【感想・ネタバレ】暁天の星のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2020年01月11日

初めて陸奥宗光という人物を意識した。そして、何故日清、日露と続いたのかも分かりかけてきた気がした。坂本龍馬の意志を継いでいるのも初めて知った。乙女姉さんも改めて好きになった。今更ながら、再度、葉室麟に興味を持った。次は「蝶のゆくへ」を読んでみようか。しかし、これで何度目だろうか、偶然に手に取った本が...続きを読む遺作だなんて。それも読み終わって気付くなんて。

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Posted by ブクログ 2019年06月29日

2017年月刊文庫「文蔵」に6回連載された絶筆。
解説と、龍馬の姉が龍馬に代わって桂と西郷に会い、膠着していた薩長同盟交渉の端緒をひらくという「乙女が行く」を収録。

亡くなってからもたくさん単行本になっていたが、これが最後かな。13年間で60冊出して、これから近代日本をつくってきた人々の姿を本格的...続きを読むに描こうとし、日本の近代化とは何だったのかを問いたかったらしい。それにしても残念。まだまだ読みたかった。

不平等条約改正に心血を注いだ陸奥宗光の苦悩を描いている。
紀州藩の上士が脱藩して海援隊に入り、龍馬に心酔しいつもその自由な生き方を反芻していたのだが、条約改正のために欧米列強から対等と認められねばならないため、朝鮮、中国と帝国主義戦争を戦う必要があるという現実の分析と理想の相克に悩につつ、開戦準備をし、戦勝後の講和条約交渉の前で絶筆となった。無念だっただろうな。

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Posted by ブクログ 2019年09月29日

20190926
不平等条約改正のために、他国と渡り合った陸奥宗光を主人公とした話。葉室さんの遺作のひとつであり、未完。
これから面白くなりそうなところで終わってしまうが、そこまででも面白い場面は多い。戦争も駆け引きの道具であったのか、と感心するが、府に落ちる。しかし、葉室さんが作家になったのが、5...続きを読む0歳の頃とは知らなかった。

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Posted by ブクログ 2019年08月09日

葉室麟の本は江戸時代物が多かったが、初の明治維新後の本で知らなかった外相:陸奥宗光を描いた本。陸奥は坂本龍馬の門下生で龍馬が死しても師と仰ぎ江戸末期に押し寄せた諸外国と結んだ不平等条約の改正に尽力したとの事でその時代はイマイチ把握していなかったので色々と学べた。
当時の政治の表舞台には、渋沢栄一、通...続きを読む信大臣:榎本武揚、内部大臣:山縣有朋、大隈重信を追い落とした初代総理:伊藤博文らが鎮座している。井上馨は当時西洋かぶれで社交場として(鹿銘館)舞踏会を催し要人らは夫婦共々募って参加していた。陸奥も美貌を誇る妻:亮子を伴い参加するも伊藤博文は、岩倉具視の娘人妻極子に熱を上げる。この行為は伊藤自身が裏で公となり、総理:伊藤博文→黒田清隆、外務大臣:井上馨→大隈重信への失策カモフラージュでお札にもなる伊藤は好色男で且つ、戦略家であった様だ。その後、嫌いな大隈重信の下で米国大使とし米国に渡り国内薩長派閥が残る中日本人として条約改正に注力する。

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