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「風がかおるように生きなければ」
印象的な言葉だった。
人は人生の中で色々な感情を抱く。
時には醜い感情に支配されてしまいそうになることもあるだろう。
そんな時に「よい風」となってくれる人が傍に居てくれたら、または自分が誰かのそうなれたら、清々しい人生が送れるのかもしれない。
Posted by ブクログ 2019年03月06日
若き日の出世を争う怨念と、女性を巡る嫉妬とに、絡めとられながらの人生は、悲劇に終わる。
そんな哀しい人々を描いた時代小説。
それらの人たちと対置する人物を配することによって、著者はこの物語を叙情性あふれる終わり方にさせた。
「何だかよい風が吹くような気がしたのだ。・・・悲しい出来事をわたしたちが吹き...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月24日
将来を嘱望された藩士たちの出世争いが絡む話かと思っていたら、男女間の嫉妬が起点となった何とも姑息な所業による禍いによるものだったとは。おまけに身勝手な友情もどきの隠蔽を本人たちは正当化しているところが醜い。
物語の中心となっている若者たちが真っ直ぐなだけに、対比によって少し後味が悪い作品で、葉室氏ら...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月27日
面白かった
ミステリー仕立ての物語。
暗いテーマながらも、主人公たちの軽い掛け合いでそれをカバーしています。
「潮騒はるか」の前編です。
誠之助、千沙、菜摘が長崎に移り住む前の物語。
ストーリとしては、
鍼灸医の菜摘のもとに10数年ぶりに現れた養父佐十郎。
佐十郎は妻敵討ちの旅にから戻ってくるも、...続きを読む
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