葉室麟のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
時代小説を古代から明治までのカテゴリって無理あるなあ
さて、光明皇后主人公です
この人はなんぼ美しく描いても許される気がする
葉室先生が古代小説書くと思ってなかったが、作品のテーマは少し深秘の力を持つ光明皇后(役には立たない)が、十一面観音菩薩の慈愛みちた性格で、生きて居た時の主だった事件に微妙にかかわる内容ですが、メインはやな奴に描かれた長屋王とその息子故の光明子と運命から逃れられない悲劇ですか・・・少し陳腐ですが読みやすかった!
タイトルに関してネタバレすると、ラスト2ページに現れた仲麻呂が死ぬ寸前に観た緋色の朝焼けの空・・・納得いかない(笑) -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かったです。ただ、天正の世、国を創るために何を為したのか。そこが結局よく分からずで蒲生・織田の生き残り史にのようにも感じられる。まあ、女のいくさが怖いものだと言うことは判り申した!怖い怖い
信長に関わりの深い女たちの物語
帰蝶、お市、茶々、細川ガラシャ、五徳、お鍋の方…
信長の娘である冬姫を中心に戦国を生きる女のいくさが描かれます
昔から戦国武将に纏わる話は好きな方でして…信長関連の創作物は特に惹かれます
しかし、側室がお鍋の方で、子どもの幼名が酌て...
流石、第六天魔王。ネーミングセンスも破壊力抜群
比べると冬姫は良い名ですな
さぞ、贔屓にされた子だったのかとも思いますが実際はどうだったのでしょうかね?
まあ、うつけ者の魔王様であれば常人には判りかねますが...
名が示すように心が澄んでいて厳しさと
やや不満が残ったのは所々にオカルトというかファンタジーなこじつけがあること
定番の虫の知らせ、夢枕に立つくらいなら良いが、少し唐突かつ不必要に思えました
葉室さんの作品らしさ的にも如何なものかと
星は★★☆(2.5点です)
葉室さんへの期待が高いために相当辛めだ -
Posted by ブクログ
副題「新撰組 篠崎泰之進 日録」
葉室麟さん去年の12月にお亡くなりになってしまいました。
実は本の貸借する友人が好きで読んだのを貸してくれるのと、
夫が作者初期の頃好み、家に本があったりで、かなり読んでいます。
(たしか、わたし葉室さんはもういい、といったような 笑)
でも、もう作品は増えないのですね。
司馬遼太郎さんような強い個性ではなく、臭みがないというのでしょうか、
さわやかな人間観察なのにちょっとおかしみのある描写、真摯な筆はこび。
この本の解説(朝井まかて)によると
葉室さんも司馬さんに啓発を受けていらっしゃったそうです。
「新撰組」という、映画に芝居に超有名な幕末の組織を
近藤、土方、沖田というお決まりの登場人物が中心ではなくて、
組織が瓦解する後半を篠原泰之進という人から見ています。
あの幕末はほんとうに混とんとしていたのですね。
武士社会が崩壊して、農工商の人々が武力修行して台頭できる世界。
でもそれは弱肉強食、邪魔者は殺して自分が生き残るっていう世界でもありました。
新撰組はそのモデルのような組織で、思想などあってないようなもの、
結局権力欲に収れんし、崩壊の憂き目を見るのです。
新撰組はちょっとアウトローな組織、と思ってましたが、
幕末に一つの役割は果たしているわけで、
作家が描きたくなるのも、もっともとわかりました。 -
Posted by ブクログ
作年12月に亡くなった葉室麟さんの二冊目の随筆集(一冊目は「柚子は九年で」)。
西日本新聞に連載された随筆の数々からは、彼の作品執筆に対する裏側が読み取れていいし、「書物の樹海へ」と題した項目で取り上げられた数々の本に寄せた解説文も素晴らしい。
ただ、「日々雑感」としてまとめられた中にある「健康への出発」は、亡くなる5か月ほど前に書かれたものだけに切ない…。
それだけ自覚していたのなら、もっと早く実行に移していればいいのに、との思いを禁じえない。
※「書物の樹海へ」で取り上げられた作品…
早乙女貢「奇兵隊の叛乱」山本兼一「おれは清麿」「修羅走る関ヶ原」青山文平「伊賀の残光」安部龍太郎「レオン氏郷」海音寺潮五郎「史伝西郷隆盛」諸田玲子「梅もどき」朝井まかて「眩」澤田瞳子「若冲」