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教師と生徒
高校三年生の水沢譲(みずさわゆずる)はある日学校から帰宅した時に家に鍵を置きっぱなしの状態で登校していたことに気づく。
母親に電話するが仕事でまだ家に帰ることができないのでどこかで時間をつぶしていてと言われてしまう。
しかたなく近所の公園に行き音楽を聴きながら時間をつぶしているとベンチに酔っぱらいらしき音がだらしなく寝っ転がっているところを発見。
しかもその相手は同じ学校の化学教師の高津康作(たかつこうさく)だった。
泥酔状態の高津を放っておくことが出来なかった水沢は彼を起こす。
しかし酔っぱらいの要領を得ない言動に面倒になりながらも対応するのだった。
なんだかんだで甲斐甲斐しい水沢に対して高津は「俺はどうすればいい、いい加減やめなくちゃいけないことくらいわかっているんだよ。お前を一年の時からずっと見ていた」と言いながらキスしてきたのだった。
その後高津の授業を受けながらあの日の夜のことを反芻する水沢。
二人きりの時にその事を話すが高津の反応におもしろくなってしまい何度もちょっかいをかけるようになる。
しかし他の生徒から高津がお見合いを受ける事を知った水沢は思わず彼の私物のシャツを家に持ち帰るのだった……。
距離を置かなきゃとピリピリ生きる高津とそんな彼をほっとけない水沢の対比がよかった。
1巻だけ読んでものすごくハマったよくある教師と生徒の物語なんだけどすごくストーリーが丁寧でお互いの心の描写が描かれているのでものすごくよかった。
先生が自分の事を好きだったのに、気付いたら自分の方が先生に夢中になってる。先生がお見合いしたり別の子を見たりするのが許せない。モヤモヤしてるのが若くて可愛いです。