はだれ雪 下
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はだれ雪 下

704円 (税込)

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4.2

赤穂事件に端を発し、扇野藩にお預けの身となった旗本・永井勘解由。紗英は勘解由の監視役ながら、彼のやさしさに惹かれてゆく。だが身分を隠した大石内蔵助が訪ねてきて――扇野藩に、静かに嵐が忍び寄る。

※本書は、2015年12月に小社より刊行された単行本を上下に分冊の上、文庫化したものです。

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  • はだれ雪 上
    704円 (税込)
    諦めず、迷わず、信じた道を一筋に―― 謎の刃傷事件を起こした浅野内匠頭。 彼が密かに残した”最期の言葉”とは。 言葉を聞いた勘解由の、秘めたる想いの行方は。 直木賞作家が描く、かつてない「忠臣蔵」! 元禄十四年(1701)十一月。 若くして扇野藩の馬廻り役・中川三郎兵衛の後家となった紗英【さえ】は、江戸からやってくる永井勘解由【ながいかげゆ】という人物の接待役兼監視役を命じられた。  勘解由は旗本であり、幕府の目付役だったが、将軍・徳川綱吉の怒りにふれて扇野藩にお預けの身になったという。 この年、江戸城内で、播州赤穂の大名・浅野内匠頭が、高家筆頭、吉良上野介を斬りつける刃傷事件が起きていた。浅野内匠頭は理由を問われぬまま即日切腹。だが勘解由は、老中に切腹の見合わせを進言し、また切腹の直前、襖越しにひそかに浅野内匠頭の"最後の言葉"を聞いたという。この行いが将軍、徳川綱吉の知るところとなり、機嫌を損じたのだった。 雪が舞い散る中、屋敷に到着した勘解由を迎え入れた紗英は、役目を全うしようとするが――。 身分を隠し、勘解由の元を訪れる赤穂浪士。 勘解由のやさしさに惹かれてゆく紗英。 扇野藩に、静かに嵐が忍び寄る。 これまでにない視点から「忠臣蔵」の世界を描き、新たな感動を呼び起こす歴史時代長編! ≪熱き信念が胸を打つ、扇野藩シリーズ≫ ※本書は、2015年12月に小社より刊行された単行本を上下に分冊の上、文庫化したものです。
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    704円 (税込)
    赤穂事件に端を発し、扇野藩にお預けの身となった旗本・永井勘解由。紗英は勘解由の監視役ながら、彼のやさしさに惹かれてゆく。だが身分を隠した大石内蔵助が訪ねてきて――扇野藩に、静かに嵐が忍び寄る。 ※本書は、2015年12月に小社より刊行された単行本を上下に分冊の上、文庫化したものです。

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はだれ雪 下 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年07月25日

    葉室版忠臣蔵外伝。
    主人公は、旗本 永井勘解由と扇野藩の寡婦で勘解由の接待、監視役を命ぜられた紗英。勘解由は、浅野内匠頭の切腹に異を唱え、許しなく内匠頭の最後の言葉を聞きとったことが将軍綱吉の怒りに触れ、幕府目付を罷免され扇野藩へお預けとなった。
    扇野藩では、勘解由の扱いに苦慮し、厳しい監視体制を敷...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年05月13日

    忠臣蔵に縁がなく、人物名と討ち入りという言葉くらいしか知らなかった。それゆえに、先入観なく読めたのかもしれない。

    はむりんの小説は登場人物それぞれの生き方、心情、心情の結び付きの描写が好みで、思わず涙が出てきます。

    0

    Posted by ブクログ 2022年05月07日

    面白かった
    忠臣蔵サイドストーリ?
    もののふの矜持とそれを支える女子の恋愛小説+生き様の物語

    下巻です。

    勘解由と苦難を共にする覚悟を決めた紗英。二人は祝言を上げることに。
    そして、吉良の討ち入りを準備する大石内蔵助
    結果、勘解由の立場が追い詰められることになります。
    浅野の最後の言葉も明らかに...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年08月31日

    幕府を慮り、藩内抗争も絡み、勘解由を生かしておけぬと暗殺を企てる扇野藩の重臣たち。
    さらに討ち入りが欠航された後、勘解由の措置をどうするかと決めかねる幕府=柳沢吉保。
    勘解由の運命は?そして紗英は?と頁を捲らざるを得ない。
    主君に忠義を尽くし武士として命がけで戦う大石内蔵助に対し、彼の志を認めながら...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年10月07日

    忠臣蔵はあらすじ的な出来事程の知識しかなかったが、フィクションといえど、時代背景や立場を踏まえて、より赤穂浪士の心情に触れられた気がする。なぜこんなに度々映像化されるのかぴんとこなかったけれど、大石内蔵助らの武士としての義の深さを知れば納得。
    そこに相まって、流罪となった勘解由の武人としての矜持が素...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年08月07日

    8月-5。3.5点。
    いよいよ吉良邸への討ち入り。大石内蔵助が再訪する。
    主人公、妻の運命は。

    忠臣蔵のアナザーサイドという感じ。おもしろい。
    ラストもさすが。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年04月15日

    忠臣蔵のサイドストーリーとして、浅野内匠頭に
    殿中刃傷沙汰の真意を聞いた旗本が綱吉の機嫌を
    損ねて扇野藩に流罪(預かり)となったために、
    扇野藩の思惑や赤穂浪士の想いがもつれ動きに合
    わせて深刻な危機が降りかかるのだが、その状況
    下に於いて武士とは・想いを寄せる者への気配り
    (後に妻となる)それぞれ...続きを読む

    0

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