葉室麟のレビュー一覧

  • 恋しぐれ

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    与謝蕪村を取り巻く人々の絵や俳句に込めた想いを綴った物語、歳の離れた小糸との恋も
    純粋で蕪村の心情が伝わった内容だった。
    蕪村の家は京都の仏光寺近くとある。休みの日にでも行ってみたい。

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    2022年03月09日
  • あおなり道場始末

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    葉室作品には珍しい明るくてどこかユーモラスなトーンで、かつ必殺技の存在もらしくないかな。
    でも家族の絆を軸に真っ直ぐ生きる三兄弟の姿は微笑ましいです。

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    2022年02月26日
  • 大獄 西郷青嵐賦

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    西郷さんが、薩摩藩が、なんかブラック…薩摩は勝ち組から見れば正義の味方みたいに書かれがちですが、政治ってどどちら側も結構汚いことやってたのね。

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    2022年02月23日
  • 神剣 人斬り彦斎

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    幕末の4大人斬りだそうだが、熊本ということもあるのか他の3人ほど知られていない。「るろうに剣心」のモデルだそうだが、全くこの本を読むまで私も知らなかった。坂本龍馬、西郷隆盛と他の人斬り3人は絡んでいるので、他の本でも良く見かける。
    人斬り彦斎は神託で占って相手を斬ったり、維新後も尊王攘夷の意思を変えずにいる。それが他の人斬りと違うところであるが、頑迷過ぎて読んでいても息苦しくなってくるほど。明治維新のゴタゴタもあり、スッと読むのが難しい。

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    2022年02月18日
  • 風渡る

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    物語が淡々と描かれているのと、あちこち人物に飛ぶので、なかなか入り込めなかった。黒田官兵衛ということで、期待しすぎたかもしれない。

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    2022年01月29日
  • 嵯峨野花譜

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    面白かった
    少年僧 胤舜が花を活けることを通して成長していく短編連作ストーリ

    10作の短編からなり、それぞれの章で華道のお題が出されます。そこで明らかになる哀しい事実だったり、暖かい想いだったり..そんな経験を通して、胤舜が成長していきます。

    さらに、胤舜の生まれにかかわる事件に巻き込まれる中、周りの人にも助けられ、母を想い、父と対決していく姿に心打たれます。

    ぶっちゃけドラマ(実写)で見てみたい(笑)

    お勧め

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    2022年01月22日
  • 墨龍賦

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    安土桃山時代の物語
    実在の人物で建仁寺の「雲龍図」を描いた海北友松の生涯の物語。
    その「雲龍図」は知っていましたが、作者のひととなりは知りませんでした。
    これまた、どこまでが史実なのか分かりませんが、特に後半部分はワクワク楽しめました。

    ストーリとしては、
    武士の家に生まれながら仏門に入ることになった友松。しかし、実家・海北家は滅亡し。武士に戻りたくとも戻れず、葛藤を抱きつつ絵師として生きていくことに。
    そこで、狩野永徳、安国寺恵瓊、斎藤利三、明智光秀達と出会い、この時代に大きくかかわっていくことになります。
    とくに、後半、本能寺の変の裏側について描かれており、その内容は面白かったです。さら

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    2022年01月22日
  • 月神

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    正直いまいち
    幕末の物語ですが、主人公に思い入れできる感じでもなく、教科書を読んでいるような感覚でした。

    ストーリとしては大きく2つ
    幕末、尊王攘夷派の中心となって、福岡藩を尊攘派として立ち上がらせようとする月形洗蔵の章
    尊王攘夷と藩主との間で苦悩しながら、薩長を結び付けようと尽力。しかし、最終的には維新の直前で刑死してしまいます。

    後半は洗蔵の甥の月形潔の章
    新政府の命をうけ、北海道で集治監を作り、その看守となり、北海道の開墾を務めます。
    北海道の極寒、その過酷な自然環境下で囚人たちを監視し、環境を切り開いていく物語

    激動の明治維新の中で己の信念をかけた二人の物語です。
    しかしながら、

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    2022年01月22日
  • 潮騒はるか

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    残念、「風かおる」の続編とのことでした。
    そっちを先に読むべきかなと。

    幕末の長崎の物語。
    ストーリとしては、
    蘭学を学ぶ夫の亮を追って、弟の誠之助と誠之助を慕う千沙とともに、鍼灸医の菜摘は長崎に移り住みます。
    そんな中、千沙の姉の佐奈が不義密通、夫の毒殺、福岡から脱藩してきて長崎に投獄されている状況。さらに、佐奈は子供を身ごもっています。
    佐奈にはいったい何があったのか?
    本当に夫を殺したのか?
    4人がその真実を追います。

    ミステリー要素がちょっと強いかな
    幕末ということで歴史上の人物が多く出てきますが、色々出てきて、心震えるようなところまでは至らず..ちょっと残念。

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    2022年01月16日
  • 風の軍師 黒田官兵衛

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    官兵衛を題材にした作品が数多くある中で、他の作品と一線を画すストーリー展開は、狙いとしては意欲的と思うが、読み手としては、良し悪しの感じ方はさまざまかと思う。

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    2022年01月09日
  • 玄鳥さりて(新潮文庫)

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    吾が背子と二人し居れば山高み里には月は照らずともよし、主人公の圭吾をどんな時も支える六郎兵衛の心が綺麗過ぎた、衆道という言葉も玄鳥という言葉も初めて聞いた。
    圭吾の生き方に自分が重なるような気がした。

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    2021年12月20日
  • 緋の天空

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    光明皇后がメインの話。
    幼少期の安宿媛(あすかべひめ)から没年まで。

    光明皇后の名の通り、光を照らしたような人物だった。
    そして、長屋王の息子の膳夫(かしわで)との
    恋とは言いがたい、ほのかな気持ち。
    聖武天皇(首皇子)との国を思う気持ち。
    光明皇后もいろんな思いを背負って、
    政をしてたんだなぁー、って思ったよ。

    個人的には、頭の中が「天上の虹」での設定に
    なってるので、
    「長屋王は、こんなに悪いやつじゃない!!」ってなったー笑

    天武天皇や持統天皇、穂積皇子、但馬皇女、大津皇子など
    もぅ、たくさん名前が出てきて、
    私にとっては幸せ過ぎましたー!!
    が、きっと、知らない人が読めば「?」だと

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    2021年12月08日
  • 刀伊入寇 藤原隆家の闘い

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    ネタバレ

    かなり戦シーンの激しい作だが、一方で主人公の一途な想い、何のために戦うのか、が作中に溢れていて、好きな人は好きだろうなぁと思わせる作品。
    楽しめました。

    自分の子と、刃を交えるってのは、男のロマンなんだろうか?

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    2021年11月28日
  • 影踏み鬼 新撰組篠原泰之進日録

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    史実をもとにした物語。
    あいかわらず、どこまでが事実でどこまでが創作なのか分かりませんが、幕末の新選組の物語です。

    主人公は篠原泰之進。伊東を慕って、新選組に入隊。その泰之進の目線から語られる新選組。
    新選組内の内紛、それぞれの想いが描かれています。
    伊東が近藤たちに暗殺されると、泰之進は仇を討つため、近藤を追います。
    全体的に、盛り上がるシーンはありませんが、その時代がわかります。
    土方、近藤、斎藤と出てきますが、斎藤の描かれ方が単なる殺人者としていないところが、興味深いです。

    新選組を脱退し、激動の時代を生き延びた泰之進。
    最後はハッピーエンドでよかった

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    2021年11月20日
  • 橘花抄(新潮文庫)

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    巌流島の戦いを彷彿させる戦いと二人の武士と卯乃の恋愛を静かに綺麗に描いた作品
    泰雲も重根も真っ直ぐな生き方にこの時代の武士の矜持を感じた。「ここは紛れもなくわしが生きてたどり着いたところなのだ逃れては、道を見失うことになる」葉室麟の真骨頂のような小説だった。でも最後の方が少し物足りなさを感じた。

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    2021年10月21日
  • 緋の天空

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    作者には珍しく奈良時代の歴史小説。主役は光明子。非常に期待していたが、思っていた満足感は得られなかった。

    一つ感じたことは、歴史物、特に古代の小説を読むときに、先入観や現在の価値観はできるだけ抑えて読むべきだということ。光明子は福祉事業に献身し、聖武天皇を補佐した辣腕の女性。作中でも彼女の功績や覚悟が描かれているが、例えば不安定な世情を鎮めるために大仏造立を進言するシーン。物語の最後に光明子がたどり着いた答えであり、ハイライトシーンではあるが、大仏造立に大量の人民が動員され、苦しんだ歴史を知っているために、どうしてもその行為・決意を全面的に肯定できず、モヤモヤしてしまう自分がいた。その後の仏

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    2021年10月17日
  • 蝶のゆくへ

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    この時代の人の生き方はなんと強く真っ直ぐなことのような思えた。島崎藤村、北村透谷、国木田独歩、樋口一葉など時代を代表する人達が登場するが皆、痛いほとんど自分の生き方や心に真っ直ぐのように感じた。
    それに信じられない位若くしてなくなってる人が多い。この時代に自分が生きてるとしたら何してるだろう?とふと思った。

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    2021年10月14日
  • 緋の天空

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    天皇家のなかで、最も有名なオシドリ夫婦だと認識していました。
    まあー大変なのは、想像できるけど、スケールがね?

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    2021年10月06日
  • 柚子の花咲く

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    2021.09.27
    「桃栗三年柿八年」と教わってきたけど、更に「柚子は九年で花が咲く、梨の大馬鹿十八年」がやけに心に残った。次世代の若者を育てて行くことの大切さを改めて感じた。

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    2021年09月29日
  • 実朝の首

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    鎌倉幕府内部のドロドロとした内部抗争と京都との鍔迫り合いは、謎の多いからこそミステリー要素もあり、また鎌倉幕府の独特のうら暗さも相まって、歴史小説の中でもヒリヒリして面白い。
    それは源頼朝のイメージから脈々と受け継がれている様に感じる。
    実朝の首の行方がはっきりしないというのも、まさに最高のミステリー。

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    2021年09月17日