野口悠紀雄のレビュー一覧
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野口さんのAIについての五年前の著作なのですが、生成AIの最近の衝撃を経た2023年においても、かなり精度が高い信頼ある内容で非常に感心しました。前半は初心者向けのAI講座でとても平易に説明してわかりやすかったです。後半8章の深刻な「中国問題」あたりからこの本の核心部分に突入。最後第9章AIはいかなる社会を作るか?に至っては、私たちがこれからAI時代をサバイブする為に大切なコアコンピタンスを野口さんは提示して、読者へのメッセージとして締めくくっており希望が持てました。
私自身、実際に生成AIを触った時、AIの回答に違和感を感じた事が多々あり、この違和感の理由はつまり本書でも述べている人間のク -
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数年後の世界は予測がつくが、2040年という、ほぼ20年後の日本はどうなっているか、それを野口悠紀雄氏が語る、そこに興味をもって読み始めた。
これまでは停滞した30年と言われるが、まさに、それをデータで裏付けていく。Japan as No.1と言われていた時代もあったが、バブルではじけた日本。その後の無策というか場当たり的な政策が浮き彫りにされるような内容だった。直近の勢力にしか関心のない政治の劣化やポピュリズム傾向、官僚の近視眼的な見方が、日本を足踏みさせている。解決策は何か?
結局は民度に帰着するのだろうが、長いものにはまかれろ、の風土がいま問われていることを感じた。 -
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未来への的確な見通しが重要と考える著者が、9章からなる基本的なシナリオを示した。
日本の将来が、必ずしも明るいものでないと思えてくる。
財政収支試算では、2%を超える成長率を想定しているが、少子化のもとで1%成長できるかと疑問を投げかけ、政府の見通しの甘さを指摘する。
未来の世界の中で日本の位置を考えたとき、新興国との差も縮まるし、GDPが日本の10倍となる中国とどのように向き合うべきかと。防衛費を1%から2%への引き上げ論議が喧しいが、日本のGDP1%は、2060年においては、中国のGDPの0.1%にすぎず、どの程度の効果があるのかと、疑問を呈する。
日本は「大きさ」に代わる何かを見出さない -
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納得する部分は多々あったが、もっと早く警鐘を鳴らす必要があったのでは…。遅くとも「失われた20年」と言われた時期に。
韓国にまで抜かれ、安倍が抹殺されてからアベノミクスを批判するのでは遅すぎる。(著者がもっと前から批判していたのかは知らないが)日本の若者の留学が減ったり論文の引用数が低下したりしているのは、私でも数年前から聞いている。
また派遣の法律がどんどん適用範囲を拡大させたのも原因の一つでは…。企業からすると都合が悪くなれば調整できる派遣社員の存在は正規社員の給与上昇の牽制にもなっていたと思う。
イイ時を享受した年老いた政治屋が牛耳る日本は茹でガエル状態で、このまま若者世代にツケを先送り -
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アメリカの情報産業のエンジニアの給与水準の高さに驚かされる。様々な統計データを駆使した説明はさすがの一言。統計データを諸外国と比較するには前提条件を認識しないとミスリードする。
実感として給与が増えないことが、過去の賃金水準から比較すると下がってることは腹落ちした。またその背景に日本企業の年功序列を前提とした働き方があると理解した。昔ながらの退職金制度を前提とした働き方は無理がある時代にきている。
春闘での賃上げを政策とする時代錯誤も理解できた。高度成長時代は大企業が賃上げをする前提として稼ぐ力があったから、中小への波及も期待できたけど今は全く期待もできないし。そもそも大企業で働いてる人なんて -
Posted by ブクログ
バブル崩壊以降、日本経済は長期的な低迷に陥っている。それは、「失われた30年」と呼ばれたりもしている。その間、国民の所得も伸び悩んでいる、というか、全く伸びていない。むしろ下がっているのだということを示す統計も存在する。それに加えて、2022年になってからは物価が上がっており、可処分所得は更に下がっており、国民の多くが、苦しさを感じている。
これに対して、政府は春闘での賃上げを経済界に提言したり、それを支援するために賃上げ減税等の検討を行ったりしている。
筆者によれば、それは無駄なことだ。賃金を上げるためには、その原資となる企業の付加価値を上げる必要があるのだ。付加価値を上げるためには、技術革