無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2014年08月22日
幕末期の史実の間隙に、作者の想像の翼を大きく羽ばたかせたような作品だ…恐るべき謀略?深く複雑な劇中人物達の思惑の錯綜?少年が大人の男になって行く頃の回想?父を超えようとしていく息子の想い?色々な形容が出来そうな作品だ。読後の“余韻”のようなものも深い作品だ。
新しい文庫本で、未読の方が多いであろう...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月20日
小説ってのは前半の半分でテーマと謎を作り上げるんだな。対馬、横浜、江戸、ロシア、イギリス、アメリカ、蝦夷ローニン、シーボルトの息子は二つの事件のつながりを見つけられるのだろうか┉ 後半の半分にはそれが書いてあるわけだ。どう書いてあるか楽しみだね。前半部分における星火とは、江戸の夜空に流れたいくつもの...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月12日
アレクサンダー・フォン・シーボルトの目を通して幕末の日本を描く歴史小説。アレクサンダーはシーボルト事件のフィリップ・フランツ・フォン・シーボルトの息子である。父親のシーボルトは鎖国下の日本を訪れ、蘭学者達に西洋科学を伝えた。しかし、禁制品の地図等を持ち出したとして国外追放となった。外国のスパイと扱わ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年06月05日
大河ドラマの影響もあって幕末に注目が集まっているようだが、この小説の中にも攘夷浪人が登場する激動の時代を描いている。
ただユニークなことに語り訳はかのシーボルトの息子であり、オランダ人の目を通して語られる幕末の風景ということになる。真の主人公は革命家を自認するバクーニンというロシア人である。革命...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年09月03日
全1巻。
「シーボルト事件」で有名なシーボルトが、
後年、息子を連れて日本に帰ってきた時の、
息子視点での物語。
息子がストーリーテーラーな立ち位置。
これは結構すごいかも。
主人公とも言うべき位置に、
ロシア人革命家を配置。
動乱の気配が漂ってきた日本に、
外国人革命家が種をまく。
幕末を、...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年07月28日
「オランダ宿の娘」の後日譚…というわけでもないのか?
日本地図を持ち出そうとして国外退去させられたシーボルトが幕末に再来日。その来日同行した息子アレクサンダーの目線で動乱の日本を描いた小説。
登場人物が豪華、勝海舟に小栗忠順、清河八郎、高杉晋作、外国勢もバクーニン(革命家)にスネルブラザーズ(武器...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月25日
シーボルトの息子が主人公だなんて。。。。意外すぎて、フィクションかとおもいきや、実在する人物ではあるみたい。ストーリーは日本の有名人勝海舟や高杉晋作なんかも出てくるし、臨場感があって引き込まれる。
バクーニンを調べたら、やっぱり存在してるし。。。笑
でも載ってた写真はイメージとは違う感じでした笑
で...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。