葉室麟のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
これはついていけなかった(笑)
奈良時代、聖武天皇の皇后として生きた光明子の物語。
この時代の歴史ものって読んだことが無いと思う...
登場人物の名前は記憶の片隅でなんとなく覚えがあるぐらいで、この時代背景やその人物たちのなしたこと、事件など、すっかり忘却の彼方で、再び奈良時代の日本史をこの物語を通じて学び直している感じ(笑)
なので、どこまでが史実なのかもよくわからず、日本史の教科書を読んでいるような感じになってしまいました(笑)
本書を通じて「長屋王の変」というもものを理解しました。
そういうことがあったのね。
そして、それが光明子に与えた影響。
天皇を支え、国の為に尽くす!
葉室さ -
Posted by ブクログ
戦国から江戸の絵師たちを綴った短編5編
尾形乾山、狩野永徳、長谷川等伯、狩野雪信、英一蝶の物語。
しかし、ほとんど名前を聞いたことがありません(汗)
なので、この物語の面白さを自分では理解できません(涙)
結局、作品をググって確認しました。
これらの絵師たちの人生の悲哀や苦悩が当時の時代背景やその出来事と共に語られます。赤穂浪士ともつながっています。
■乾山晩秋
尾形乾山の物語
赤穂浪士の討ち入りとも絡んでいます。
■永徳翔天
狩野永徳の物語
信長から「天を飛翔する絵」を求められた永徳。
そして、長谷川派との争い
狩野派を守るための戦い
■等伯慕影
長谷川等伯の物語
等伯からみた狩野派と -
Posted by ブクログ
2017年に逝去された作者による、陸奥宗光が主人公の「未完の大作」。妻・亮子さんの出番も多く、薩長や欧米諸国の圧力に屈せず明治の世を闘う夫婦の物語、という見方もできます。
まさに「俺たちの闘いはこれからだ!」のような場面で終わっているので読者としても寂しい限りです。ですが「刊行に寄せて」にもある通り、タイトルの意味&本作が目指したテーマに触れた一文を最後に書き残されています。
個人的に、怜悧さが際立つイメージのためか、陸奥は小説の主人公としては好まれにくかったように思います。
だからこそその生涯をどう描き切って、司馬史観の先を提示しようとしたのか気になります。
自分なりの大局観のためにあえて -
Posted by ブクログ
ほぼフィクションに実在の人物を登場させて描いたものなのかと思っていたら、「日本最後の仇討ち」は実話だそう。
それにしても、六郎の父、臼井亘理が惨殺されたのが、大政奉還の翌年、鳥羽伏見の戦いの年だと言うことが、何とも言えず残念でならない。もう、国の進む道は決まっていたと言うのに。
亘理が惨殺される前のある夜、中島衝平と語り合っている場面がある。
「世間は鸚鵡(おうむ)の集まりでござる。声の大なる者が言ったことをおのれも繰り返して唱えれば、いっぱしの見識があるようにひとが見てくれると思い、そのような自分に酔うのでござる」「なるほど、時勢に酔っている者は多いかもしれませんな」
何だか今の世の中も