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Posted by ブクログ 2018年05月17日
歴史小説に多くみられることだけど、特にこの時代は書き手や視点となる人物によって善人にも悪人にもなるところが面白い。
ここで描かれる光明子はえらくいい人に描かれている。
反面、長屋王がやたら悪く描かれているのが非常に新鮮だった。
自分の持っている知識と突き合わせて読んでしまうと思うところも多く出てく...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月31日
春の奈良旅以来続く、光明子ブームの一環。
長屋王の長男・膳夫(かしわで)との、ほのかな想いがポイントとなっている。
二人に加え、聖武天皇、あの道鏡まで同年だった・・・
それを知ったときの作者の小躍りする姿が見えるよう。
一番、読んでいて印象深かったのは、
彼らの少年時代の冒険の一コマ・
たぶん、作...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年04月08日
正倉院展に行った時
聖武天皇って思いやりのある人みたいな印象
力を尽くして偉業を成し遂げたスターのような
それを支えた光明皇后
…なんて想像しながら読み始めました
大仏殿建立はもちろん華々しい描写なんだけど
メインは人間模様で意外な展開でした
この時代はいろいろドロドロ
でも誰も悪い事考えてなくて...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年06月23日
女性を主人公にした歴史物って、力強くも繊細で勇気づけてくれる。大河の篤姫しかり、綾瀬はるか演じる八重しかり。
・・・とそんな気持ちで読み始めたら、、早速の挫折。
あの、奈良時代の人間関係の複雑さ。血筋だけでも混乱するのに名前が難しい。登場人物の関係性がちんぷんかんぷんになり、話の展開がよくわからない...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月15日
天皇の娘以外、臣下の娘でありながら、初めて皇后となった光明子の話。
元明、聖武の時代を光明子の視点から描いたもの。
永井路子さんの美貌の女帝が元明天皇(氷高皇女)視点なので、そのちょうど反対側といったところ。
この本の長屋王は野心が強すぎる印象だけど、それぞれの歴史の点と点の間が小説として繋がって...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月16日
これはついていけなかった(笑)
奈良時代、聖武天皇の皇后として生きた光明子の物語。
この時代の歴史ものって読んだことが無いと思う...
登場人物の名前は記憶の片隅でなんとなく覚えがあるぐらいで、この時代背景やその人物たちのなしたこと、事件など、すっかり忘却の彼方で、再び奈良時代の日本史をこの物語を...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月08日
光明皇后がメインの話。
幼少期の安宿媛(あすかべひめ)から没年まで。
光明皇后の名の通り、光を照らしたような人物だった。
そして、長屋王の息子の膳夫(かしわで)との
恋とは言いがたい、ほのかな気持ち。
聖武天皇(首皇子)との国を思う気持ち。
光明皇后もいろんな思いを背負って、
政をしてたんだなぁー...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年10月17日
作者には珍しく奈良時代の歴史小説。主役は光明子。非常に期待していたが、思っていた満足感は得られなかった。
一つ感じたことは、歴史物、特に古代の小説を読むときに、先入観や現在の価値観はできるだけ抑えて読むべきだということ。光明子は福祉事業に献身し、聖武天皇を補佐した辣腕の女性。作中でも彼女の功績や覚...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年10月11日
奈良時代の光明皇后を主人公に、長屋王の変をメインに据えた時の政争とひとびとの生きざまを描く。
葉室作品らしいまっすぐさを、殆どの人物が備えて描かれています。貫きたいものがそれぞれにあり、その為に手を汚すこともある……というような。
その中で光明皇后がつねに光たらんと生きる姿は、まさに葉室作品の女性...続きを読む
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