星火瞬く

星火瞬く

814円 (税込)

4pt

3.6

その男が、幕末を動かした――清河八郎 小栗忠順 勝海舟 高杉晋作 動乱の地で会わなければならなかった日本の「革命家」とは、誰なのか?時代小説の正統派が描く、まったく新しい幕末青春小説。作家・葉室麟がどうしても書きたかった時代、人物、物語がここにある。

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星火瞬く のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2014年08月22日

    幕末期の史実の間隙に、作者の想像の翼を大きく羽ばたかせたような作品だ…恐るべき謀略?深く複雑な劇中人物達の思惑の錯綜?少年が大人の男になって行く頃の回想?父を超えようとしていく息子の想い?色々な形容が出来そうな作品だ。読後の“余韻”のようなものも深い作品だ。

    新しい文庫本で、未読の方が多いであろう...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月20日

    小説ってのは前半の半分でテーマと謎を作り上げるんだな。対馬、横浜、江戸、ロシア、イギリス、アメリカ、蝦夷ローニン、シーボルトの息子は二つの事件のつながりを見つけられるのだろうか┉ 後半の半分にはそれが書いてあるわけだ。どう書いてあるか楽しみだね。前半部分における星火とは、江戸の夜空に流れたいくつもの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月12日

    アレクサンダー・フォン・シーボルトの目を通して幕末の日本を描く歴史小説。アレクサンダーはシーボルト事件のフィリップ・フランツ・フォン・シーボルトの息子である。父親のシーボルトは鎖国下の日本を訪れ、蘭学者達に西洋科学を伝えた。しかし、禁制品の地図等を持ち出したとして国外追放となった。外国のスパイと扱わ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年06月05日

     大河ドラマの影響もあって幕末に注目が集まっているようだが、この小説の中にも攘夷浪人が登場する激動の時代を描いている。
     ただユニークなことに語り訳はかのシーボルトの息子であり、オランダ人の目を通して語られる幕末の風景ということになる。真の主人公は革命家を自認するバクーニンというロシア人である。革命...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年09月16日

    幕末、横浜に現れたロシアの革命家・バクーニンと日本の志士たちの話。シーボルトの息子の目線で書かれる。
    読後感はそれなりな感じで、感動とか新鮮さはない。

    0

    Posted by ブクログ 2014年09月03日

    全1巻。
    「シーボルト事件」で有名なシーボルトが、
    後年、息子を連れて日本に帰ってきた時の、
    息子視点での物語。
    息子がストーリーテーラーな立ち位置。

    これは結構すごいかも。

    主人公とも言うべき位置に、
    ロシア人革命家を配置。
    動乱の気配が漂ってきた日本に、
    外国人革命家が種をまく。

    幕末を、...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2015年07月28日

    「オランダ宿の娘」の後日譚…というわけでもないのか?
    日本地図を持ち出そうとして国外退去させられたシーボルトが幕末に再来日。その来日同行した息子アレクサンダーの目線で動乱の日本を描いた小説。

    登場人物が豪華、勝海舟に小栗忠順、清河八郎、高杉晋作、外国勢もバクーニン(革命家)にスネルブラザーズ(武器...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2014年10月25日

    シーボルトの息子が主人公だなんて。。。。意外すぎて、フィクションかとおもいきや、実在する人物ではあるみたい。ストーリーは日本の有名人勝海舟や高杉晋作なんかも出てくるし、臨場感があって引き込まれる。
    バクーニンを調べたら、やっぱり存在してるし。。。笑
    でも載ってた写真はイメージとは違う感じでした笑
    ...続きを読む

    0

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