お萩さんのレビュー一覧

人間と吸血鬼の擬似親子を描いたさきした先生の『アンデットパピー』が特に刺さりました。人外好きには堪らないラインナップでした！

しっぽ

作画ムラが気にならないくらい獣人萌えが詰まった内容だった。ツンツンしてても揺れちゃう尻尾、攻めの耳をモフモフする受けetc. ツンツンしたヤンキーと感情が直に尻尾に出ちゃうイヌ科って相性最高だな。

攻めのキャラ

粗野で暴力的な攻めが心優しいオオカミをひたすらいたぶるような内容に萌えを見出せなかった。獣の描写が凄く上手なうえにレアな獣受け作品なのに残念…

リアルな大蛇攻めとか人間に鱗が生えたヘビ人間BLは読んだことあるけど、蛇の体に人間の胴体がくっついてる半人半蛇Ver.は初めて見た。このタイプだとエロシーンで人間と爬虫類要素どっちも楽しめていいな。

関係に焦れる

受けへの好意はひしひしと感じるのに肝心の告白は絶対にしない攻めと受けの絶妙な関係に焦れる…！アラブ設定もいいスパイスになってて面白かった。

ギャップ

元教え子のヤンキーと教師がウリ専で再会するっていう設定が最高。お堅い教師が攻めの手でトロットロに乱れるのがエロい。

セフレじゃなくて恋人募集してるような人だっているはずなのに、恋愛したいって言いながら性欲処理を目的とした人とばかり関係持ってる受けがよく分からない。愛に飢えた受けがノンケの攻めにあらすじにあるような底なしの愛情を向けられる過程は凄く気になる。

BLではあまり見ないタイプの絵柄でめちゃくちゃ好み。新歓で受けのことをあんなに冷たく切り捨てといて、別の飲み会でベロベロに酔って介抱されたうえに泣き喚きながら彼氏に振られた愚痴垂れ流すってめちゃくちゃ面倒な後輩だな… ここからどう恋愛関係に発展していくんだろう。

『エンプティースイーティー』バイト先のノンケ大学生に片思いしてるゲイビ男優の受けっていう設定が切なくていい。急な呼び出しにもかけつけるくらい受けに好意を持ってる当て馬くんの存在もあるし、今後どういう展開になるのか続きが気になる。あずみつな先生のコメディ色の強い話も面白かった 。

赤星ジェイク先生の表紙が素敵すぎる。『おくちメイト』先生ならではのぶっ飛んだ設定とエロさで凄く面白い。未だに単行本が出てないのが残念だな。

主人公までも呪いを信じ込んでるみたいだけど、解剖学もので呪いオチだったら興醒めだな… 医学的な解決になりますように。

スピンオフ

『ド腐れダンディーズ』の便利屋バイトくん達のスピンオフが出るなんて驚き。イクヤス先生が描くガタイのいい受けが好きだ〜！先生の作品は程よくコミカルでテンポが良いから読みやすい。

遺体が痛みを訴える声が聞こえるっていう点は違うけど、『屍活師 女王の法医学』っぽさを感じる。今後の展開に期待。

見ないふり

異形の存在の見た目にはそれほど怖さを感じないけど、猫の里親を探す話とラストの父親の下りはゾッとした。クスッとなるシュールなシーンも多々あって面白かった。

同僚の筋肉男に幼馴染を取られるんじゃないかってヤキモキしてるだけで、主人公と幼馴染の関係に進展が一切無いのが退屈。社長との絡みはエロかった。

エロ漫画だから多少の突破さは許容範囲だけど、ジムの風紀の乱れ方が現実的じゃなさすぎる。薄い本チックな描写がイマイチ刺さらない。

オヤジ受けは好きだけど、角の生えた人魚との触手プレイに萌えを感じなかった… ファンタジー色の強すぎる世界観が合わない。

デフォルメせずに本物寄りに描かれてて獣人の描写が凄く上手。攻めが頭と尻尾以外あまり毛量が無いのがモフモフ不足で少し残念だけど、獣人好きには美味しい設定で面白かった。(修正はトーン)

花菜とはサクッとできたなぁ(笑) 主人公の頭の中は由紀さんでいっぱいみたいだけど、今のところ花菜の方が魅力的に感じる。

先輩一途だった少女が失恋しても先輩を想って行為に耽ってるっていうのがエロい。綺麗な絵柄だけど、由紀さんと花菜が全く同じ身長と体型だから横並びに立ってるとアンドロイド感が出て怖い…笑

韓国作家さんが描くこの手のエロ漫画は絵が上手な人ばっかだけど、この作者さんは群を抜いて上手い。女の子の肌の描写が凄い。

絵柄は好みだしストーリーも読みやすいけど、前回も思ったように真っ白な背景をトーンで誤魔化したりしてるのが残念。背景ももう少し頑張ってほしい。

人物だけはきちんと描かれてるけど、所々背景の雑さが気になる。ストーリーは面白いから今後の展開が楽しみ。

主人公が窒息死させたのが心臓発作って検視されるなんてこの時代設定でも無理がある。
幼少時代の絵に描いたような不幸のオンパレードに胸焼けしてくる。

復讐っていうテーマのためだけに考え出されたような薄いキャラクターと描写が残念。母親が奉公先の娘残して下の妹2人と一家心中するかね？色々と引っかかるけど、ここからの展開に期待。

主人公達3人が第二次世界大戦の時代にタイムスリップする話で、タイトルにある怪談要素も悪霊使い要素も無い。求めてる内容と違った。

安定にホラー描写は怖いんだけど、今回はホラーというより大伯母の菊おばさんとお盆に纏わる不思議な話っていう色合いが強かった。

絵柄は少し古さを感じる少女漫画絵だけど、下手なホラー漫画より幽霊の描写が怖くてゾッとする。心臓に悪い…

強盗に刺されて血だらけの部屋とかエグい描写が唐突に出てくるから気が抜けない… ホラーとしてきちんと怖いし、ストーリーもしっかりしてるから読み応えがある。

少年は死神というか地獄の十王みたいな存在ってことかな。キャラクター設定とストーリーが想像以上に面白かった。

こういう痛いオタクいそうだなぁって思わせるようなキャラクター作りがされてるのが良かった。ストーリーも想像以上の面白くて続きが気になる。

タイプの違う2人の交流を描いたものだと思ってたら、恋愛要素があってテンション上がった。2人のピュアなやり取りが可愛い！

攻めの猫姿は可愛いけど、猫耳しっぽの獣人姿をイマイチカッコいいと思えなかった。せっかくのロングヘアもゴワゴワした描写で残念。

獣化症

獣化症に罹患した攻めに襲われるっていう無理矢理なシチュではあるけど1話目からエロエロ。本文27ページっていう短さだけど凄く面白かった。この2人の関係がどうなっていくのか続きが楽しみ。

担任教師が自分の行事写真とか年賀状をデスクに溜め込んでるのを見つけたら、どれだけ恋愛に浮かされてようと一瞬にして冷めそうなものだけどな… YOUNG BAD…は 元々短編作品だったみたいだから水沢が好意を抱く過程が早足で描かれてるのが惜しい。

先生生徒ものの傑作。水沢の年相応の心情描写が凄くいい味を出してる。ダヨオさん最近はシャープな絵柄になったけど、この頃の温かみのある丸みをおびた絵柄が一番好きだな。

高校生相手に恋愛感情を抱く冴えない中年教師ってドン引きものだけど、先生のおどおどした反応がSっ気を煽るのも分かる。先生のくたびれ具合が堪らん…

文化祭中に複数人のパンツを脱がす主人公…(笑) JC、袴、メイド服、百合要素…と盛りだくさんな内容だった。

裸を見られないように体を密着させながら競泳水着を脱がすっていうシチュエーションがエロかった。三方に乗ったパンツと競泳水着がシュールで笑える。

校内でエロいことをするとパンツが脱げなくなる呪いがかかった学校で、主人公が被呪者相手に特殊な力で脱がしていくっていうストーリーなんてあってないような内容だった。サクッと読めるからこのシチュエーションに萌えられる人には刺さるかも。

絵柄

表紙に惹かれて読んだけど、中の絵は表紙のイメージとは違ったシンプルなタッチでどん子ちゃんをイマイチ可愛いと思えなかった。

得体の知れない少女に恐怖で支配されて家族を演じさせられてる赤の他人っていうのが薄気味悪い… 一場面にゾッとするというより、ジワジワくるような怖さ。

背景描写が無いコマは人物だけカラーリングされてて他は真っ白だからどうしてもチープに見える。これならモノクロで読んだ方がよさそう。

孕ませ系BLとして萌える要素は多々あるけど、ドクズな主人公を好きになれる気がしなくてイマイチ萌えきれない。
幼少期に攻めからされたマーキングで同性から嫌われ続ける人生だったって、女に対する貞操観念がゆるゆるなのは受け本来の気質だからそのせいでヤリ◯ンに…とはならないからなぁ。

触手

ケモ耳しっぽの神様から触手が出てきて2話丸々触手プレイっていうトリッキーさ。触手で「ほじりころしてやる」っていう台詞と"ほじほじ"っいうあまり目にしない擬音に笑った。

『魅了』に対する説明が本編に一切無いから、唯一攻めにだけ『魅了』が効かないっていうのが分かりづらい。男女問わずチャームに当てられてるから入れ食い状態のはずなのに、チマチマ酔ったおじさん相手にしてる意味が分からない… クソ真面目というか要領が悪いだけなんじゃ？

肉を一瞬で溶かす液体、遠距離攻撃できるレーザー光線、どれだけ深手を追わせても再生する体…とチートな強さを誇る千手観音をどうやって倒すのか… 突然ラスボスのレベルが上がったな。

加藤が大人っぽい分、玄野の中二くさい言動と行動が際立つな…(笑) 実写映画は金剛力士像倒したらすぐラスボスだったから、銅像がわらわら出てくる展開に驚いた。

4巻ラストでラスボスの後ろ姿を発見した時の緊張感は凄かったけど、全体像が巨大な筋肉質の鳥って感じで怖さに欠けた。田中星人編が終わって、メンバーもほぼ一新されたから新編が楽しみ。

今まで飄々としてた西くんが田中星人にやられて母親を呼びながら死んでいく姿とか、おばあちゃんと孫の最期とかエグいシーンが多くてメンタルにくる。日常の中に異形がいる怖さが凄まじい… ラストにゾッとした。