司馬遼太郎のレビュー一覧

  • 酔って候

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    山内容堂、島津久光、伊達宗城、鍋島閑叟の伝記短編集。「養子大名」の観点は新鮮。宇和島から人工衛星を打ち上げるという発想も面白い。

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    2020年08月16日
  • 新史 太閤記(下)

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    人生を狂言の如く、強く生き抜いた秀吉。
    出生の卑しさを物ともせず、出世の道を一人の努力と才能とセンスで切り開き、日本一の栄華を極めた者の心の光と影を、筆者は優しさで包み込むようにして描いていた。文末の辞世の句が胸に染みる。

    露と置き露と消えぬる我が身かな
           浪華のことは夢のまた夢

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    2020年08月11日
  • 功名が辻(四)

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    山内一豊と千代の一代記。

    山内一豊(伊右衛門)は千代の作品である

    という軸に貫かれた作品。司馬遼太郎が描く主人公に共通する快活さや明晰や、人間的魅力は伊右衛門ではなくどちらかというと千代にそれが見いだされている。

    出世や功名、その前提としての主人との関係というものを当時の武士、武将がどのように捉えていたか(江戸時代以降のいわゆる忠義や礼節重視のあり方ではない)ということを繰り返し描いてくれるのですが、こういう当日の「普通の感覚」的なものは、時代をつくった英雄による物語では描きにくいし、想像しにくいわけです。伊右衛門という一人の特別の才のない武士の目線で語られるからこそ、家を興すことに対す

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    2020年08月04日
  • 竜馬がゆく(六)

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    司馬遼太郎の長編時代小説の6巻目

    ついに歴史でも最も有名な薩長同盟を結ぶ.自分は知らなかったが,そこにいたるまでの薩長の対立を貿易を使うことで見事に和らげ,締結にたどり着けたことに司馬遼太郎の描写によってありありと伝わった.また,同盟を結んだ後にすぐに政府から命を狙われ,命からがらにげのびたことを知り,その強靭な肉体と運に坂本龍馬の時代の人だったということがよくわかった.脚色をかなり強くしたのではないかと思ってしまうが凡そは本当なのだろう.

    一方で自分の会社である亀山社中が戦にも参加し,長州藩の存亡の一助となったことも今作の読みどころであり,剣術で培われたかどうかはわからない海戦術を駆使し

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    2020年08月02日
  • 竜馬がゆく(三)

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    だんだんと竜馬のやりたいことの地盤が固まりつつある気運が見られて読んでて面白かった。人生を芝居に例え、ただ一つ役者と違うのは人生は自分で舞台も作るっと言ったシーンは感嘆した。早く続きが読みたい
    あとおたず様はどうなるの、笑

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    2020年07月31日
  • 新装版 播磨灘物語(1)

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    良い。
    流石、司馬遼太郎。綿密な調査。
    身近な地域が出て来て、かつてあった出来事を想像するみた。
    戦国時代に私欲乏しかった黒田官兵衛、カッコいい。播磨の人らしい。

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    2020年09月01日
  • 国盗り物語(一)

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    めちゃくちゃ面白い

    エンタメとしての面白さもあり、歴史が学べ、人生観も身につく

    どこが司馬遼太郎の作った虚構か、歴史的事実かわからない

    それをまた調べるために、司馬遼太郎と歴史の沼にはまっていく

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    2020年07月22日
  • 新装版 軍師二人

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    さすがは司馬遼太郎

    司馬先生のてにかかるとよく知る真田幸村でもここまで面白くまた歴史的真実が学べるのだろう。是非ともNHKには読ませたい本だ。

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    2020年07月19日
  • 関ヶ原(中)

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    今回も馴染みのある人物たちが登場してくれた
    鬼島津とか山内一豊とか本田忠勝の娘とか真田幸村とか、、、
    小早川はあんまり好きではない笑

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    2020年07月14日
  • 新装版 播磨灘物語(4)

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    新聞の時とは異なる一興

    この小説は子供の頃新聞の連載小説として読んでいたが、大人になってまとまった小説として読むとさらなる愉悦と欣喜がわいてくるほど面白くなった。黒田官兵衛の描写は上手だ。信仰面までは深く踏み込んでいないようなのが唯一遺憾であった

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    2020年06月28日
  • 世に棲む日日(四)

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    さすがは司馬作品

    吉田松陰や高杉晋作はこれまで幾度も小説、テレビ、映画、他などで作品が作られてきたが司馬先生の手に掛かるとさすがに一味違う。欣快で喜悦だ

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    2020年06月28日
  • 菜の花の沖(一)

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    江戸時代後期に活躍した廻船業者、高田屋嘉兵衛の生涯を追った作品。
    随分前に全巻を読んだのですが、新たな気づきもあるかと思い、再読することにしました。
     
    場所は淡路島。
    収入が少なく兄弟が多い家で育った、嘉兵衛少年。
    隣の集落の、親戚の店を手伝うことになった11歳の場面から、物語は始まります。
     
    第1巻では10代から20代前半までの、嘉兵衛の日々が描写されていきます。
     
    自分が生まれた集落ではなく、隣の集落で若者が暮らす。
    21世紀の現代から見ると、なんら問題はないようなことに感じられます。
    しかし社会の制度が定着した江戸後期という時代に、それがどれだけ辛い結果を招くことだったのか、理解す

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    2020年06月22日
  • 国盗り物語(三)

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    この「国盗り物語(三)」は織田信長編ということで、今までの二巻は斎藤道三が中心に描かれながら物語が進んでいたが、この三巻は織田信長中心。…と言っても、明智光秀を配して描かれている。

    お勝騒動、そして道三が義竜の反乱に敗れるところ、本当にドキドキしながら…なんとか道三生き残ってくれないか、なんて、破れることはわかってるのに、そんなことを祈りながら読み進めました。
    光秀がお万阿と会い、道三の死を知らせるところ…ぐっときました。

    私の頭の中に出来上がった(勝手に作り上げた)斎藤道三にとても惹かれていたせいか、道三が亡き後の物語は……なかなか先に進めることができず……でした。笑

    織田信長、明智光

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    2020年06月19日
  • 街道をゆく 40

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    読んでから行ったわたし、もちろん観光旅行

    司馬さんの『台湾紀行』が書かれたのは1990年代だけれども
    内容はちっとも古びていない
    その通りな印象で

    司馬さんのテーマ「国家とはなにか」を
    いかほどか理解したか、おこがましいが
    興味深い島(国)であった
    日本と国交がないことになっているのに交流がある国

    異国情緒のただよう母の思い出話で懐かしい島
    母方の祖父 が海軍人で、軍艦に寄港地になり
    母は小学生時代を過ごした
    バナナが食べ放題の話、牛に追いかけられた話

    このたび「新竹」のビーフンが台湾の名産と知り
    そういえば母の作るビーフンは美味しかったなあと思いだし
    間接センチメンタル

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    2020年06月16日
  • 竜馬がゆく(五)

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    司馬遼太郎の長編時代小説の5巻目

    幕末の暗いところが印象的であった.
    特に池田屋事件・蛤御門の変がこの巻で触れられるが、幕末志士の想いを果たせずして命を落とす姿がとても悲痛であった.

    長州藩はこれを機に佐幕論が中心となり、薩摩藩は西郷隆盛が幕府のフィクサーとなり激動という言葉に拍車がかかったように思えた.

    竜馬自体も神戸海軍操練所を解体することとなり、株式会社を作る転機となった.各々の幕末志士が世を変えるためにあれやこれや画策する姿、大志を抱いて行動に移す姿に自分もそうできるか?できているかを思わず自問したくなった.おそらく文字通り命懸けで事をなすことはまずないと思うがそれくらいの鬼気迫

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    2020年06月14日
  • 義経(下)

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    ネタバレ

    「国盗り物語」から司馬遼太郎さんの作品を読み始め、二作目です。
    相変わらず、作者の知識量のすごさに圧倒されます。

    日本史史上で珍しい「騎馬隊」を用いた武将で、とってもかっこいいです。そして、愛されるキャラクターでもあります。それ故に、頼朝に追われることになるのですが、、、
    義経の結末は有名なだけに、読み進めていくことが少し辛くなっていきました。

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    2020年06月13日
  • 坂の上の雲(五)

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    バルチック艦隊の大航海が物凄く滑稽なお芝居のよう。
    どれだけ道理にかなっていなくてもやるしかなかった当時の乗組員の人たちには本当頭が下がる。

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    2020年06月13日
  • 世に棲む日日(四)

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    前半が吉田松陰、後半が高杉晋作。
    人は艱難を共にすることはできるが、富貴を共にすることはできない。
    面白くこともなき世を面白く、すみなすものは心なりけり

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    2020年06月10日
  • 国盗り物語(三)

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    斎藤道三が第3巻で最期を遂げた後は、信長と明智光秀がバトンを引き継ぐ。光秀の生涯は不明な時代もあり、大河ドラマ「麒麟がくる」とは異なっている部分が多いのも仕方がないところ。司馬遼太郎の本は面白く、多くの日本人の歴史認識に影響を与えていることを実感する。第4巻での、信長と光秀のやりとりが楽しみ。
    「麒麟がくる」では、信長に重大な影響を与える人物として濃姫の存在が大きくなっており、川口春奈が好演している。これまで大河ドラマの中で様々な女優が濃姫を演じてきたが、「徳川家康」の藤真利子以来の存在感を示している。彼女の活躍にも期待しているが、コロナで収録ができず、しばらく放映が休止されるのがもどかしい。

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    2020年10月26日
  • 竜馬がゆく(五)

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    ネタバレ

    京都で二つの雄藩が対立を深め、ついに禁門の変が勃発。長州や薩摩に視点うつし物語がすすみ、竜馬の活躍は少なく、気づけば海軍塾は解散の憂き目に。師と作り上げた日本初の私設海軍は道半ばで夢破れた。しかし、西郷との出会いでまた明暗を思いついた竜馬。株式会社設立を目指して薩摩と手を組むことに。薩摩の中心、西郷は軍の指揮に、外交に、東奔西走中。

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    2020年06月07日