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Posted by ブクログ
小倉藩で享和から文化年間にかけて実際に起こった「白黒騒動」を題材にした時代小説。
であるとともに、感動の恋愛小説ともいえる。
かつて、彼女の危機を救った時、「わたしが吉乃様をお守りいたしますから、このことは生涯かけて変わりませんぞ」と、印南新六は誓う。
吉乃は、いまでは他人の妻となっているが、その言葉通り、新六は命をかけて彼女を守り通す。その行動について彼は「ひととしての思いでござる」と言い切る。
現代小説なら噴飯物に思えるこれらの言動も、時代小説の世界を借りると、登場人物の凜とした佇まいに清冽さが胸に迫る。
新六の最期の場面を小説の冒頭に据えた手法は?
彼の一貫性を強調する意味合いであろうか。
Posted by ブクログ
小倉藩の白黒騒動を下敷きにした物語。
主人公印南新六の想いに胸打たれます。
小倉藩勘定方の印南新六が生涯をかけて守ると誓った女性・吉乃。
しかしながら、ある事件を契機に、吉乃は他家に嫁いでしまいます。
その後、「白黒騒動」と呼ばれる御家騒動が起こる中、新六や吉乃の夫源太郎も派閥の争いに巻き込まれていきます。
吉乃とその家族を守るため、新六は刺客となって命を懸けることに。
見返りも求めず、全身全霊で吉乃を守るという新六の想いには胸打たれます。
そこまで、思うことができるのか?
そのように生きることができるのか?
そして、最後、吉乃がようやく気付いた新六の想い。そしてそれに応えた言葉。
二人の想いが重なります。
気持ち良い読後感
お勧め!
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