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建保7(1219)年正月、鎌倉・鶴岡八幡宮で将軍源実朝が甥の公暁に暗殺された。背後には北条や三浦の影があったが、公暁も三浦義村に殺されてしまう。混乱の中、少年・弥源太は実朝の首を持ち逃げする。権威失墜を恐れる幕府では、尼将軍・北条政子が悲痛な深謀を巡らせていた。京からは後鳥羽上皇の弔問使が下向、混乱は深まる。幕府、朝廷、弥源太たち三つ巴の駆け引きの行方。新鋭が挑む鎌倉幕府最大の謎、傑作歴史長編。
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Posted by ブクログ
余りこの時代の事を知らなかったので興味深かったです。陰謀が渦巻く時代に忠義や人との繋がりを大事にする人達に感動しました。
実朝の首(葉室麟/角川文庫) 鶴岡八幡宮で公暁に暗殺された源実朝。 「吾妻鏡」には、実朝の首が見つかったという記述はなく、棺の中に入れられたのは髪だったということが記されています。本書は「蜩の記」で直木賞を受賞した葉室麟さんが、実朝の首を巡って朝廷、鎌倉幕府、武士たちの闘いを描く娯楽時代伝奇小説の傑...続きを読む作です。面白く一気読みしました。 人物描写が秀逸。特に「鎌倉殿の13人」が好きな方は必読と思います。
源実朝は頼家の息子、公暁に鶴岡八幡宮の大銀杏の前で暗殺された。文献にはその後実朝の首は行方不明になったこと、葬儀には遺髪が入れられたこと、それしか分かっていない。 それを鎌倉幕府の中の勢力争い、公暁に実朝の暗殺をけしかけた者、時の後鳥羽上皇の京都での台頭、尼将軍北条政子、さまざまな人物が登場するこ...続きを読むとで、あたかも書かれていることが真実であるように思えてしまう素晴らしい歴史絵巻が繰り広げられる。筆者の力量、歴史を見る目に感動を覚えた。そして実朝暗殺の真の首謀者は誰かという衝撃の事実も語られ、歴史の真実はどうだったか、想像力は無限にかき立てられる。 実朝暗殺から承久の乱にかけての歴史についても大変勉強になった。
『蜩ノ記』で著者に興味を持つ。鎌倉時代にはあまり興味がなかった。実朝の数奇な運命も知らずに読んだ。公家から武家の時代になったと思っていた鎌倉時代に、新たな視点を与えられた思いだ。実朝が鶴岡八幡宮で暗殺され、その首が何者かに持ち去られた史実を基にした物語に惹き込まれた。人物相関はややこしいが、鎌倉時代...続きを読むも面白いではないか。
暗殺された源実朝の首を通して、鎌倉幕府の魑魅魍魎の政治的戦いから、朝廷との戦いを描かれている。鎌倉時代の草創期の叛逆者が登場し、北条政子の女帝振りを際立たせており、北条義時ぐ脇役に回っている。歴史的史実に乏しい時代のため、葉室作品の真骨頂である読後感の爽快さを感じる初期の作品である。
建保七年(1219年)正月二十七日 源実朝の右大臣拝賀の儀 雪の降り積もる鶴岡八幡宮の石段と傍らの大銀杏 実朝暗殺の場面から物語は始まる 甥の公暁によって殺された実朝の首を巡る騒動 公暁から首を預かった弥源太。 (弥源太は公暁の乳母子で美少年♪) 弥源太は三浦館へ向かうはずだったが、そのまま持...続きを読むち逃げする。 そこから三浦義村の家臣、武常晴と出会い、連れて行かれた先には和田合戦の生き残りたち和田党がいた。 この作品、成り行きで和田党の一員となった弥源太の成長物語… という側面もあるのかな。 もちろん見どころは朝廷と鎌倉幕府、そして和田党の腹の探り合いですが。 自分的に面白くて印象的なのは、北条義時と三浦義村の小物っぷりです。 政子にバカにされ、底が浅いと思われ、臆病で。 そういう描写が出てくる度に、思わずクスッと笑ってしまう。 先日最終回を迎えた「13人の鎌倉殿」を毎週楽しみにしている中、 くるたんさん、TOMさんのレビューで本書を知り、読みたい!と思っていました。 実朝暗殺もう一つのストーリーとして空想が広がり、とても楽しい読書時間でした。
実朝暗殺から承久の乱までのわずか2年間を 鎌倉幕府と朝廷、さらに和田合戦での生き残り達との三つ巴を見事に描き切った作品です。 こういった清らかでありながら何処か冷酷さも感じられるような読後感が葉室麟作品ならではの楽しみ方なのかもしれません。 大河ドラマでどう描かれるのか楽しみになりました。
今、『鎌倉殿の13人』をみているので、なんとなく手に取った本。 公暁に暗殺された実朝の首はなぜ、別のところに葬られているのか。 読んでいくうちに面白くて、どんどんやめられなくなったが、登場人物が多いので、それが大変かも。 時々、回想シーンのなかに出てくる実朝が、さびしげでならない
承久の乱で処刑された公卿はWikiだと一条信能、葉室光親、源有雅、葉室宗行、高倉範茂ら(作家葉室鱗はいかなる思いが交錯したか) ※答え→別に(´・ω・`) ネタバレ的感想 上皇に唆され源頼茂は実朝暗殺に公暁を使い、首をはねる。 物語を巧みにリードするのが朝比奈三郎義秀という伝説の武人に与する和田朝盛...続きを読むとその仲間たち。公暁が持ち去り見つからぬ首をめぐり、和田合戦のリベンジ目論む一統が弔問使の怪しい伊賀局(上皇の愛人亀菊)交野八郎(上皇が使う元盗人)そして幕府北条義時の三つ巴で派手に展開。 承久の乱ですべての伏線が回収される会館を味わえる作品です。 読むべし
あまりよく知らない鎌倉時代の話ということで最後の展開が分からず、一気に読み切った。 登場人物の描写が上手く、個性がよく伝わった。最後がちょっと端折った感じで、あれだけ浮世離れした後鳥羽上皇の最後があっけなく感じたのがちょっと残念。
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