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Posted by ブクログ
物語の舞台は、活気あふれる湊町・博多。主人公の里緒は、若き女絵師。彼女は、博多の豪商・亀屋藤兵衛の依頼を受け、博多の美しい風景や名所を織り込んだ「博多八景」の屏風絵の制作に取り組むことになる。博多八景を描こうと巡り歩いた景勝地で出会ったのは様々な哀しみ。そして、彼女自身もまた、江戸へ旅立ったままの恋人への切ない想いを胸に秘めていた。絵筆を通して人々の人生に触れ、自身の恋心と向き合っていく八景の屏風絵の先に見えたものは。。。。絵筆を通して人々の人生に触れ、自身の恋心と向き合っていく里緒の姿を描いた、静謐で涙を誘う連作集。旅にはもってこいの作品ですよ~
Posted by ブクログ
面白かった
10作からなる短編連作の物語
博多八景を描く過程で出会った人々の悲哀の物語
比翼屏風(びよくびょうぶ)
濡衣夜雨(ぬれぎぬやう)
長橋春潮(ながはししゅんちょう)
箱崎晴嵐(はこざきせいらん)
奈多落雁(なたらくがん)
名島夕照(なじませきしょう)
香椎暮雪(かしいぼせつ)
横岳晩鐘(よこたけばんしょう)
博多帰帆(はかたきはん)
挙哀女図(こあいじょず)
からなる物語
主人公、女絵師の春香(里緒)は豪商亀屋藤兵衛から「博多八景」の屏風絵を描く依頼を受けます。
しかし、3年前、里緒は杉岡外記との不義密通により、破門。外記も3年後に迎え来ると、江戸へ。
離ればなれになりながらも外記を思う里緒。
そんな中、博多八景を描く過程で出会った人々の悲哀、
おつきの文の過去、母親や父親との思い、遊女や歌舞伎役者の兄弟との出会い、男や女の悲しみ・苦しみなどなどが、各章で語られていきます。
そうした様々な人の想いが絵の中に込められていきます。
そして、外記と里緒は再び出会うことができるのか?
エンディングで語られる台詞が心打ちます
死なせてはならない心とは
「ひとを愛おしむ心じゃ。ひとはひとに愛おしまれてこそ生きる力が湧くものじゃ。」
お勧め
Posted by ブクログ
不義密通をして破門を受けた女絵師の物語.女絵師が描く悲しみと愛情に満ちた絵を私も見たいと思った.そしていつの世も人は愛なくしては生きられない生き物なのかも.葉室さんらしい凛とした良い作品でした.
以下あらすじ(巻末より)
女絵師・春香は博多織を江戸ではやらせた豪商・亀屋藤兵衛から「博多八景」の屏風絵を描く依頼を受けた。三年前、春香は妻子ある狩野門の絵師・杉岡外記との不義密通が公になり、師の衣笠春崖から破門されていた。外記は三年後に迎えにくると約束し、江戸に戻った。「博多八景」を描く春香の人生と、八景にまつわる女性たちの人生が交錯する。清冽に待ち続ける春香の佇まいが感動を呼ぶ!
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