葉室麟のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初出は2015〜16の月刊文庫「文蔵」
日本史の資料集に松の墨絵が載っていた海北友松が、絢爛とした色彩に溢れる狩野永徳の門人で安土城の障壁画を描いていたとは知らなかった。
海北氏は浅井長政の家臣で、友松は長男でないために京の東福寺に入って僧の修行を積んでいたが、絵の修行に励み、美濃出身の斉藤内蔵助と親しくなり、「蛟龍」と見た明智光秀の知己を得る。また同じ武家の出の修行僧と親しくなるが、彼はのちに安国寺恵瓊と呼ばれるて毛利氏の外交僧になる。
海北氏が浅井氏と共に信長に滅ぼされ、友松は寺を出て狩野派の絵師として生きる。信長を仇と憎み、斎藤道三が「美濃国譲り状」を信長に与えたという話しが嘘