山月庵茶会記

山月庵茶会記

792円 (税込)

3pt

かつて政争に敗れた柏木靫負(ゆきえ)が、千利休の流れを汲む高名な茶人となって国に帰ってきた。孤狼の心を胸に秘めた男は、家督を養子に譲り、山裾の庵で隠遁生活を送る。今日も山月庵に客を招く。派閥抗争の最中に喪った、妻の死の真実を知るために。これぞ直木賞作家の真骨頂! 静かなる闘争の記。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

山月庵茶会記 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    葉室麟にハズレなし。今回は茶室が舞台ということで触手が伸びなかったが、とても面白かった。ミステリー感は数ある葉室麟の本の中でも相当高い。謎解きの面白さがある。いつも思うのだが、葉室麟の話はハッピーエンドなのがとても良い。安心して没頭できる感じだ。オススメ。

    0
    2023年09月22日

    Posted by ブクログ

    黒島藩を舞台の三作目であるが、それぞれ別個の作品でシリーズ性はない。作品の紹介を見る限り、茶室を舞台にした心理戦のような流れかと思ったが、さにあらず、葉室麟らしいダイナミックな展開が待っていた。
    元二大派閥の一方の領袖であった柏木靭負は政争に敗れ藩を去った後、茶人として名をなして国に戻ってきた。目的

    0
    2023年04月30日

    Posted by ブクログ

    華道、茶道、なんと奥が深いものでしょう。こんな言葉すら浅薄なものに感じてしまう
    目に映る姿の向こうにあるものを見ること。それは自らの内面と対峙すること。凡人には全く分からないけれど物語の人物たちはそれぞれそうすることで今のお互いの心や状況を理解している
    又兵衛さんだけがお煎餅に添えられた番茶のように

    0
    2023年02月20日

    Posted by ブクログ

    主人公 柏木靱負
    フリガナが振ってある
    かしわぎゆきえ
    何故「ゆきえ」なのだろう
    最初は実話に基づき作者が物語を描いたのかと思ったが
    茶の湯を通じて人の心を含め多くのことを学ばせてもらった

    0
    2025年07月27日

    Posted by ブクログ

    黒島藩シリーズの3作目とのことだが、既刊の『陽炎の門』『紫匂う』の2作品とは人物・時代とも関連性はない。
    著者には他にも扇野藩シリーズや羽根藩シリーズもあるが、何れも同様な構成になっている。
    藩の政争に敗れ黒島藩を去った元勘定奉行が、妻の死の真相を知るために、茶人となって帰ってくる。様々な波紋が沸き

    0
    2025年03月07日

    Posted by ブクログ

    面白かった
    時代小説ながらもミステリー
    この中に犯人がいる!のようなクライマックスがまさにベタなミステリ展開ですが、それに加えて、チャンバラあり、夫婦の想いありと極上なエンターテイメントとなっています。

    ストーリとしては、
    政争に敗れた柏木靫負(ゆきえ)は、高名な茶人となり、16年ぶりに国に戻って

    0
    2021年11月13日

    Posted by ブクログ

    予想外に推理小説でした!しかも、why done itかと思ったら、who done itでした。途中、月が綺麗ですねって、I love youですよねって思うところがあったけど、そういう流れじゃなかったです。

    0
    2022年06月04日

    Posted by ブクログ

    第165回直木賞受賞作家の口から、「葉室麟」という名前が出てきました。
    ーー澤田瞳子は明治から昭和を生きた女性画家河鍋暁翠(きょうすい)を追った時代小説「星落ちて、なお」で直木賞を射止めた。5度目の候補での受賞に「まだぽかんとしております」としながら、親交が深かった先輩作家、故葉室麟さんも同じ5度の

    0
    2021年07月18日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本語が美しい。季節を感じる季節風景描写。息子嫁が主人公の亡き妻に感情移入しすぎて霊まで見えるのは...と思ったけど、当時ならさもありなんとも思う。

    0
    2023年12月11日

山月庵茶会記 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社文庫 の最新刊

無料で読める 歴史・時代

歴史・時代 ランキング

葉室麟 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す