葉室麟のレビュー一覧

  • はだれ雪 下

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    ネタバレ

    忠臣蔵真っ只中だから見えてる結末にハラハラする。でもなんとかなる。どうか幸せになってください!!
    「なか」が本当に良い子でもう…囲いたいくらい好き

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    2025年05月03日
  • 銀漢の賦

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    郡方である日下部源五と、名家老である松浦将監と、農民の十蔵の3人の友情の物語。

    十蔵の死をきっかけに絶縁状態となる源五と将監。

    身分は違えど再び人生が交差し、運命が激しく動きだす。将監の脱藩シーンからものの見事に一気読み。

    男の友情は恋愛にも似てると思える作品。

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    2025年04月16日
  • 月神

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    その昔、神功皇后が征韓の船を出されたおりの先導神は月神であったという。夜明け前の月はあたかも日を先導しているように見える。つまるところ日神を先導するのが月神だ。月形家の者は夜明けとともに昇る陽を先導する月でなければならんと月形洗蔵は思った。そんなことから、本書の題名は月神だ。

    暗殺では藩論をまとめることはできない、なにより、暗い手段をとれば、人心が尊王攘夷派から離れていくと、過激な尊攘派とは、違った立ち位置であった。いつの間にか尊攘派の潤には目的のためなら手段を選ばないという風潮が蔓延している。意見を異にする相手を殺して快哉を叫ぶようになっていた。洗蔵は尊攘派の熱狂の中で孤独を深めていた。

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    2025年04月16日
  • 花や散るらん

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    いのちなりけりの続編。

    雨宮蔵人と咲弥が今度は忠臣蔵に巻き込まれていくストーリー。

    何処から何処までがフィクションなのか、分からなくなるほどのストーリー展開。

    最後の吉良上野介への討ち入りのシーンは圧巻。

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    2025年04月13日
  • いのちなりけり

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    雨宮蔵人とその妻である咲弥との純愛物語。

    登場人物が多いのと、時代背景とともに名前が変わっていくので、ついていくのに一苦労。

    蔵人と右京との決闘シーンは圧巻だった。その後右京は清厳と名のり、蔵人と咲弥の再会を手助けする。

    果たして蔵人は咲弥に和歌を届ける事ができるのか?ラストまで読みごたえあり。

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    2025年04月11日
  • あおなり道場始末

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    ネタバレ

    全編するする読めました
    一番よかったのは表題のあおなり
    仇打ちでどろどろかなとおもってたら
    なかなか軽い感じでいいテンポで物語すすんで
    後味もいい
    続編がよみたかったなぁ


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    2025年02月14日
  • 雨と詩人と落花と

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    美しい話ではあるものの、本書は実在の詩人が主人公なだけに普段の作品とは印象が異なります。
    漢詩に対する造詣がだけでなく、当時の文人の価値観を理解するだけの高尚さも持たない自分としては、いつもより心に響くところが弱い作品でした。

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    2025年02月07日
  • 刀伊入寇 藤原隆家の闘い

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    平安時代、太宰府に突如侵攻してきた女真族たち。彼らとの戦いとそれに至る因果を描く。

    若干回りくどい文章なので途中で飽きる。また、結局何が言いたかったんだっけ?となるが、単なる歴史の事実に色恋の脚色を加えただけなのかも。

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    2025年01月08日
  • 刀伊入寇 藤原隆家の闘い

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    ネタバレ

    今年の大河ドラマ『光る君』で、刀伊入寇が描かれると知って読んだ。
    前半は花山院との因縁や、中関白家の様子が描かれていた。「なぜ花山院は藤原家に恨みを抱いているのか」「あれほど栄華を極めていた中関白家はなぜ衰退したのか」の原因をふまえながら話が展開したので、分かりやすいと同時に読んでて面白かった。
    それを踏まえた上での刀伊との戦いは、外敵からの侵略を防ぐ戦いであるのと同時に、隆家が背負った因果に決着をつけるものであったので、伏線が次々と回収されていく展開に「おおっ」と感嘆した。

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    2024年12月01日
  • 風渡る

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    風の軍師と順番を逆に読んでしまいましたが、やはり自分は黒田官兵衛という人がどうも好きになれない。
    自らの手を汚さずに言葉巧みに人を操るばかりで、同じ夢を見る仲間を鼓舞するのであればそれでもいいけれど、彼は本心を曖昧にして相手に都合の良い誤解をさせているだけのように感じます。
    普段は頑なまでに真っ直ぐな心を描くことが多いのに、官兵衛に関しては葉室氏も福岡人の贔屓目になっているのかなあ。

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    2024年11月30日
  • 草笛物語

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    「蜩の記」の世代が受け継がれた物語。
    「草笛」は真実の友を呼ぶ。

    信頼しあった仲間の絆を爽やかに描く。
    青春群像劇。

     泣き虫と言われ、それを自分だと思った己の姿からの颯太の成長。

     困難に立ち向かう時に自信が生まれ、自分への信頼も生まれる。

     人の強さは自分への信頼から生まれるものだと思う。
     

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    2024年10月28日
  • 春雷

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     武士とはなんだろう。志とはなんだろう。
    胸に秘めた譲れないものを最期まで貫き主人公は壮絶な死を選ぶ。

     読み終わった後、寂しさが吹き抜けていく。

     人は皆、グレーだ。善と悪の融合物だと思う。

     ただ視点を何処に置くかで生き方は変わる。

     どんなに取り繕うことが上手だったとしても、全ては己の心が知っている。隼人が仕えた主君はお粗末だった。

     その場所でなさねばならねことを全力で果たしたのが隼人という武士なのだろう。

    仁もある、知もある、武もある。なのに何故か大きな運命に翻弄される。

    それが憂いとなり、ダンディズムを感じる。そんな主人公を描くのが、葉室麟さんは得意だと思う。

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    2024年10月20日
  • 実朝の首

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    鎌倉方と朝廷の権力争いに伴う陰謀の数々。
    静謐な武士道が魅力の葉室作品の中では異質ともいえる本書は、名前な似ているので誰が誰だか混乱するし、陰謀と裏切りの応酬は自分の好みではなかった。

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    2024年09月02日
  • 星と龍

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    著者がが急逝したため、いくつかの未完の作品があり、本作もその一つ。
    楠木正成が主人公であるが、安部龍太郎氏によれば、司馬遼太郎を師事する著者は、司馬の『竜馬がゆく』を意識して本書を著したらしい。
    司馬が、幕末志士のなかの一人であった坂本竜龍馬を一大ヒーローに仕立てたように、戦前戦中の皇国史観で崇められたゆえに戦後はほぼ見向きもされなかった楠木正成に焦点を当てようとしたようだ。
    もちろん、皇国史観としての楠木正成ではなく、史実と実証に基づき、その当時あちこちに跋扈していた「悪党」として。
    題名の「星」は後醍醐天皇で、「龍」が楠木正成だとか。
    足利尊氏の伸長や後醍醐天皇の策謀など風雲急を告げて、「

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    2024年08月28日
  • 秋霜

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    羽根藩シリーズ4作目
    「春雷」続編。多聞隼人がなくなってから欅屋敷で暮らす隼人と縁ある人々をなきものにして、藩の存続を守ろうとする兵衛らによって送り込まれる草薙小平太。小平太の生い立ちが誰にも喜ばれるものでないことが辛い。それでも、自身を信じて楓たちを守り抜き、最後に心の拠り所を見つけられたことにほっとした。

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    2024年07月31日
  • 刀伊入寇 藤原隆家の闘い

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    葉室さんがこんな平安貴族を主題にした作品をかいていたとは。
    朝廷における貴族の権利争いの卑怯さは既に完成系を見せている一方で、武具が進化していないので戦闘はレベルが低い。このアンバランスが後の武家社会との違いないだろうな。
    そんな中で敗者を美しく称える雅の心に日本らしさを定義したところはやはり葉室作品だった。
    ただ、名前が似ているせいか、何故か読むのに時間がかかる一冊だったな。

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    2024年07月26日
  • 星火瞬く

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    シーボルトの息子アレクサンダーの目を通して幕末の対外的、内部的緊張を描いた作品。バクーニンやジョセフ・ヒコなども興味深いが、父シーボルトが時代に取り残され隅に追いやられていく感、しかし本人はそれを今ひとつ認識していないというのがなんとも切なかった。

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    2024年07月05日
  • 風の軍師 黒田官兵衛

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    「風渡る」に続く、黒田官兵衛を主人公にした小説の最終章。
    官兵衛、キリシタン、九州をキーワードに、細川ガラシャ、織田秀信、イエズス会の修道士ジョアンが見事に絡み合わせながら、時の権力者とキリスト教と政治を語る。布教、殉教、棄教、そして侵略を戦国時代の視点で浮き彫りさせている。
    官兵衛は何を為したかったのかを考えるヒントになる。

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    2024年07月02日
  • 洛中洛外をゆく

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    葉室麟が語る、自身の作品で取り上げた京都ゆかりの主人公についてと、彼らの生き様を通して見える人生論。
    個人的にちょっと微妙に読み辛かった。
    悪くはないんだけど、構成かな?なんだろ?

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    2024年06月26日
  • 無双の花

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    宗茂の「立花の義」を守り抜いた一生が清々しい。
    そんな印象に巻末の立花家資料館のかたの解説が、一味加えてくれていて面白く読みました。
    柳川への到着には目が潤みました。

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    2024年06月26日