野口悠紀雄のレビュー一覧
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Audible版。副題にある「円安という麻薬」という言葉。以前勤めていた会社が業績不信で改革を進める中、円安という神風による業績回復で改革機運が急速にしぼんだのを思い出した。これを含めて、特に第4章までは個人的に共感する部分が多い。
第5章からアメリカなど海外との比較を通して、日本の成長が停滞した原因と対策を考察する。主な原因としてIT革命と中国の工業化に対応できず構造改革ができなかったことを挙げる。巨大テック企業が勃興したアメリカという特殊な国ではなく、欧州やアジア諸国との比較に重点を置いて欲しかった。
目次と各章末の「まとめ」を見るだけで内容が理解できるのはありがたい。
■目次
はじ -
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「超」シリーズの野口氏による本。無尽蔵に増えていくデータの具体的な整理法を挙げている。
具体的にスマホなど端末を操作していく内容なので、通勤電車で読んでいると読み流しになってしまう。さらに6年前(2019年)の本なので今でも挙げているメニューを使えるか怪しいものもあるので、整理の考え方として読み進めた。データは「捨てる」ではなく「検索する」ことにエネルギーを使う方が良いというのが大枠。
非常に参考になったのは実物の書棚の整理で「使ったものから左端に置いていく」というもの。これだと使わないものはだんだん右端に追いやられるので削除対象になる。
後半は日々進化するAIとの向き合い方に言及。無限 -
Posted by ブクログ
「アメリカはなぜ豊かなのか?」という疑問を著者の視点で説いた一冊。著者はこの問いについて、「これは、50年以上にわたって私が抱き続けた疑問である」と冒頭で述べているとおり、その問題意識を持っていたようです。著者の作品はこれまで何冊か読んでいますが、そのような問題意識を持っていたことは知りませんでした。
その答えは、「アメリカの豊かさの厳選は、異質なものへの寛容と多様性の容認」にあるとし、アメリカの反映と日本の停滞の理由を解説します。
日本の取るべき道として、日本経済の望ましい姿として、金融の正常化を契機とした経済の着実な成長を主張していますが、現状を打開していくには難しい点も多いと感じます。
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Posted by ブクログ
この本は野口氏によって書かれたものですが、オリジナル版は1995年(私が社会人になったのが1989)その後2002年には「新版」さらに、2010年に最後の賞を書き直して出されたものです。
諸般を読んだ時に、戦争が終わってからかなり時間が経過するのに、未だに1940年体制(戦時体制)を引きずっているのかと驚いたのを覚えています。1995年と比較すると日本はさまざまな変化がありましたが、他の先進国と比べてデフレが続いて低成長の時代が30年近くも続いたのは、筆者の野口氏によれば、1940年体制からまだ完全に脱却できてないからのようです。
その説明が書き直された最終章に集約されていると思いますので