葉室麟のレビュー一覧

  • 乾山晩愁

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    表題の乾山晩愁を含め5作て絵師を描いている
    作者の歴史観や卓越した調査力には驚かされる
    江戸時代以前の絵師の作品を含めた生き方をこのように描ききるとは

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    2025年10月06日
  • 冬姫

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    冬姫の芯が通っていて、凛とした佇まいが美しいと感じました。

    女性には男性とはまた違った「女いくさ」があり、そちらの戦も重要な役割を果たしていたのだと知りました。

    この時代は常に緊張感のある厳しい時代だったということもわかりました。

    今まで歴史小説はほとんど読んだことがなく、歴史にはあまり関心のない方でしたが、本書を読んで、歴史小説も面白いんだなと思いました。

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    2025年08月28日
  • 風かおる

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    ひとの心には時として魔が入り込む
    先に潮騒かおるを読んでしまったので、後追いでこの作品を読んだ
    時代物の推理小説
    最後の最後でなるほどと思ったとともに、人の心は自分も含めて隙間があると再認識させられた

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    2025年08月28日
  • オランダ宿の娘

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    作者は史実を使い、このような小説を描き上げたことに驚きを隠せない
    登場人物も実在と架空の人物
    このような描き方に感銘だ

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    2025年08月20日
  • 潮鳴り

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    ネタバレ

    どん底から這い上がり悪を成敗する。わかりやすく読みやすかった。とんとん拍子に味方が増えていくのが出来すぎてると感じだけど逆に安心感があり、多くの口コミで見る通りエンタメとして楽しめた。
    作中何度もでてくる「落ちてしまった花をもう一度咲かせることができるのか」の問いを通して主人公伊吹櫂蔵の再生までが描かれているが、解説にある通り
    「誰かのために生き直そうすることが自らの再生になる」。人は人によって生かされてる。

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    2025年08月02日
  • あおなり道場始末

    購入済み

    中程度の面白さ

    単純なストリで短時間に読み終えたが期待外れ。

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    2025年07月22日
  • 月神

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    この作品を読み始めすぐに頭をよぎったのは吉村昭著「赤い人」
    視点は違うけど、舞台は同じ
    幕末の騒乱も含め読み応えがあった

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    2025年07月20日
  • 実朝の首

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     『金槐和歌集』のネーミングってそういう由来だったのか……。高校の頃、日本史で妙に印象に残って名前だけずっと覚えてたけど、今更知る事もけっこうある。




     鎌倉幕府三代将軍源実朝の暗殺から物語は幕を開ける。実行犯である公暁は討たれるが、実朝の首の行方が分からなくなってしまう。
     軈て実朝の首を巡って北条、三浦、源氏、和田の残党、果ては京の後鳥羽上皇らの利害が複雑に絡み合い、鎌倉は血で血を洗う陰謀の府と化す。

     自分が気に入っているのは、実朝のキャラクター像である。開幕早々に死亡する実朝だが、読み進めるにつれ理世撫民を旨とした優しき将軍の姿が鮮明になっていく。単なる舞台装置ではなく、死して

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    2025年05月06日
  • 秋月記

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     福岡藩の支藩を舞台に繰り広げられる藩内政争。流罪を言い渡され、晩節を汚す憂き目に遭って尚も泰然とする余楽斎の過去を描く。

     「私は逃げなかっただろうか」

     終盤の此の台詞が沁みる。今まさに落魄の最中にある人間を描いているとは思えぬほど清澄な余韻を残して物語は幕を閉じる。武士の誇りと云うものがあるのなら、本作の結末は、其の誇りの一つの有り得可き形なのだろう。

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    2025年05月05日
  • はだれ雪 下

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    ネタバレ

    忠臣蔵真っ只中だから見えてる結末にハラハラする。でもなんとかなる。どうか幸せになってください!!
    「なか」が本当に良い子でもう…囲いたいくらい好き

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    2025年05月03日
  • 銀漢の賦

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    郡方である日下部源五と、名家老である松浦将監と、農民の十蔵の3人の友情の物語。

    十蔵の死をきっかけに絶縁状態となる源五と将監。

    身分は違えど再び人生が交差し、運命が激しく動きだす。将監の脱藩シーンからものの見事に一気読み。

    男の友情は恋愛にも似てると思える作品。

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    2025年04月16日
  • 月神

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    その昔、神功皇后が征韓の船を出されたおりの先導神は月神であったという。夜明け前の月はあたかも日を先導しているように見える。つまるところ日神を先導するのが月神だ。月形家の者は夜明けとともに昇る陽を先導する月でなければならんと月形洗蔵は思った。そんなことから、本書の題名は月神だ。

    暗殺では藩論をまとめることはできない、なにより、暗い手段をとれば、人心が尊王攘夷派から離れていくと、過激な尊攘派とは、違った立ち位置であった。いつの間にか尊攘派の潤には目的のためなら手段を選ばないという風潮が蔓延している。意見を異にする相手を殺して快哉を叫ぶようになっていた。洗蔵は尊攘派の熱狂の中で孤独を深めていた。

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    2025年04月16日
  • 花や散るらん

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    いのちなりけりの続編。

    雨宮蔵人と咲弥が今度は忠臣蔵に巻き込まれていくストーリー。

    何処から何処までがフィクションなのか、分からなくなるほどのストーリー展開。

    最後の吉良上野介への討ち入りのシーンは圧巻。

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    2025年04月13日
  • いのちなりけり

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    雨宮蔵人とその妻である咲弥との純愛物語。

    登場人物が多いのと、時代背景とともに名前が変わっていくので、ついていくのに一苦労。

    蔵人と右京との決闘シーンは圧巻だった。その後右京は清厳と名のり、蔵人と咲弥の再会を手助けする。

    果たして蔵人は咲弥に和歌を届ける事ができるのか?ラストまで読みごたえあり。

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    2025年04月11日
  • あおなり道場始末

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    ネタバレ

    全編するする読めました
    一番よかったのは表題のあおなり
    仇打ちでどろどろかなとおもってたら
    なかなか軽い感じでいいテンポで物語すすんで
    後味もいい
    続編がよみたかったなぁ


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    2025年02月14日
  • 雨と詩人と落花と

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    美しい話ではあるものの、本書は実在の詩人が主人公なだけに普段の作品とは印象が異なります。
    漢詩に対する造詣がだけでなく、当時の文人の価値観を理解するだけの高尚さも持たない自分としては、いつもより心に響くところが弱い作品でした。

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    2025年02月07日
  • 刀伊入寇 藤原隆家の闘い

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    平安時代、太宰府に突如侵攻してきた女真族たち。彼らとの戦いとそれに至る因果を描く。

    若干回りくどい文章なので途中で飽きる。また、結局何が言いたかったんだっけ?となるが、単なる歴史の事実に色恋の脚色を加えただけなのかも。

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    2025年01月08日
  • 刀伊入寇 藤原隆家の闘い

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    ネタバレ

    今年の大河ドラマ『光る君』で、刀伊入寇が描かれると知って読んだ。
    前半は花山院との因縁や、中関白家の様子が描かれていた。「なぜ花山院は藤原家に恨みを抱いているのか」「あれほど栄華を極めていた中関白家はなぜ衰退したのか」の原因をふまえながら話が展開したので、分かりやすいと同時に読んでて面白かった。
    それを踏まえた上での刀伊との戦いは、外敵からの侵略を防ぐ戦いであるのと同時に、隆家が背負った因果に決着をつけるものであったので、伏線が次々と回収されていく展開に「おおっ」と感嘆した。

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    2024年12月01日
  • 風渡る

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    風の軍師と順番を逆に読んでしまいましたが、やはり自分は黒田官兵衛という人がどうも好きになれない。
    自らの手を汚さずに言葉巧みに人を操るばかりで、同じ夢を見る仲間を鼓舞するのであればそれでもいいけれど、彼は本心を曖昧にして相手に都合の良い誤解をさせているだけのように感じます。
    普段は頑なまでに真っ直ぐな心を描くことが多いのに、官兵衛に関しては葉室氏も福岡人の贔屓目になっているのかなあ。

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    2024年11月30日
  • 草笛物語

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    「蜩の記」の世代が受け継がれた物語。
    「草笛」は真実の友を呼ぶ。

    信頼しあった仲間の絆を爽やかに描く。
    青春群像劇。

     泣き虫と言われ、それを自分だと思った己の姿からの颯太の成長。

     困難に立ち向かう時に自信が生まれ、自分への信頼も生まれる。

     人の強さは自分への信頼から生まれるものだと思う。
     

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    2024年10月28日