天の光

天の光

704円 (税込)

3pt

3.5

博多の仏師・清三郎は木に仏性(ぶっしょう)を見出せず、三年間、京へ修行に上る。妻のおゆきは師匠の娘だ。戻ると、師匠は賊に殺され、妻は辱められ行方不明になっていた。ようやく妻が豪商・伊藤小左衛門の世話になっていると判明。お抱え仏師に志願し、十一面観音菩薩像を彫り上げた。しかし、抜け荷の咎(とが)で小左衛門は磔(はりつけ)となり、おゆきも姫島に流罪になってしまう。おゆきを救うため、清三郎も島へ…。

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天の光 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年12月01日

    理想とする仏像を彫ろうと、京へ修業に行った仏師清三郎。
    彼の留守に、賊に襲われ凌辱され行方不明となった妻を探し、離れてしまったと思える彼女の心を取り戻したいと旅に出る。
    仏師としての求道小説であるとともに、妻のために命を賭ける恋愛小説とも言える。
    和歌や漢詩に造詣の深い著者は、小説に巧みに取り入れ格...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年12月30日

    面白かった。けど、ちょっと物足りない
    仏性を見出そうとした仏師の物語。

    ストーリとしては
    師匠の娘おゆきを妻とした清三郎は、自ら修業のため、妻を博多に残し、京に上がります。
    しかし、戻ってみると、師匠は賊に殺され、おゆきは辱められて行方不明に。
    自らの3年を悔やむ清三郎
    ここから、おゆきを取り戻す...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年05月09日

    ひさしぶりの葉室麟さん
    今回の求道者は仏師の清三郎さん

    うーーん
    いつもの葉室節に乗り切らせてもらえず
    なぜか中途感が漂ってしまった

    0

    Posted by ブクログ 2017年01月09日

    久々の時代小説。幸福とは失って初めて気付くものなのかもしれない。ラストは読者に委ねられているが、どちらを選んでもこの愛は色褪せることはないだろう。
    あらすじ(背表紙より)
    博多の仏師・清三郎は木に仏性を見出せず、三年間、京へ修行に上る。妻のおゆきは師匠の娘だ。戻ると、師匠は賊に殺され、妻は辱められ行...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2024年01月22日

    博多の仏師の清三郎は、自らの仏像に限界を感じ、師やその娘でもある妻をおいて京に3年修行に出る。京でも得心の仏像を彫れないまま帰郷した清三郎が博多に帰ると、師匠宅は盗賊に襲われ、師は死亡、妻は辱めを受けて現在行方不明となっていた。

    清三郎が妻を探しつつ仏師としての道を開眼する話だろうな、と想像し、事...続きを読む

    0

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