蝶のゆくへ

蝶のゆくへ

836円 (税込)

4pt

旧仙台藩士の三女として生まれた星りょう(後の相馬黒光)。その利発さから「アンビシャスガール」と呼ばれたりょうは、自分らしく生きたい、何事かをなしたいと願い、明治28年に東京の明治女学校へ入学する。女子教育向上を掲げる校長の巌本善治は「蝶として飛び立つあなた方を見守るのがわたしの役目」と、りょうに語りかけた。りょうが出会った、新しい生き方を希求する明治の女性たち。その希望と挫折、喜びと葛藤が胸に迫る感動の歴史長編。

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蝶のゆくへ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    集英社のキャンペーンで購入。こういうのがないと出会わない本がある。
    てっきり単なる相馬黒光の伝記かと思ったら、彼女を通じて明治の文豪の恋愛模様を描き、ちゃんと最後は自身と子らの話に繋ぐという凄い本だった。中村屋の歴史も単に流行を先取りしただけじゃないんだなあ。

    0
    2023年07月17日

    Posted by ブクログ

    若松賤子の小説を読んだ後、ここにも描かれていると知って読み始めた、初めての葉室麟さん。
    どうやら、これまでの作風とは異なっているらしいけれど、私はすっかり魅了された。
    若松賤子は「我にたためる翼あり」に登場していた。当時の女流作家が何人か出てくるけれど、一番鮮やかに浮かび上がるのは、樋口一葉。ここま

    0
    2023年04月07日

    Posted by ブクログ

    葉室麟の異色作。
    明治時代を生きた個性的な女性たちを熱っぽく描きます。

    星りょうは仙台藩士の三女として生まれ、その利発さから「アンビシャスガール」と呼ばれた。
    明治28年に、東京の明治女学校へ入学します。
    女子教育向上を掲げる校長の巌本善治は「蝶として飛び立つあなた方を見守るのがわたしの役目」と、

    0
    2022年09月19日

    Posted by ブクログ

    自分らしい生き方を求める。激動の明治を駆け抜けた女性たちの夢と挫折、喜びと苦悩を描いた感動の歴史長篇。葉室麟が遺した今を生きる我々へのラストメッセージ!

    0
    2021年10月05日

    Posted by ブクログ

    明治から大正にかけて、女学生時代から島崎藤村、北村透谷、国木田独歩、勝海舟、樋口一葉、その他多くの文人、芸術家たちと関わり、交流した主人公・星りょう。
    こんなに才能ある人たちと関わってきた星りょうっていったい何者?
    架空の人物?
    と思っていたら最後の方でどんな方かわかり、おおっ!となりました。

    0
    2024年03月12日

    Posted by ブクログ

    この時代の人の生き方はなんと強く真っ直ぐなことのような思えた。島崎藤村、北村透谷、国木田独歩、樋口一葉など時代を代表する人達が登場するが皆、痛いほとんど自分の生き方や心に真っ直ぐのように感じた。
    それに信じられない位若くしてなくなってる人が多い。この時代に自分が生きてるとしたら何してるだろう?とふと

    0
    2021年10月14日

    Posted by ブクログ

    今まで著者の作品をより多く読んできた読者ほど、この小説には戸惑いを覚えずにはいられないだろう。
    それまでの、己の信じる道を確固として生きる男を清冽に描くという作品とは、一線を画すかのようだから。
    主人公は、「アンビシャスガール」と呼ばれた星りょう。後の名は、新宿中村屋を創業発展させた相馬黒光。
    彼女

    0
    2021年08月19日

    Posted by ブクログ

    割と高名な明治期の文化人たちの浪漫と退廃に満ちた愛欲のエピソード集。
    何で主人公の女学生が全編に関わる必要があったのかイマイチ納得がいかないけど。

    貧乏とか宗教とか女性解放とか、折角の才能が色々と削り取られて行くのが何か残念です。

    0
    2021年07月14日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本書は、葉室麟最晩年の作品であり、「新宿中村屋」創業の星りょうの目を通して描かれる幕末明治の文芸家たちの群像劇となっている。
    北村透谷、島崎藤村、国木田独歩、若松賤子、佐々城信子、三宅花圃、樋口一葉、斎藤緑雨、勝海舟、クララ・ホイットニー、瀬沼夏葉、萩原碌山、中村彝、高村光太郎、ラス・ビハリ・ボース

    0
    2025年05月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公りょうの人生がまさか中村屋へ、その看板メニューインドカレーへと繋がっているとは思いもよらなかった
    錚々たる小説家芸術家の名前が出てくるのでりょうもその世界で大成するのかと思った。意外だったけれど最後まで自分を自分として愛した気持ちのいい女性だった
    相馬黒光さん

    それにしても途中から葉室麟さん

    0
    2023年03月13日

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