【感想・ネタバレ】中国が世界を攪乱する―AI・コロナ・デジタル人民元のレビュー

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Posted by ブクログ 2020年12月04日

タイトルと内容が不一致だ。中国は世界を「管理」しようとしているという内容の本である。貿易戦争をしかけたりして世界を攪乱しているのはアメリカのほうだ。しかし、著者は80歳なのに、こんなに頭が回転してるなんてすごいことだ。

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Posted by ブクログ 2020年09月06日

好きか嫌いかは抜きにして中国がアメリカを凌ぐ超大国になる可能性、いや危険性か、はかなり高い。
民主主義国家ではなく中央官僚国家が世界の覇権国家となることについての危機感を感じる。
「中国共産党が生き残ったのは、経済的な成功おおかげでもあるが、より本質的には強権的な手段のためである」と著者は述べている...続きを読む
そしてAIにより究極の独裁国家が誕生しようとしている。

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Posted by ブクログ 2020年07月24日

1.野口先生の関心が中国へ
①GDPシェア16%②コロナのインパクト③日本の依存ー輸出・観光客
米中戦争の進展 貿易戦争ーハイテク戦争ー覇権戦争へ
ハイテク①5G②衛星測位「北斗」35基>GPS31基③一帯一路政策
仮想通貨 リブラvsデジタル人民元 基軸通貨・決済情報
2.中国の復活 鄧小平197...続きを読む8「改革開放・現代化路線」⇒国家の威信回復ー習近平
①社会主義市場経済ー1992南巡講話ー1989天安門事件
②輸出産業育成 ✕輸入代替政策ではない コスト・価格上昇で失敗インド
③経済特区 1979深圳・珠海・汕頭・厦門
 経済技術開発区 上海・天津・広州・大連
④1984株式会社を設立←国営企業を改革
⑤1990年代本格成長へ10%-30%  高等教育短大4割大学2割
3.中国の成長戦略「社会主義市場経済ー1992南巡講話」
①国営企業の改革=革命的 3,000万人が失業 民間へ 生産性向上
②海外からの直接投資の拡大 5,000万人の華僑
 台湾2,000万人 香港600万人 東南アジア2,300万人
4.ハイテク企業の成長
①アリババ
5.中国の国家戦略 アヘン戦争以降の停滞からの脱却
国威の確立⇒習近平の使命
 

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年05月17日

「デジタル人民元」
個人的には怖いと思います。
中国が世界の送金データや買い物履歴を握ることになります。
これはFacebookの「リブラ」が新たなデジタル通貨圏を作るよりもっとリアルな怖さやと思います。

おそらくもう直ぐ
「中国人民銀行にプライバシーを握られるよりは自国の中央銀行に握られる方がま...続きを読むだまし」
という究極の選択する時期が来るんやと思います。
マイナンバーで個人情報が…とか言ってるレベルではないと思います。

おそらく「デジタル人民元」が流通し出すと使い出す日本人も出てくるでしょう。
だって中国人観光客はデジタル人民元を使うでしょうし受け取った企業や店は手数料の安さとか使い勝手の良さから使うでしょう。
ただ香港デモ参加者が地下鉄の切符を買うのに現金を使った意味を考えないといけません。

僕はそれよりは使い勝手の良い比較的安全な
「デジタル円」
が開発されることを切に願います。

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Posted by ブクログ 2023年03月25日

現代中国の特殊性を、自国民(漢民族だろう)に銃を向けた政権が維持されている国と考えると、確かに色々なことが納得ゆく。

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Posted by ブクログ 2022年05月07日

竹中平蔵がデジタル資本主義という言葉を使っていたが、この本では、データ共産主義が論じられる。信用スコアリングや顔認証など、国家に対しては人権保障の無い中国において、非常に親和性のあるテクノロジーだと思う。更に、サイバー空間を支配するためにも、デジタル人民元を国家が管理し、治安維持を名目に、国民監視シ...続きを読むステムを機能させる。本著でも取り上げられているが、まさに、ジョージオーウェルの1984、ビッグブラザーの世界観だ。

民主主義国家がDX化で対抗しようとしても、個人情報を扱われる事への不安や拒否権の発動で、共産圏ほど上手くいかない。新たな資本主義において、データ活用によるEBPMや金融商品管理、CtoCのようなマッチングの効率性は期待したい所だが、完デジタル共産主義vsデジタル資本主義のどちらに軍配が上がるかだろうか。数ではなく力で決める政治か、多様性とマイノリティに翻弄される政治か。ポイントは民主主義における多様性を武器にできるか否かだが、同じ国に多様な間口がある方が、味方を増やしやすい、というメリットがある。後は経済安全保障も含めたミリタリー分野での得失だろうか。

ファーウェイや半導体問題、対するレアアース規制。ドローンにAIを実装しての軍民融合体制。国家が暴走する時、それを人民の力で防ぐ機能がない事は恐怖だ。大躍進政策や文革、天安門事件の前科がある。それが日本の隣国であるという事実を改めて認識しなければ。

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Posted by ブクログ 2021年07月24日

中国の直近の技術と動向について中立的な立場で述べられている。簡潔で読みやすく、短時間でポイントを得ることができる。

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Posted by ブクログ 2020年09月24日

タイトルの撹乱は大袈裟すぎ。脅威なのはよくわかった。中国に対するアメリカの立ち位置が著者なりの解釈で書いてある。一意見としては参考になった。

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