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少年時代に梶与五郎の薫陶を受けた筒井恭平は、与五郎が隣藩で殺害された事実を知り、真実を突き止めるため鵜ノ島藩に潜入するが――。人を愛すること、人が成長するということなど、人間にとって大事なものを教えてくれる感動の長編時代小説。
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Posted by ブクログ
内容紹介 少年時代に梶与五郎の薫陶を受けた筒井恭平は、与五郎が隣藩で殺害された事実を知り、真実を突き止めるため鵜ノ島藩に潜入するが――。人を愛すること、人が成長するということなど、人間にとって大事なものを教えてくれる感動の長編時代小説。 平成31年2月24日~26日
あざとさを感じさせず、清々しさすら感じさせる展開。師の不慮の死の汚名を晴らすべく奮闘する過程で成長していく主人公。ブレのない筆致で、必ずや悪い結末にはならないと安心して読み進められた。よかったなぁ。
子供時代に教わった”まっすぐに生きる事”。 いつか大人になった時、その事がうまくいかない事がある。 それをひとは”現実”と呼び、幼き日に習ったことは”夢”でしかないと語る。 しかし、それは単に”まっすぐに生きる事”を放棄しただけなのかもしれない。 ”夢”に向かって努力することを捨てただけなのかもし...続きを読むれない。 ”まっすぐに生きる”事の強さと同時に、そのつらさや悲しみを伝えてくれる、この本はそういう本です。
いいお話だった。恩師が何者かに殺された。その真相を探りに行った友もまた。そして主人公の恭平がその真相を探るため、隣の藩に潜入する。 師弟、友情、愛情、親子関係等の要素がちりばめられていて、時代小説ではあるけれど、現代にも通じることが描かれている。 ラスト、青葉堂村塾の子ども達の姿が本当に純粋で...続きを読む健気で、「約束を守る」ということを体現している姿に感動。子ども達がそのような行動をとれたのも、恩師の与五郎の教えの賜物。 与五郎の父は恭平の隣藩の家老で大きな力を持つ。その父親のまつりごとに対する姿勢に異を唱えることもあった与五郎は、一度素行が悪くなり勘当される。でも、再出発をするため、恭平の住む藩にやって来た。 そんな彼だからこそ、「たとえ身についた泥があったとしても、自らの心で洗い流すことはできるはずです」ということができたのだろう。 また、「自分を嫌うことは、自分を大切に思ってくれる人の心を大事にしないことになる」との言葉にも、彼の生き様が現れているのではないかと思う。 与五郎と同じくらいにいい人だなと思ったのは儀平。もうあっぱれとしか言いようがない。 まつりごとに携わる者の醜さも描かれている。この醜さはいつの時代も変わらないのか。自分の藩の為ならば、悪事には目をつぶる。いや時にはそれを手助けさえする。自分の「役に立つか立たないか」で選り分ける。その人が苦しもうがどうしようがかまいはしない。いや、苦しむのは「覚悟が足らぬ故だ」と突き放す。そんな人物に成り果てるのは、権力の故か、もともとの生まれ持ったものの故か。
少年時代に梶与五郎の薫陶を受けた筒井恭平は、与五郎が隣藩で殺害された事実を知り、真実を突き止めるため鵜ノ島藩に潜入するが――。人を愛すること、人が成長するということなど、人間にとって大事なものを教えてくれる感動の長編時代小説。柚子は9年で花が咲く。人生において、大切なものとは何なのか。嵌った。
柚子の花の香りの如くなんとも爽やかな時代小説。 あまり巧いという感じはしないのだが読後感が清々しい。 師と徒、男と女、友と友、親と子・・・いろいろなかたちのひとがひとを想うこと、が描かれる。 そしてまた、良き教育者とは-を再び考える。 自らも苦悩を抱え、ぱっとしないが、たいせつに思ってくれる、成...続きを読む功の暁には全身で喜んでくれる、それだけでいいのだ。
葉室麟さんの作品をしばらく読み進めている。 この作品は、武士の刀を用いた斬り合いなどの戦いのようなものは少なく、人情的な要素を濃く描いており、武士の心情だけでなく、その周囲の人物なども描いている。 「武士の生き様」(といっても、その定義のようなものはわからないが)が、すんなり入ってき、また、人そ...続きを読むれぞれに抱える複雑な想いが、話の筋とともに絡まっていると思う。 まだまだ読んだ本は少ないが、葉室麟さんの作品の中で、好きな部類に入る。
初めての葉室作品。時代小説だから言ったら元も子もない女性の立場の弱さや身分の上下関係に、歯噛みしながらの読書。ミステリー色が強いストーリー自体よりも、むしろ一つ一つの言葉が自分の心に降り積もっていくような感じがしました。「たとえ身についた泥があったとしても、自らの心で洗い流すことはできるはずです」「...続きを読む自分を嫌うことは、自分を大切に思ってくれる人の心を大事にしないことになる」などなど。村塾での子どもたちが出てくるラストシーンは、胸が熱くなりました。人を大切にできるのは、人なんだな。
Posted by 読むコレ
このところ作品を良く目にする機会が多く 気になっていた作家さん。初読です。 もっと号泣するくらいに泣けるのかと思っていた んですがそれは叶わず。でも、大袈裟な表現では ないながらも、しっかりと、そして誠実な文章で 読み易く、分かり易く、時代小説が苦手な方でも すんなり入っていける作風。 ...続きを読む 友とは、師弟とは、教えるという事、学ぶという事、 そして愛するという事...当たり前に大切な事が 当たり前に書かれています。単純な行動原理に 基づいて考え、動く主人公の「恭平」は決して 派手な存在ではなく、我々と同じ等身大の人間と して描かれているところが、何かを与えてくれる。 もしかしたらまた一人好きな時代小説作家さんが 出来たかもしれない。
それぞれが誰かを想っていて、けれど現実には叶わない。 晴れない気持ちを抱えた登場人物たちが、最後にはそれぞれの形で想いに決着をつけていくのが心に残った。 この著者の書く、抑えめでいて爽やかな男女の恋の描写が好き。
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