森博嗣のレビュー一覧

  • 幽霊を創出したのは誰か? Who Created the Ghost?

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    「人工知能は、既に人間の知性を大きく上回っています。完全に超越している。そこから生まれる知性は、新しい知性です。最初から肉体を持たない世代が、これから登場します。いえ、今でもその誕生は実現できます。残るのは、人間が許容するかどうか、という問題でしかない」

    「いや、気にしないでほしい、一般的な判断であって、個人的な意見ではないから」
    「個人的な意見をお聞きしたいと思います」
    「うん、そうだね…、それは、なかなか難しい。私の希望と君の自由を天秤にかけるようなことは、避けたいな」
    「グアトの希望というのは、グアトの自由なのではありませんか?」
    「そう言われてみれば、そうなのかな。しかし、個人の希望

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    2020年07月06日
  • 人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか

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    先般、「意識・無意識」に関する本を読んだ際に、「意識」というのは非常に「思い込み」や「決めつけ」が多く、主観的になってしまいがちな性質があるということを知った。意識が働くと、「ああではないか」「こうではないか」と勝手な想像を巡らしがちだというのである。

    多分それと関係するのかもしれないが、著者は「世間一般の人たちの考え方は、極めて主観的であり、大多数は具体的である」と言い、しかも「その考えがスタンダードであると思い込んでいる」ところを非常に憂いている。

    「主観的で具体的」というのは、「自分はコレ」という考ええであり、簡単に言えば「決めつけ」である。しかもそれを標準と考えるのだから「狭いもの

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    2020年09月22日
  • 科学的とはどういう意味か

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    「文系」人間が出来上がる仕組みはまさに自分のことを言われているようだった。
    考えるより丸暗記する方が楽だと判断して得るものもあったが、その分失ったものも大きいだろう。
    著者の言う文系的な特徴は、社会が複雑化し情報が溢れ思考停止している大衆社会の特徴とも重なる気がした。
    まずは中学数学からやり直したくなった。

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    2020年06月30日
  • キャサリンはどのように子供を産んだのか? How Did Catherine Cooper Have a Child ?

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    子供を産むっていうところを通しての実在とか存在とか、そういう話だった。現実の世の中も、ヴァーチャルとリアルが混在してきてるから、同じようなところにたどり着くのかも知れない。

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    2020年06月29日
  • 六人の超音波科学者 Six Supersonic Scientists

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    再読。といっても内容はすっかり忘れていた。プロローグからして練無くんと紫子さんの掛け合いが面白い。ここらへんの軽妙さがVシリーズでの清涼剤だよねぇ。今回は保呂草さんの出番は控えめだったし紅子さんによる謎解きもあっという間に終わってしまったけどその割に濃く印象に残る。犯人の予想はおぼろげだったけれど死体のトリックはおそらくそうだろうと思ったのがドンピシャだったな。

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    2020年06月26日
  • ツンドラモンスーン The cream of the notes 4

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    森博嗣の考え方は、賛同するしないに関わらず勉強になる。尖りすぎてるところもあるけど、それでも多くは賛同できます。この方のように、世間や他者に自分を擦り減らすことなく、自分の決めたことは自信を持ってやり遂げるべきだって思う。
    ……と言いつつ、なんだかんだ他人の目を気にする人だなぁと感じるあたり、親近感が湧く(?)。

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    2020年06月25日
  • 幽霊を創出したのは誰か? Who Created the Ghost?

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    杖が主人公でした。グアトが引退後も電子界で重要人物なのはそれを見通しているからですね。ロジさんの行動はグアトさんへの愛情表現なのがこのエピソードでもほほえましいです。
    ゆっくり拝見しようとしたのですが、もう観終わってしまいました。次作も楽しみにしています(^^)。

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    2020年06月21日
  • 恋恋蓮歩の演習 A Sea of Deceits

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    再読。途中までは「そういえばこんな話あったなぁ」程度にしか思い出せず。でも登場人物におけるトリックだけは覚えていたのでそこだけは伏線を回収しながら読めた。事件の動機は単純なものなのにそれをここまで複雑な事件にしてしまったのはやっぱりあの人のせいだよねぇ。それにしても保呂草さんは悪い男だなー!何人も手玉にとっちゃってよー!でもそれだけ色んな意味で求心力のある人なんだろうな。

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    2020年06月15日
  • 魔剣天翔 Cockpit on Knife Edge

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    再読。Vシリーズは内容を忘れているのが多くてまた楽しめて良い。今回はアクロバット飛行中の二人乗り航空機の中が現場。トリックは単純なんだけれど紅子さんの解説があるまでぼんやりとしかわからなかったなぁ。今回はだいぶ保呂草さんがハードボイルド的な事をしてて保呂草ファンには堪らない。紅子さんと練無くんは最後らへんに活躍はしたものの紫子さんの活躍は少なめ。それにしてもこの頃から紫子さん練無くんの事を意識してたんだなぁと再確認。この二人のやりとり読んでるとニヤニヤしちゃうね。

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    2020年06月10日
  • 夢・出逢い・魔性 You May Die in My Show

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    再読。今作は舞台がいつもの那古野ではなく東京、しかもテレビ局がメイン。事件自体はそこまで派手ではないものの、相変わらず各所に散りばめられた小さな謎が積もり積もって大きな壁になっている。今回の犯人の動機が個人的にはめっちゃ好み。

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    2020年06月03日
  • χの悲劇 The Tragedy of χ

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    最近読んだ本が気分に合わず、不発だったところへ大好きな森博嗣作品に遭遇。個人的には不要だと感じる、感情や情景の長々ととした描写が無く、ストーリーに引き込まれる。やっぱり良いな、森博嗣。

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    2020年05月20日
  • 読書の価値

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    本との生き方を考えさせられる

    本との生き方を考えさせられると共に、本を大切に読みたいと思わせてくれる一冊。

    【印象に残ったこと】

    ・著者の読書人生について
    文章を読むスピードが遅いこと、漫画との出会い、両親の教育方針

    ・「自由な読書」について
    本の選び方
    電子書籍の利点
    今後の本の在り方

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    2020年05月16日
  • まどろみ消去 MISSING UNDER THE MISTLETOE

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    ネタバレ

    3.5
    S&Mのミステリー研のエピソード2編や物理・数学系の研究者や大学の話を含む短編集。各々叙述トリックなど工夫が凝らされておりなかなか面白い。真夜中の悲鳴では、結婚したので阿竹効果ではなく石阪効果とか。やさしい恋人へ僕からでは、一人称僕が女性だったり。悩める刑事では、専業主婦と刑事の話と思わせつつ、女性刑事と作家の話。妻の夫を盛り上げ悩む所が微笑ましい。キシマ先生の静かな生活では、純粋に数学を追求する研究者の話。最期は奥さんの自殺と音信不通だが数学を考える面白さが描かれる。学問には王道しかない。森博嗣のミステリィ工作室によると、強いて言うならこれが著者の一番のお気に入りらしい。

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    2020年05月05日
  • 「思考」を育てる100の講義

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    【印象的なタイトル】
    ・明日死ぬと思って行動して、永遠に生きられると思って考える
    ・ときどき、自分はなにを作り出しているか、と考えてみよう
    ・意味を求めることの無意味さをときどき考えよう
    ・情報と広告は違うものか?
    ・感情的になるな、というのではなく、感情で観察を遮断するな
    ・自由を教えるには、まず支配すればいい

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    2020年05月02日
  • まどろみ消去 MISSING UNDER THE MISTLETOE

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    シリーズの中の短編だと思っていたので少し拍子抜けしたが、それでもどの話も面白かった。「純白の女」のインパクトはなかなかだったし、「真夜中の悲鳴」は思わず笑みがこぼれる。「やさしい恋人へ僕から」「悩める刑事」はなるほど!という感じで、「心の法則」だけはどうしてもわからなかった。難しい。
    やっぱり森博嗣は、ちょっと異質ですね。

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    2020年04月29日
  • 工学部・水柿助教授の日常 The Ordinary of Dr.Mizukaki

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    ネタバレ

    再読。

    何も考えずに時流に流されそうになるとき、森博嗣の本を読む。
    当たり前を、常識を押し付けられそうになるとき、森博嗣を読んで頭や感情をフラットな状態に戻す。

    この小説ははっきり言って面白くはない。
    作者もそれを承知で、敢えて面白くなく書いているのだと思う。

    流れるようなストーリーではなく、山場もなく、魅力的なトリックもなく、どんでん返しもない。
    ただただ単調に水柿助教授の日常を描き、読者の期待をすり抜けるように不可解な謎を作らない。
    だって現実ってそういうものだから。

    どこまで読者の期待を下回ることができるのか。
    それでも本は売れるのか。
    そういう実験だったんじゃないかと思

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    2020年04月27日
  • 赤緑黒白 Red Green Black and White

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    ネタバレ

    Vシリーズ第10弾。今誰かとめちゃくちゃ語りたい(笑)。事件自体はオマケな印象で、中盤の紅子さんのプロファイリングから犯人の見当を付けやすかった。そしてS&Mシリーズからここまで読んできたお陰で、何倍も楽しめたあの方の登場。エピローグは次のシリーズに向けた、あの少女へのバトンタッチなのか。ということは時系列的にいずれシリーズの垣根を越えて全員集合したりするのかな。おもしろそう。『三角』と本作の関係が『F』と『パン』の関係に似てる気がするけど、これまでの話もあっちのシリーズとリンクする部分があるんだろうか。

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    2020年04月21日
  • 臨機応答・変問自在 ―森助教授vs理系大学生―

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    ちょっと距離を置いた感じの簡潔な応答がテンポ良くて読みやすかったです。考え方に一貫性があるので、もっと森先生ワールドを覗いてみたいと思いました。

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    2020年04月18日
  • εに誓って SWEARING ON SOLEMN ε

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    慌てふためく西之園さんが見れてよかった。   
    タレコミがあったとはいえ、警察にこんな行動力があるとは思わなかったなぁ。   
    それにしても、不気味なシリーズですねこれは……。

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    2020年04月18日
  • 人間のように泣いたのか? Did She Cry Humanly?

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    シリーズ完結.ウグイさんやハギリ博士とお別れするのは辛いです.最終巻どうなることかと思いましたが,問題は解決しないまでもそれなりに無事決着.二人の恋模様もいい感じで良かったです.何年か後の二人の子供に出会えたら嬉しいですが.

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    2020年04月17日