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「よい風」
「風がかおるように生きなければ」
印象的な言葉だった。
人は人生の中で色々な感情を抱く。
時には醜い感情に支配されてしまいそうになることもあるだろう。
そんな時に「よい風」となってくれる人が傍に居てくれたら、または自分が誰かのそうなれたら、清々しい人生が送れるのかもしれない。
Posted by ブクログ
面白かった
ミステリー仕立ての物語。
暗いテーマながらも、主人公たちの軽い掛け合いでそれをカバーしています。
「潮騒はるか」の前編です。
誠之助、千沙、菜摘が長崎に移り住む前の物語。
ストーリとしては、
鍼灸医の菜摘のもとに10数年ぶりに現れた養父佐十郎。
佐十郎は妻敵討ちの旅にから戻ってくるも、戻ってきたのは、妻敵討ちをそそのかした人物との果し合いのため。
しかしながら、佐十郎は病に侵され、余命いくばくもない状態。
そんな中、果し合いなどできるのか?
菜摘の弟の誠之助
菜摘を姉のように慕う、男装をしている千沙
3人は、果し合いの相手を探るとともに、それをやめさせようと東奔西走します。
佐十郎が身を寄せている多佳との関係は?
そして出てくる黒幕の楊梅(やまもも)
そもそもの事件の真相は?
楊梅とは誰なのか?
果し合いの相手は?
とミステリー要素満載の物語です。
さらにさらに、菜摘の夫の亮が探偵役となってさらりと解決していきます。ミステリありがちな設定(笑)
そんなミステリー要素の物語ながらも、ここで語られる内容は、どろどろっとした人間の黒い感情。
出世争い、嫉妬、悪意、復讐
この結末は必定だったのかもしれません。
「なにかひとつよい風さえ吹けば..」
といったセリフが、刺さります。
しかし、そんな重い話なのに、誠之助、千沙、菜摘は軽すぎないか(笑)
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