あらすじ
「数字を見ると頭が痛くなる」「数字は無味乾燥」と思っていませんか? でも本当は、見慣れた世界を数字という鏡に映してみると、実に多くのことがわかってきます! 統計データに潜むトリック、歴史を変えた数字のマジック、数で相手を説得するテクニック、ノーベル賞物理学者お得意の物事のざっくりした見積り方など、複雑極まる現代を生き抜くのに役立つ最強バイブル。『数字は武器になる』改題。
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Posted by ブクログ
著者のセンスが光る本。理系数学と文系数学の考え方は、ビジネスマインドの再整理に役立った。仕事では何かと課題に直面するが、リスクを取って、前進を目指したいと思った。
Posted by ブクログ
数字ってすごい。様々な報道で数字のトリックに騙されそうになるのを予防してくれる1冊でした。文系人間だけど、面白く読めました。こういう面白い数学だったら良いのに。
Posted by ブクログ
文系・理系の区分に特に意味はないとは思うが、なじみ深い話をもとに数字ベースの世界の見方を知ることができ、楽しい。金融工学については、胡散臭さを少し感じていたが、単なる偏見であったかも、と思う。イタリアが先物取引、銀行の祖であったとは露知らず。音楽、工学だけでなく当時の最先端の地であったことを知る。
ところどころにあるfunny?コーナーは残念ながらあらかたおもろない内容でありました・・・
Posted by ブクログ
読みやすく単元毎短く述べている。
しかし世に出されてから8年、変化したものもある。
「政治は数字である」。残念ながら今の政権政党は「票読み」以外数字を読めない老人が跋扈している。
本書にもあるけど「2%インフレで過去の借金を帳消しにする」愚策が「2%金利が上がったら日本経済がつぶれる」という当たり前の矛盾で、今や円安になって国民を苦しめている。
「これじゃいかんだろう」と方向転換させるため多くの人に読んでもらいたい。
防衛費倍増?約100兆円の国家予算の25%が過去の借金の利子返済、37%が年金等、15%地方交付税、残り30%しかないのに5%の防衛費を10%にしたら何削るの?
これ以上子供たちにつけを回すな、とか。
本のタイトルを柔らかくしたほうが、は個人の感想。
今のタイトルはちょっと敷居が高そう。
Posted by ブクログ
「世界は数字でできている」野口悠紀雄著
1.購読動機
欲望の資本主義。戦前、戦後そして今の経済の変遷を辿る番組。そこで解説していたのが野口さん。
小難しい言葉を使わない解説は、理解しやすかった。
そこで、彼の著者を手にしたわけである。
2.本書の面白み
ちきりんさんの後書きがそのものである。
「現代社会を理解する教養の書」。
生活空間、歴史、宇宙、時間、貿易らを数字で説明している。
僕は、生活空間が親近感がわいた。
たとえば、都内の地下鉄移動10駅の所要時間の算出。
数字で理解する、組み立てるは、ビジネスそしてプライベートともにラクになれる。
#読書好きなひとと繋がりたい
Posted by ブクログ
「数字」を材料にしているのですから、もう少し理屈っぽくてもよかったように思います。ところどころで紹介されている「ジョーク」には面白いものがいくつかありました。
Posted by ブクログ
有名な作家兼評論家の野口悠紀雄が、様々な角度から数字を分析した一冊。
当初、文系数学と理系数学という分類に抵抗があったが、彼は文系でも数字を使うことが大切だという意味で使っており、非常に腑に落ちた。
Posted by ブクログ
前半は、世の中にはんらんする数字の読み方について説いている。曰く“文系人間こそ数字に親しむべき”。一見逆説的に思える言葉だが、数字を使って世の中の仕組みを説明する件を読めば、著者の言っていることに納得である。
後半は、数字にまつわる歴史的な話(と言っていいでしょう)。未だに解決途中の(はやりのフィンテックで、解決する時期は近いが)、海外送金問題については、IT先進国と自称するだけの日本だが、本当にIT先進国であるのか?と思わずにはいられない。
非常にためになった。
Posted by ブクログ
野口先生の本の構成は、基本的にどれも同じ。内容的にも、既刊本にて触れられているものも重複する。
しかし、それだけで終わらないのが野口先生の野口先生たる所。目の付け所、数字の読み解き方など、ただ読むだけではなく、しっかりと自分の頭の中に入れておいて、実生活においてすぐ引き出せる様にしておきたいと思う内容満載。