【感想・ネタバレ】2040年の日本のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年03月26日

この方以外の評論家の本を読んでいないのでなんともいえないところもあるが、ロジックに基づいた分析が出口治明氏を連想させる。出口さんファンの自分としては受け入れやすい根拠の羅列だった。子供がいることが読むきっかけだったが、将来子供たちに何が残せるだろう?という長期視点で考えるきっかけになったのがよかった...続きを読むし、少子化対策のみに力を入れてもダメだと認識を改たのできた。子持ち世代は特に必読だと思う。

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購入済み

いつもの野口先生

2023年02月26日

未来への不安は漠然としたものであるが、紙上に表れるとそこに実感が湧く。それが次の行動へつながる。この本を読み、参考にして明日を生きる

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Posted by ブクログ 2024年01月04日

技術関係の未来展望は、面白いが素人感が。やはり本書で見るべきは、社会保障制度の行く末の数字に基づいた予測かと思う。なんとかなって欲しいものです。

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Posted by ブクログ 2023年08月19日

 日本人は自らが置かれている状況を直視していない。明るい未来を実現するための擬態的な方策を取らず、希望的観測を羅列しているだけ。世界から取り残される日本

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Posted by ブクログ 2023年05月23日

下記印象に残った点。

・2060年には日本のGDPは中国に10倍の差をつけられる
・医療技術が発達することによって寿命は伸びる。たとえば再生医療で癌や糖尿病を解決することができるかもしれない。

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Posted by ブクログ 2023年05月23日

私が小学生の頃、当時の日本は決して裕福では無かったが、将来の日本は希望に溢れていた、と思う。いま現在、日本は裕福にはなった(と思う)が、この書籍に書かれた将来の日本を全てこの通りの悲観的な国、にしない為にこれから、「軌道修正する努力」を怠ってはならない、そのように感じた。

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Posted by ブクログ 2023年04月16日

数年後の世界は予測がつくが、2040年という、ほぼ20年後の日本はどうなっているか、それを野口悠紀雄氏が語る、そこに興味をもって読み始めた。
これまでは停滞した30年と言われるが、まさに、それをデータで裏付けていく。Japan as No.1と言われていた時代もあったが、バブルではじけた日本。その後...続きを読むの無策というか場当たり的な政策が浮き彫りにされるような内容だった。直近の勢力にしか関心のない政治の劣化やポピュリズム傾向、官僚の近視眼的な見方が、日本を足踏みさせている。解決策は何か?
結局は民度に帰着するのだろうが、長いものにはまかれろ、の風土がいま問われていることを感じた。

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Posted by ブクログ 2023年03月19日

将来の日本は社会保障でも国防でも絶望しかないことがわかった。
将来の姿を見据えて自分はどうあるべきかを考えるのに使える。

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Posted by ブクログ 2023年02月16日

未来への的確な見通しが重要と考える著者が、9章からなる基本的なシナリオを示した。
日本の将来が、必ずしも明るいものでないと思えてくる。
財政収支試算では、2%を超える成長率を想定しているが、少子化のもとで1%成長できるかと疑問を投げかけ、政府の見通しの甘さを指摘する。
未来の世界の中で日本の位置を考...続きを読むえたとき、新興国との差も縮まるし、GDPが日本の10倍となる中国とどのように向き合うべきかと。防衛費を1%から2%への引き上げ論議が喧しいが、日本のGDP1%は、2060年においては、中国のGDPの0.1%にすぎず、どの程度の効果があるのかと、疑問を呈する。
日本は「大きさ」に代わる何かを見出さない限り、世界経済の中で生き延びられないとする。
今後ますます進む高齢化社会では、社会保障の問題とともに、要介護人口が増加し、人材が確保できるかどうかが大問題だと。だが、医療技術の進歩とともに、介護技術も進歩し、介護ロボットなどのめざましいだろうとの見方も。
後半は、メタバースやブロックチェーンや、「スマートコントラクト」、あるいはDOA(分散型自律組織)や「フードテック」やら、馴染みのない単語が続出し、理解能わずの頁も。
何にしても、未来に向けては人材開発が急務で、それには大学改革が不可欠と。
現状、日本のデジタル競争力は、スイスの国際経営開発研究所でのランキングでは、63カ国中29位だとかで、デジタル人材育成の遅れが基本原因と指摘する。
未来の世代に対する責任を果たしているか、現代の我々が未来の問題を自分自身のこととして意識する必要に迫られている。
今ならまだ、修復可能な段階にあると、著者は述べる。

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Posted by ブクログ 2024年01月03日

2040年に日本に起こりうる問題を紹介した作品。
1. 女性や高齢者の就業率引き上げが経済成長率維持には必須(経済成長なしで社会保障の維持は難しい)。
2.急激な円安が進んだ結果、日本の1人あたりGDPは台湾より低く、アメリカの半分になった。賃金格差も拡大してあるが、実際に日本が貧しくなり、産業が弱...続きを読むくなったことを示している。
3.要介護人口が増加する。介護人材を確保できるかが大問題(日本が貧しくなれば外国人労働者も期待できない)
4.医療技術の進歩により現在では不治の病とされたものの治癒が可能となる。また介護技術(介護ロボットなど)の進歩が目覚ましいだろう。メタバース医療の実現にも期待。
5.メタバースの利用が進み経済取引が可能になると契約違反や課税などいくつか解決すべき問題も出てくる。
6.完全自動運転も実現する。EV化が進むといくつかの工程が不要となり雇用に与える影響もある。

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Posted by ブクログ 2023年10月07日

前半は日本の暗澹たる未来予測について書いており、低成長のもとで、社会保障の維持も医療・福祉の維持も財政規律の維持もできないにも拘わらず、高成長(といっても2%)予測によってその事実を見えないようにしているという。
財政規律についてと、社会保障のうち財源問題に関しては、中央政府の財政支出はインフレさえ...続きを読む気にしておけば良いのであるから気にする必要はないと思うが、一方で、そもそもの供給力が弱まるのは本書で言及されているとおり重大な懸念事項である。
それを解決するためにも、新技術の開発と活用が求められるところで、本書でも、医療技術(ナノマシーン治療、生体チップなど)、自動運転(駐車場不要で土地利用変動、無人でのサプライチェーン)、量子コンピュータや核融合発電などが示されていた。特にAIをはじめとするデジタル技術の活用は、人手不足に直面しつつある日本社会では急務で、ここに向けた責任と危機感を持ったアプローチがないことへの警鐘は同感。
粗い解説であるため、文字面だけ読むと突っ込みどころ満載(解決手段としてのブロックチェーンの過大評価、大学ランキングの盲信と上位100位以内の大学数で国の大学力を評価する姿勢、医療技術発展での高齢化による医療サービス逼迫を懸念するにあたって同じ医療テックによる健康寿命の延びを無視する姿勢、高齢者の労働力の過小評価など)の書籍ではあったが、概ねの未来予測として社会一般で言われていることをトレースできた意味でよかった。

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Posted by ブクログ 2023年08月28日

およそ10~20年後の日本の世界における地位、医療介護の実態、メタバースの可能性、自動車関連の技術進歩、脱炭素化の実現など様々な分野を予測する。
読みおわって感じるのは、高齢者の増加で医療福祉分野の就業者数が増え、他の分野の就業者数が減ること、デジタル化や人材育成の立ち遅れからくる日本の将来の地位の...続きを読む危うさに対する危惧である。
ただ、レベル5といわれる自動車の完全自動運転がそんなに遠い将来に実現しそうなのに前向きな期待を持った。実現すれば車は保有するものから利用するものに変わり、駐車場ニーズが激減したり、自動車保険の必要性も大きく減る。自分が生きているうちに、そうなるか、関心を持って見守りたいと感じた。また、高めに設定されている将来の経済成長率を現実的な値に置き換えると、エネルギーの中で原子力に対する依存度をかなり引き下げられるという考察も印象に残った。

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Posted by ブクログ 2023年04月23日

中国はGDPが日本の10倍になるか・・
なぜこんなに差がつくことになるのか。
リスキングが必要だということだが、抽象的ではなく具体的にどんなことを学べばいいのだろうか。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年03月19日

2040年の日本の姿をデータとともに紹介してあります。
日本の未来に関する本は、読むと悲しい気分になりますが、本書もつらい現実を紹介しています。
特に、日米中のGDP(購買力平価による比較)が衝撃的でした。2060年には中国のGDPが日本の10倍になるデータが紹介されてあります。今後の中国との付き合...続きを読むい方を考えさせられるものでした。
日本の置かれた現状と今後の予測を詳しく知ることは、未来を変えるためにも重要であるため、未来を変えたいと考えている方には本書はおすすめです。
本書の最後に、政治と行政の近視眼的バイアスをどう克服するか、みんなで考える必要があると書いてあります。まさしくその通りだと思いますし、日本の未来を少しでも明るい方向にもっていくには、これを解消する努力を国民全体で行っていく必要性があると感じました。

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Posted by ブクログ 2023年03月15日

2023年12冊目。満足度★★★☆☆

野口氏の本は過去にたくさん読んでいて、過去の著作との比較において正直やや期待はずれ

本のタイトルにある「2040年」という遠い将来よりも、もっと近い未来の記述が多い印象

それでも、将来の日本や世界がどの様に変化していくのか、重要な点については理解できる。悲...続きを読むしいかな、日本の未来は明るくない、楽観できない

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Posted by ブクログ 2023年03月02日

人生設計をするにあたって、ある程度、将来の見通しを持っておくことは大事。

日本人の丁寧さや勤勉性は将来も損なわれることなく、世界で一定の競争力を維持すると思うが、国の財政運営、教育制度、高齢化、自然災害など暗い材料が目白押しの中で、今後も日本にBetしていく理由はかなり乏しい。

特に社会保険制度...続きを読むの軌道修正と、医療・介護人材の確保に関しては、一刻も早い見直し議論・改革が必要。

一方で、リアルタイム自動翻訳が実用化すれば、これまで言語がネックであった日本人にとっては強力な追い風になるかも。

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