど3巻は…
あーー!もう辛いの一言です
何より透にあの幸せな6年間が消えてしまったこと
DVは100%反対ですよ!でもね透の人生ってあまりに悲惨すぎませんか?
お母さんに裏切られ唯一優しくしてくれた藤島からも裏切られ…
いやでも暴力は嫌…もうそのシーンは飛ばして読みたかった
藤島も何があってももう絶対透の側にいるって覚悟だったけどいざ記憶が戻るとそりゃもう辛すぎるよ
何で幸せな記憶だけ消えるのよ!!
これしばらくは読み返せないかも
でもとっても引き込まれて夢中で読みました!
最後は2人に希望がある終わりかたなので救いがあって良かった(泣)
取り戻した記憶のおかげで二人の間に再び緊張感が。
その間の記憶は綺麗さっぱり忘れちゃう…これはこれでしんどい。
あの頃言えなかった言葉をようやく伝えることができた。
あの時の続きをするように二人で支えあっていく姿が切なくて涙が出ます。
憎しみと哀しみを乗り越えて
2人の蜜月は、ある朝突然終わりを告げた。記憶を取り戻した高久は、藤島に怒りをぶつける。抵抗はしない藤島からも、気力がどんどん削ぎ取られて…。
痛々しい2人の想いの果てに、光が見える姿が感慨深い。
Posted by ブクログ
完結。逆?記憶喪失。過去を思い出して、記憶喪失中の記憶をなくした攻めとの茨道。
攻め目線。写真の中で笑っている受けと、自分のせいでやつれていく受け。「6年間」の自分と、暴力をふるう自分。痛くて怖くてすがり付きたいのは今も昔も受けしかいない。そしてやっぱり漫画でここまで訴えかけられる絵を描けるのは凄い。
Posted by ブクログ
記憶喪失を乗り越えて幸せになろうとしたところに元の記憶と人格、過去のトラウマが戻る。しかも今度は二人で過ごした6年間の記憶は抜け落ちていて…。重い…痛い…辛い。裏切られたと許せないのも分かります。でもやり過ぎ。でもそこまでなる程の怒り。でも、でも…と、もうそのループ。昼ドラも韓流ドラマも真っ青の愛憎劇。膿を出しきっていい関係になってハッピーエンドかって言うと簡単にそうとも言い切れないような。愛なのか贖罪なのか。たとえ相手の犯したことを全て許したとしても、自分が許せなくなる。二人でいる限り消せない後悔。それでもお互いを求めてしまう。二人にとってのベストって何だろう
Posted by ブクログ
COLDシリーズコミカライズ最終巻。
2011年に「COLD SLEEP」、2014年に「COLD LIGHT」と年月はかかったけど、それに値するだけのクオリティある作品です。
コミカライズって本当に難しいと思うし、原作に感銘を受けた読者の反応も厳しくなるところですよね。その点麻生センセは少しも期待を裏切ることなく、最初から最後まで木原センセの世界観を見事に描き切っていて、改めて素晴らしいな~と思いました。
もうストーリーは完璧頭に入ってるんで平常心で読める…と思ったんだけど、失われていた透の記憶が蘇ったところで、苦しくて切なくてやっぱりまた涙があふれて止まらなくなってしまいました。
何度も読んでるのに…!
壮絶なDVシーンに戦慄しつつ、消えた6年間に胸が苦しくしめつけられ…
甘くて幸せな二人の姿がコミカライズ「COLD LIGHT」で鮮明に脳裏に焼き付いてるだけに、よけいに辛かったです。
どっちが良いとか悪いとかの問題じゃないのが、また悲しいんですよね。
そういう原作で読んだ大事なところがきちんと描かれていて、またこみ上げてくるものがありました。
二人の魂の再生までの道のりが納得できて、すごく応援したくなるラストでした。
再び透と藤島の愛の物語に涙、涙です。
コミカライズに感謝。
Posted by ブクログ
事故から6年。透の記憶が突然戻ってからの展開。
どんな状況でも、今度こそと透から逃げない藤島さんが切ない…。
透は透でまた…。
最後、だんだん関係が寄り添っていくの良かった。
ちょっと
読み続けるのに勇気のいる木原先生原作です。かなり強い暴力的な描写もありますが、底にいる人の心や贖罪の描写が緻密に描かれてます。麻生先生の絵は本当素敵で、なぜここまで?という切なさを引き出してます。