葉室麟のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
物語の舞台は、活気あふれる湊町・博多。主人公の里緒は、若き女絵師。彼女は、博多の豪商・亀屋藤兵衛の依頼を受け、博多の美しい風景や名所を織り込んだ「博多八景」の屏風絵の制作に取り組むことになる。博多八景を描こうと巡り歩いた景勝地で出会ったのは様々な哀しみ。そして、彼女自身もまた、江戸へ旅立ったままの恋人への切ない想いを胸に秘めていた。絵筆を通して人々の人生に触れ、自身の恋心と向き合っていく八景の屏風絵の先に見えたものは。。。。絵筆を通して人々の人生に触れ、自身の恋心と向き合っていく里緒の姿を描いた、静謐で涙を誘う連作集。旅にはもってこいの作品ですよ~
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Posted by ブクログ
豊後日田で私塾咸宜園を主催する広瀬淡窓。
家業を継いだ弟久兵衛。
粛々と画期的な教育方針を打ち出す淡窓、次男でありながらも家業を継ぎ商人として邁進する久兵衛。
その二人へ重箱の隅をつつくような嫌がらせをする郡代。
そんな最中、天保の大飢饉や大塩平八郎の乱が起き、様々な権力闘争の弊害が生じる。
時代のうなりの中でも、慎ましくも着実に清貧に堅実に生きてゆく。美徳な一冊でした。
しかし、どの時代でも圧政者がいて、民が苦しむ、一揆が起きる、革命が起きる、歴史は何度となく同じことを繰り返すのだが。
SNS時代で成功した革命はジャスミン革命くらいだったろうか。令和の世にもそのような日が来るのだ