葉室麟のレビュー一覧
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ネタバレ藩主に謀反を起こした武家、男たちは当然上意討ち、残された妻女たち。理由あって軟禁されている屋敷に、送り込まれた女医者の伊都子。女だけの屋敷、対立する女たち、徐々に明らかになる秘密、、、
閉鎖空間で起こるミステリアスな展開は、気になってぐいぐい読めた。これ実写化されたらお初は誰かなあ。田中みな実さんとかどうだろう。蒼井優さんとかも良いな(妄想)それにしても哀しい半生だ。せめて、きぬや伊都子にはほんとうの自分がすこし見せられただろうか。
にしても、まともな男がいなかったな。こういうのも珍しいな。こんな性根の男らに嫁して人生翻弄された時代の女性はほんと苦しかろうなあ。椎野ははなから胡散臭かったが清吾 -
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奈良時代の光明皇后を主人公に、長屋王の変をメインに据えた時の政争とひとびとの生きざまを描く。
葉室作品らしいまっすぐさを、殆どの人物が備えて描かれています。貫きたいものがそれぞれにあり、その為に手を汚すこともある……というような。
その中で光明皇后がつねに光たらんと生きる姿は、まさに葉室作品の女性像という感じです。
妖術使いがいたり、ややエンタメに寄っている印象を受けましたが、それは中世以降の時代物には出てくる殺陣のシーン等が描けない時代で、どう盛り上げるかのバランスだったのでしょうか。
それぞれの人物像の解釈の違い等で、もしかしたら好みは分かれるかもと思われますが、この作品において個人的 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの本を読む前に京都・建仁寺本坊方丈にある「雲竜図」その他を見てきた。
かなりの迫力に圧倒された。
この本を読んで、海北友松の作品の力強さの背景がよく理解できた。
本書では、春日局、安国寺恵瓊、明智光秀、斎藤利三(明智光秀の家臣)、織田信長、豊臣秀吉、狩野永徳等々歴史上の著名人が次々と出てくる。最後は宮本武蔵まで登場したのには驚いた。
Wikipediaで調べてみると、経歴・作品の詳細はあまりはっきりしないようだが、上記に名前を挙げた人物とは何らかの関係があったようだ。
海北友松のような戦う武士というか不満や怒りのエネルギーに満ち満ちている人物は、葉室麟の作品としては、そぐわないような感じ -
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葉室麟の本は江戸時代物が多かったが、初の明治維新後の本で知らなかった外相:陸奥宗光を描いた本。陸奥は坂本龍馬の門下生で龍馬が死しても師と仰ぎ江戸末期に押し寄せた諸外国と結んだ不平等条約の改正に尽力したとの事でその時代はイマイチ把握していなかったので色々と学べた。
当時の政治の表舞台には、渋沢栄一、通信大臣:榎本武揚、内部大臣:山縣有朋、大隈重信を追い落とした初代総理:伊藤博文らが鎮座している。井上馨は当時西洋かぶれで社交場として(鹿銘館)舞踏会を催し要人らは夫婦共々募って参加していた。陸奥も美貌を誇る妻:亮子を伴い参加するも伊藤博文は、岩倉具視の娘人妻極子に熱を上げる。この行為は伊藤自身が裏で