中国が世界を攪乱する―AI・コロナ・デジタル人民元

中国が世界を攪乱する―AI・コロナ・デジタル人民元

1,980円 (税込)

9pt

4.4

2018年以降、米中貿易戦争が世界経済に大混乱をもたらした。
2020年、新型コロナウイルスの感染が世界に広がった。
感染源とされる中国では経済活動が徐々に平常化しているが、欧米をはじめ各国では依然、予断を許さない。
これらのできごとを通じて見えてきたものは何か?

中国は人類の長い歴史において世界の最先端にいたが、
16世紀頃から状況が変わり、とくにアヘン戦争以後は衰退がめだっていた。
しかし、最近の中国の躍進ぶりを見ると、昔の歴史が復活してきたように見える。
超長期の観点で見ると、これは「歴史の正常化」なのだろうか?

歴史の正常化とは、単に中国が大国化するというだけでなく、社会の基本原理に関する対立が復活することなのかもしれない。
分権的で自由な社会を作るのか、集権的で管理された社会を作るのか。
米中経済戦争やコロナとの戦いの本質は、未来社会の基本原理をめぐる戦いだと捉えることができる。
われわれは、いま、歴史の重要な分岐点にいる。

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中国が世界を攪乱する―AI・コロナ・デジタル人民元 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    タイトルと内容が不一致だ。中国は世界を「管理」しようとしているという内容の本である。貿易戦争をしかけたりして世界を攪乱しているのはアメリカのほうだ。しかし、著者は80歳なのに、こんなに頭が回転してるなんてすごいことだ。

    0
    2020年12月04日

    Posted by ブクログ

    好きか嫌いかは抜きにして中国がアメリカを凌ぐ超大国になる可能性、いや危険性か、はかなり高い。
    民主主義国家ではなく中央官僚国家が世界の覇権国家となることについての危機感を感じる。
    「中国共産党が生き残ったのは、経済的な成功おおかげでもあるが、より本質的には強権的な手段のためである」と著者は述べている

    0
    2020年09月06日

    Posted by ブクログ

    1.野口先生の関心が中国へ
    ①GDPシェア16%②コロナのインパクト③日本の依存ー輸出・観光客
    米中戦争の進展 貿易戦争ーハイテク戦争ー覇権戦争へ
    ハイテク①5G②衛星測位「北斗」35基>GPS31基③一帯一路政策
    仮想通貨 リブラvsデジタル人民元 基軸通貨・決済情報
    2.中国の復活 鄧小平197

    0
    2020年07月24日

    Posted by ブクログ

    現代中国の特殊性を、自国民(漢民族だろう)に銃を向けた政権が維持されている国と考えると、確かに色々なことが納得ゆく。

    0
    2023年03月25日

    Posted by ブクログ

    竹中平蔵がデジタル資本主義という言葉を使っていたが、この本では、データ共産主義が論じられる。信用スコアリングや顔認証など、国家に対しては人権保障の無い中国において、非常に親和性のあるテクノロジーだと思う。更に、サイバー空間を支配するためにも、デジタル人民元を国家が管理し、治安維持を名目に、国民監視シ

    0
    2022年05月07日

    Posted by ブクログ

    中国の直近の技術と動向について中立的な立場で述べられている。簡潔で読みやすく、短時間でポイントを得ることができる。

    0
    2021年07月24日

    Posted by ブクログ

    タイトルの撹乱は大袈裟すぎ。脅威なのはよくわかった。中国に対するアメリカの立ち位置が著者なりの解釈で書いてある。一意見としては参考になった。

    0
    2020年09月24日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「デジタル人民元」
    個人的には怖いと思います。
    中国が世界の送金データや買い物履歴を握ることになります。
    これはFacebookの「リブラ」が新たなデジタル通貨圏を作るよりもっとリアルな怖さやと思います。

    おそらくもう直ぐ
    「中国人民銀行にプライバシーを握られるよりは自国の中央銀行に握られる方がま

    0
    2020年05月17日

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