野口悠紀雄のレビュー一覧

  • 仮想通貨革命

    Posted by ブクログ

    マウントゴックス破綻以降、ビットコインについてメディアを通じて耳にする事が減った。いや、正確には、マウントゴックスの事件のみが報じられたというのが、私の感覚である。仮想通貨については、それほどメディアは腫れ物のように扱ってきたように感じる。知識なく、民間が通貨発行権を欲しいがままに普及していく事の怖さ。ただ、他方では、電子決済化が進む。日本銀行券が共通の価値として交換に用いられる時代はいつまで続くのか。ビットコインの基本を学べる書。

    0
    2020年01月01日
  • マネーの魔術史―支配者はなぜ「金融緩和」に魅せられるのか―(新潮選書)

    Posted by ブクログ

    個人だけではなく経済を振り回すマネーの歴史。ギリシャ・ローマ時代からの貨幣改鋳、戦費をどう調達し賄うか。信用がマネーになり、信用創造に至る。株価高騰、繰り返されるバブル。中央銀行の時代、例外のアメリカ。共産主義の計画経済、権力と奴隷。

    歴史をざーっと眺めてみると、戦争の費用が大きかったのだと知りました。マネーって、人々の働きの成果を、集めて掠め取っていく仕組みだったのかもと思いました。

    0
    2019年12月18日
  • 入門 ビットコインとブロックチェーン

    Posted by ブクログ

    ビットコインやブロックチェーンという言葉はよく聞いたことがある。しかし、その仕組みについてはこれまで興味もなく流してしまっていた。
    そんな私にはぴったりの本でビットコインがどういう仕組みでどういう意味があるのかがよく分かった。
    データの改ざんが出来ず、管理者も不在でよく、送金コストが格段に低下するし、少額取引でも世界中に送金が可能となる革新的な技術である。
    その基礎となっているのがブロックチェーンという情報技術である。
    この技術の記述は大まかなものだったので理系出身者としては少し物足りないものがあった。
    しかし、この技術を使うことで、人々の暮らしが大きく変わってしまうほどの可能性が秘められてい

    0
    2019年11月26日
  • 1500万人の働き手が消える2040年問題

    Posted by ブクログ

    デフレ脱却目標は誤り。インフレ率を目標にしても、悪いインフレであれば、スタグフレーションになるだけ。

    日本は、日銀が国債を買うので、マイナス金利で購入しても儲かる。
    ドイツは、当座預金にマイナスの付利がつくので、マイナス金利の国債を買っても得になる。

    デマンドインフレと、コストプッシュインフレの違い。
    人手不足による賃金の上昇は、賃金総額が上がらなければコストプッシュになるだけ。
    求人倍率が1を超えたのは、求人が増えたというより求職者が減ったため。
    増えたのは、一時雇用と低賃金雇用。
    医療と介護が膨張する。

    医療改革=自己負担率の引き上げ、資産保有を考慮する。

    「なぜ大国は衰退するのか

    0
    2019年11月20日
  • AI入門講座 人工知能の可能性・限界・脅威を知る

    Posted by ブクログ

    機械学習の手法として、以下のものがある。
    ①ニューラルネットワークによるディープラーニング
    細分化された入力素子毎のデータ(画像読み取りの際のピクセル毎の色彩の値 等)を入力層で認識し、これを次の中間層に一定の係数(重み)をかけて送り、それを受け取った中間層がまた次の中間層に新たな重みをつけて送る ということを多層的に繰り返し、最終の出力層で結果を出力する。その答えが違えば、各階層の重み係数を補正していき、結果として正しい答えが出るような係数に修正していく。これを相当数の画像データについて繰り返し行えば、様々な画像を読み込んで、その被写体が何であるかを判定できるシステムができあがる(もちろ

    0
    2019年11月26日
  • AI時代の「超」発想法

    購入済み

    既存の勉強を重視せよ

    模倣なくして、発想なし、という事。
    頭に詰め込んで、散歩する。そして、詰め込む時は時間を忘れて集中する。ただし、
    これをしたからと言って、100パーセント、発想出来るとは限らない。確率が上がる。それにかけて実行しては、と。

    件ののびのび教育では、馬鹿になるだけで、いい発想なし、と。
    kj法などは、新製品の名前を考案するには、役立つかも知れないが、学問や科学などでは無意味、と。

    0
    2019年10月04日
  • 入門 AIと金融の未来

    Posted by ブクログ

    ★3.4(3.50)2018年10月発行。これを読んで思ったのは、中国の今のキャッシュレス化。最近日本も多くの会社が乱立し始めたが、使える所は限られている。これだけ日本が遅れていると、来年の東京オリンピックでは、多くの外国人が困惑するのでは・・・。それにしても、日本のAI人材の育成が欧米、中国に10年以上遅れていたとは。この本で、AIの基本的なところはわかるが、あまりにも初歩的な内容。これが読まれるといのが今の日本なんだろうな。これから日本が諸外国に追いつけるのか、疑問だが、いや、何としても追いつかねば。

    0
    2019年09月16日
  • 1500万人の働き手が消える2040年問題

    Posted by ブクログ

    はじめに 2040年問題とは何か

    第I部 デフレ脱却で経済落ち込む

    第1章 円安で得した人と損した人
    第2章 日米逆の金融政策の帰結
    第3章 実体経済はなぜ落ち込む?

    第II部 労働力不足と社会保障の膨張

    第4章 労働力不足経済に突入する
    第5章 医療と介護の問題はどうすれば解決できるか
    第6章 公的年金の問題はどうすれば解決できるか
    第7章 財政の将来はきわめて深刻
    第8章 どうすれば成長を実現できるか?

    0
    2019年08月31日
  • 平成はなぜ失敗したのか 「失われた30年」の分析

    Posted by ブクログ

    平成を50〜70代で過ごした世代として、責任を果たしたか?と問われると失敗したと言わざるを得ない。世界経済の大きな変化に取り残され、国際的地位は低下した。世界的水平分業時代に、優位かつ付加価値の高いサービスに特化し、規制緩和で新事業や新サービスに産業構造を変化させるべきだった。

    平成を牛耳っていた昭和おじさんの時代は終わった。がんばれ、平成おじさんたち。

    0
    2019年07月22日
  • 「超」AI整理法 無限にためて瞬時に引き出す

    Posted by ブクログ

    野口ファンである事から心苦しいが、今回も「超整理法」からの飛躍が出来ていないと思う。AI自体が進化途上なので、可能性大ながらも、「これ!」という決定打が出せていないのが歯がゆい。

    noteというウェブサービスへの投稿を基にしたもので、一冊の本としては統一感に欠ける。

    とは言え、野口氏の広範囲な知識や、新しい技術を貪欲に取り入れようとする試みに脱帽。やはり目の話せない著者である。





    0
    2019年07月15日
  • 「超」独学法 AI時代の新しい働き方へ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「超」勉強法の野口さんの独学術。かつての勉強法が現在流にUpdateされているのがさすがと言わざる得ない。学びの継続のために①目的②インセンティブ③勉強の楽しさ④時間を確保の4点をあげる。アメリカのフリーランスの割合増加、日本も同様の推移をするだろうと考えには賛同。会社にしがみつくのではなく、如何にして自身の市場価値を高められるか。そのためにも勉強。また終章の「AIが発展すればするほど更に勉強の重要性が増す」という記述に自身の学ぶ意欲が刺激されずにはいられない。1h1min.

    0
    2019年06月30日
  • AI入門講座 人工知能の可能性・限界・脅威を知る

    Posted by ブクログ

    AIによって社会に大きな変化が訪れるのはほぼ間違いないところだろう。ただし、人間の感覚というものが仕事や芸術に必要とされる状況に変化はあまりなさそうだ。

    0
    2019年06月23日
  • 平成はなぜ失敗したのか 「失われた30年」の分析

    Posted by ブクログ

    産業構造に変化できなかったらから日本は衰退した、という主張は大いに納得できる。
    しかしながら、消費税増税と外国人労働者の受け入れに対しては大いに問題があるのではないか。

    0
    2019年05月29日
  • 「超」独学法 AI時代の新しい働き方へ

    Posted by ブクログ

    この本を読むと勉強への意欲が沸いてくる。
    英語はやっぱり必要なんだ。
    ただいったい「何を勉強」したらいいのか。
    それをもっと示してほしかった。

    0
    2019年05月06日
  • AI入門講座 人工知能の可能性・限界・脅威を知る

    Posted by ブクログ

    タイトル通りのAIの入門(データの処理),AIを巡る世界状況,AI後の生き方
    「人間の好奇心,直観,洞察」マシンが得意とする試行錯誤とは異なる外界へのアプローチ

    ニューロンが01のデジタル構造なら,結局人間らしさもいつかは再現できそうだ。もし,人間と同じものが再現できたら,結局愚かな結末を導きそうだが。どんな未来になるだろう。

    0
    2019年03月19日
  • 「超」独学法 AI時代の新しい働き方へ

    Posted by ブクログ

    独学で学ぶ姿勢をつけること。
    検索や書籍から調査する手段を身につけること。
    この2点につきるかなと。

    とにかくまずはやってみること。
    やりながら、習熟していくこと。
    個人的には、昔の賢哲たちが、独学で学んだ上で偉業を成し遂げたという事実に刺激を受けました。
    独学万歳!フィードバック受けられる環境万歳!

    0
    2019年02月07日
  • AI入門講座 人工知能の可能性・限界・脅威を知る

    Posted by ブクログ

    AIによって仕事をうばわれるのは、知的な作業だから、知的でない作業に価値を見出すとよいと思う。たと、ゴミ拾いが時給二千円の社会は幸福ではなかろうか?

    0
    2019年01月26日
  • 金融危機の本質は何か ファイナンス理論からのアプローチ

    Posted by ブクログ

    譛?邨らォ?縺ョ縺ソ隱ュ莠??
    譏ィ莉翫?驥題檮蜊ア讖溘?縲√ヵ繧。繧、繝翫Φ繧ケ逅?ォ悶◎縺ョ繧ゅ?縺ョ髢馴&縺?〒縺ッ縺ェ縺上?∽スソ縺?婿縺ョ隱、繧翫〒縺ゅk縺ィ縲
    縺溘→縺医◎縺?□縺ィ縺励※繧ゅ??俣驕輔▲縺ヲ菴ソ繧上l繧?☆縺??{r縲∵ュ」縺励¥菴ソ縺?%縺ィ縺梧・オ繧√※髮」縺励>縺ィ縺?≧縺薙→?

    0
    2018年12月31日
  • 話すだけで書ける究極の文章法 人工知能が助けてくれる

    Posted by ブクログ

    音声認識で文章を書く方法について詳しく書かれています。
    コツは、ゆっくりしゃべらす、普通の速度で話すこと、あと言い間違えをしないことです。
    実際にやってみると、iPhoneの音声認識は十分使えるし、物凄いスピードで文章を書けます。でも、誤変換があるので見直しは必須です。
    一番の利点は、文章を書く最初の一歩のハードルが低くなることです。
    後半は人工知能の話で、タイトルと関係ない話です。
    この部分はすでに他の本で読んだ内容なので無くてよかったです。

    0
    2018年12月30日
  • 「超」説得法 一撃で仕留めよ

    Posted by ブクログ

    ちょっと比喩や引用が文学的すぎてよくわからない。
    聖書やシェイクスピアを普遍的な真理が学べるものとしているが、
    「超整理法」のように、もうすこしテクニカルな内容でもよいのではないかとカンジタ。

    ・たくさん論点を上げてはならない。
     自分の主張を支持するポイントをいくつもあげると、その中で最も弱い論点がピックアップされて批判される。
    ・注意を向けてもらうためにもっとも有効なのは「相手の名前」を呼ぶことである。
    ・「首が飛ぶかもしれないときに、髭の心配をしてどうする!」-七人の侍(黒沢明)-
    ・過ちは、必ず安心できる高さになってから起こるもの(徒然草)

    0
    2018年12月09日