野口悠紀雄のレビュー一覧
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野口教授の「超」シリーズはもう何作目になるでしょうか。
「『超』整理法」から始まり、かなり読ませていただきました。
章ごとにまとめがある書き方は、振り返りがしやすく、読みやすい構成になっているのは定番となりました。
今回のテーマ、説得は、従来長時間かけてじっくりと行うもの、という印象だったものを、根本から覆し、効果的な説得を目指します。
なかなか経験を経ないと「一撃で仕留める」なんてことは難しいものですが、具体的なヒントも多く、実践しやすい内容も多いため、参考になります。
説得する範囲を1対1の場だけでなく、スピーチや文章についても言及していますので、即活用できる内容になっていると思います -
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しかし、本当に10年前には想像もつかないような世界貸せきたなぁと思います。
まぁ、いろんなことほとんど全部をGoogle様に握られていて、ときどき、教えていないのに「ここ自宅」、「ここ仕事場」と、めちゃくちゃ的確に指摘されて、ちょっと怖い時もありますが。
それも、じきになれる。……なれていいのかどうかはわからないけど。
わたしらみたいな半端なニューロには、情報って生きていくのに絶対的に必要なインフラになっちゃった気がします。
そして、デジタルオフィスができて、紙が減ったかというと、しょーもない情報も送られることになって、プリントアウト自体は増えていたりするんだけども……。
でも、あとも -
Posted by ブクログ
ネタバレチェック項目22箇所。日本の中心産業である製造業全体が深刻な経営危機に直面している、「その他」ではなく「中核」が問題を起こしているのだ、このことこそ、日本が抱える問題の本質である、個々の細かい対処でなく、基本の方向付けを誤っているために、こうした事態に陥っている。いま日本にとって必要な標語は「考え直そう日本」である、「日本を含む先進国は所得が低く、新興国の大部分の人々の所得は著しく低い」という当然の事実を再確認し、それと矛盾しないビジネスモデルを構築することである。自動車をはじめとする多くの分野の企業が、「これからの市場は新興国」と考えている、新興国の市場が成長することは疑いないが、そこで利益
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本当に次々とノウハウ本を作るものである。
勉強法というものは、やはり重要なものであると思う。
勉強の方法は、わかっているようでわからないことが実状であろう。
どのように勉強するかは、
個人にあった一番やりやすい勉強法
を見つけることが必要であろう。
「どのようにして勉強すべきかという方法論は、
系統的に教えない。」
勉強ができないのは、能力が低いからでなく、
勉強のやり方に問題がある。
「学力」と「得点力」は別のものである。
「何歳になっても勉強はできる。
勉強を始めるのに、遅すぎることはない。
人間は何歳になっても、
学習によって進歩する動物なのである。」
「投資」としての勉強で -
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・日本企業は、事業の中核部分が赤字を起こすという大問題を抱えている。
・アップルは独自技術を新たに開発したわけじゃない。そもそも新しい技術なんぞ、原爆とロケットくらいなもの。
・一票の格差は、農村対都市という側面もあるが、第二次産業対大三次産業という要素もある。
・大学のキャンパスの国籍構成比が次の20年後の姿。
・日本企業は垂直統合に美学を感じてきたが、これがまずい。
・日本は、自動車減税やエコカー補助など、製造業中心の保護をしようとしているが、全く間違っている。
→対外資産の運用利回りをアップしろ。
・中国で造ればたくさん売れるので利益が出るというのは幻だ。 -
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・仮にあなたが、高校卒の銀行員だったとしよう。出向先の地方銀行で定年を迎えようとしていた矢先に、中堅商社の社長になっている昔の上司から声がかかり、その会社に就職することができた。早朝から深夜まで粉骨砕身で働き続けたのが認められ、専務にまで取り立てられた。
あるとき、社長が得体のしれない人物を連れてきた。会社の役員にするのだという。そして、その人物が手掛けている得体の知れない事業をあなたが担当するよう命じられた。あなたなら、それを断れるだろうか?(イトマン事件)
・なぜ山一だけが破綻したのか。営業特金(法人の資金を一任勘定で預かり、利回りを保証する。自由に売買できるので手数料は稼ぎ放題だった。 -
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野口先生の本は、役所にはいった30年くらい前から連続して読んでいる。今でもわかりやすい。
この本は、名著といわれていたが、なぜか読み飛ばしていたので、改めて読んでみる。
大事な主張は、年功序列とか、間接金融中心の金融システム、持家主義、直接税中心主義など、現在の日本の経済社会システムの特徴といわれるものが、第二次世界大戦直前の1940年ぐらいに整備された戦時体制の結果であるということ。
これを丁寧に説明していてわかりやすい。また、このシステムが、高度成長期、あるいは石油ショックなどからの回復にうまく対応したけれども、もうそろそろ、システムを改革しないといけないというのがこの本の主 -
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自分は、公費で1年アメリカに留学させていただいたのに、まことに努力不足で、英語が苦手である。
軽く日常会話はできるが、特に、英作文が苦手。読むのは、学校で、話すのと聞くのは、英会話学校と現場で経験したのだが、英作文は結局のものになっていない。
尊敬する、野口先生の英語法を学んでみた。
(1)英語の勉強は何歳になってからもできる。「40歳をすぎたら無理だ」などと言ってはいけない。トルストイは老年になってイタリア語を習得した。シュリーマンは64歳になってからも新しい外国語に挑戦した。(p266)
年は関係ないんだ。努力しよう。
(2)WEB現代と、野口悠紀雄onlineにインター