刀伊入寇 藤原隆家の闘い

刀伊入寇 藤原隆家の闘い

561円 (税込)

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日本国存亡の危機に真の英雄現わる! かつてなき国難に立ち向かった実在の貴族の闘い! ――時は平安中期、朝廷きっての貴公子でありながら、「さがな者」(荒くれ者)と呼ばれた藤原隆家は、花山法皇や藤原道長らとの「闘乱」(喧嘩)に明け暮れる日々を送っていた。その頃、陰陽師・安倍晴明は彼にこう告げた。「あなた様が勝たねば、この国は亡びます」。道長との政争に破れ、自ら望んで任官した九州・大宰府の地で、隆家は、海を越えて壱岐・対馬を蹂躙し、博多への上陸を目論む異民族「刀伊」の襲来を迎え撃つ! 清少納言、紫式部らとも交流し、京の雅の世界にも通じつつ、かつてなき未曾有の国難に立ち向かった実在の貴族の奮闘を、豊かな想像力をからめ織り上げた、雄渾にして絢爛たる平安戦記エンターテインメント!

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刀伊入寇 藤原隆家の闘い のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2015年10月14日

    葉室先生がすごいってことを再認識した作品。
    正直、刀伊入寇も藤原隆家も、本書で説明を読むまではほとんど記憶になかった。
    隆家については「くらげの骨」の下りで「ああ、この人か!」とつながったが、殿上人である彼が外敵を退けることができるなんて、普通は考え付かないのではないだろうか。
    だが、葉室先生は、そ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月29日

    叔父藤原道長との政争を経て太宰府に赴いた隆家。
    そこに異民族刀伊が襲来する。
    戦いは最後だけで、生い立ちから詳しく。
    道長花山院、一条天皇から紫式部、清少納言等平安オールスター登場。
    「神々もご覧あれ、われこの国の雅を守るために戦わん」

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    Posted by ブクログ 2021年01月28日

    歴史小説苦手なのに、高校生の時、作者の名前の美しさに惹かれて、たまたまこれとって読んだらめちゃ面白かった。もっと葉室麟作品読みたいんだけど、これしかまだ読んでない。何せ日本の歴史小説苦手なんで

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    Posted by ブクログ 2016年03月19日

    以前読んだ沖方さんの"はなとゆめ"がフィックスし、第一部からのめり込む。葉室節炸裂、、ファンタジーかつ武勇伝かつ浪漫譚。面白過ぎる一作♪。

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    Posted by ブクログ 2014年05月11日

    謎めいた平安朝の闇を背景に、艶めいた“ファンタジー”のように展開し、後年への因縁が説き起こされる「伝奇」という趣の前半に対し、後半はこれまでの“時代モノ”で余り描かれたことがない平安時代の戦い、国内の作法が通じない、或いは無用な敵との遭遇が描かれる、何か「男っぽい」物語である…一騎当千の武者達を鼓舞...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年03月07日

    エンターテインメントだから、と言って進めてくれた人がいました。たしかにそんな風なところもあり、史実にも基づいている平安時代の物語は、よくできていておもしろかったです。

    主人公藤原隆家という貴族のことは知りませんでしたが、藤原道長と叔父甥の関係とわかれば、なるほどと思います。平安中期、あの『枕草子...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年01月17日

    時は平安中期。枕草子・源氏物語等、王朝文化華やかな時代に存在した“暴れん坊貴公子”・藤原隆家の物語です。

    あの有名な「元寇」よりもっと前に、刀伊(女真族)と呼ばれる異国の民が、九州に襲来していたのですね。それを迎え撃つことになる隆家ですが、物語の前半は京での権力争い(隆家は権力に執着はないので、単...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年06月08日

    藤原道長と伊周・隆家兄弟の確執、花山院の出家後の展開。清少納言や紫式部もでてきて、高校の教科書に載っているような内容もうまくとりこみつつ進んでいく。
    これまで隆家のことは扇の話しか知らなかったので、そのキャラクターや国外から進入してくる女真族との戦いから、想像力がふくらんで非常に面白かった!
    どこま...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年05月25日

    今まで、またっく意識していなかった歴史上の人物を主人公として登場してるのが、新鮮だった。権力を掌握しても、不安にさいなまれる、権力の座に到達しなかった者の視点などの切り口で物語は構成されているが、いざ戦となると、普段軍事訓練もしていない農民がかり出されているところも注目したい。

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    Posted by ブクログ 2022年06月27日

    平安時代に海を渡って戦いを挑んで来た刀伊(とい)に、藤原隆家(道長の親戚)が太宰府で待ち受け、激しい闘いがあったなんて知らなかった〜。
    実際にあった話を、小説だから隆家の性格とか戦い好きの貴族として面白く描いています。
    終盤に起こる事件の刀伊入寇までが長くて、若い頃の隆家、伊周、道長、花山院の因縁な...続きを読む

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