野口悠紀雄のレビュー一覧

  • 経験なき経済危機―――日本はこの試練を成長への転機になしうるか?

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    もう衝撃的でもないが、日本の国際的な地位は大きく低下している。世界に冠たる企業もなく、政治も機能せず、人口は減少し、コロナでさらに悪化した。目を覆いたくなるような惨状だか嘆いても仕方ないので、今後のことを考えようと言う本。生産性の向上が鍵だが言うは簡単だけど、難しい。

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    2021年04月23日
  • データ資本主義 21世紀ゴールドラッシュの勝者は誰か

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    ビッグデータに基づくビジネスは、経済・社会にどんな影響を及ぼすのか。その可能性、と問題点をわかりやすく説いた書籍。

    「ビッグデータ」の活用は、従来できなかった経済活動を可能にする半面、様々な新しい問題を提起する。例えば、グーグルをはじめ「プラットフォーム企業」が市場を支配する可能性がある。また、監視社会がもたらされる危険もある。

    ビッグデータは、AIの「パターン認識」(コンピュータが図形や自然言語を認識し、理解すること)のための学習データに利用できる。AIのパターン認識は、自動車の自動運転など、生活と社会の構造に大きな影響を与える可能性を持っている。

    プラットフォーム企業が集める個々の情

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    2021年03月21日
  • 話すだけで書ける究極の文章法 人工知能が助けてくれる

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    日頃から音声入力を使っているので、方法としては珍しくない。
    音声入力によって早く文章が書けても、書きたい内容があるかどうかということに、ハッとさせられた。
    野口さんが自分の仕事の仕方を常にアップデートしているところが素晴らしい。

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    2021年03月20日
  • 「超」独学法 AI時代の新しい働き方へ

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    ベストセラーとなった『「超」勉強法』(講談社文庫)の著者が、独学の方法について語った本です。

    『「超」勉強法』とおなじく、これからの時代には大学を卒業したあとも勉強をつづけることが必要になるという考えにもとづいて、独学の意義を説いています。また、インターネットの普及にともなって独学に有益な条件が整っていると主張するとともに、インターネットを利用するさいに注意しなければならないことについても触れられています。

    すでに著者の本を何冊か読んでいたので、あまり目新しい内容はなかったのですが、学ぼうとする読者の背中を押してくれる本だと思います。

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    2021年03月05日
  • リープフロッグ 逆転勝ちの経済学

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    面白い。が、2章までで力を出し切ったのか、その後は惰性で書いているように感じた。

    中国では鉄道、道路の未整備により全国的な物流網が築けなかったがためにイーコマースの発展に繋がった。
    筆者の認識では日本では津々浦々にATMがあり、入金出金が容易であるがために、QRコード決済の発展に至らなかったとの認識できあるが少し違う側面も大きいと思う。大きくは2つ。金融業の制約が厳しい事と、小売・サービス業では即日キャッシュが欲しいという事だ。後者も含めて金融規制が厳しいとも言えるか。

    本書もリープフロッグ例の一番分かりやすいのはガソリンスタンドだろう。日本のどこに行ってもあるガソリンスタンド、ないと生活

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    2021年02月28日
  • 経験なき経済危機―――日本はこの試練を成長への転機になしうるか?

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    るコロナ感染の拡大でかつて経験したことのない経済危機に直面している日本。受けた打撃の実態を分析するとともに、これまでの政治の対応を振り返り、政策を検証する。また、財政支出の増加が今後インフレをもたらさないか、金融危機は生じないか、在宅勤務ややeコマース、オンライン医療などのニューノーマル移行を妨げている原因がなにか等にも言及する。
    既に新聞等で論じられてきたことも多く、新しい議論を巻き起こす本ではないが、様々な数値指標や経済理論・モデルで裏付けされ、よく整理された内容となっている。自らの考えを示すには基軸を持つことが必要だということを教えられた気もした。

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    2021年02月17日
  • 書くことについて

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    201214野口悠紀雄 書くことについて「2」残念な一書
    いつもの野口先生の本と違い、表層的な印象
    それでも下記のような需要ポイントが出てくるのはさすが

    「文章の構造」=STORYが最も大事
    それをGoogle Documentを使って、「多層構造」で組み立て
    全体が頭に入ってないと、最適な構造を作れない 知的作業
    作業にはマルチウィンドウが有用
    「①はじめに」「②まとめ」で目的と成果を管理
    ①目的・狙い 想定読者 違い 構成
    ②要約 結論 課題
    在宅勤務の活用=働き方改革・マネジメント改革
    ①「上司の管理下=仕事」からの脱却 
    ②成果主義への転換
    ③会議文化からの脱却
    ⇒仕事の非同期化=生

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    2020年12月14日
  • 書くことについて

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    グーグルドキュメントをベースに、アイディアの溜め方・組み立て方など。第6章、「さらなる」という表現は間違いらしい。この表現に対する抗議は、そこまでの文章に比べ、熱量がスゴい。隠れ主題か…。

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    2020年11月30日
  • 「超」AI整理法 無限にためて瞬時に引き出す

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    この本を読んだ期を境に、身近にAI、テクノロジーを活用するようになった。

    画像検索(Googleレンズ)、音声入力
    を中心に活用し、圧倒的に手間や時間をかけることなく、生産性を高められた。

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    2020年11月13日
  • 知の進化論 百科全書・グーグル・人工知能

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    かつて知識は隠されるべきものであった。
    「一子相伝」とは、学術や職人芸などの秘伝や奥義をたった一人の子に伝承すること。
    師匠と弟子の関係だって、我が子に伝えるのと同じ位の人間関係が出来てこそ。
    つまり秘伝&奥義の情報を厳重に秘密にして管理することこそが、自分たちを守ることになったのだ。
    時代を経ても、今でもそれを信じている人がいる。
    「既得権益」という言葉が、それを象徴している。
    自分たちの利権をしゃぶり尽くし、徹底的に利用している。
    しかし、本当にこれからも、そのままでいいのか?
    私には、秘伝&奥義を守ることで、永遠に生き残れるとはどうしても思えない。
    必死になって守っている

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    2020年10月17日
  • 中国が世界を攪乱する―AI・コロナ・デジタル人民元

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    タイトルの撹乱は大袈裟すぎ。脅威なのはよくわかった。中国に対するアメリカの立ち位置が著者なりの解釈で書いてある。一意見としては参考になった。

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    2020年09月24日
  • 入門 ビットコインとブロックチェーン

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    ビットコインを始めとする仮想通貨や、その基礎技術であるブロックチェーンをQ&A形式でわかりやすく解説した本。

    本書を読めば、仮想通貨やブロックチェーンの基本的なことを理解できます。Q&A形式で構成されているので、自分が疑問に思うところだけ読むこともできます。

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    2020年07月12日
  • 「超」独学法 AI時代の新しい働き方へ

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    独学が今からの時代にはあっているということだろうか、まあ、これまでの座学のような勉強は通用しないということだろう

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    2020年06月30日
  • 「超」独学法 AI時代の新しい働き方へ

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    基本的には超勉強法の考え方が踏襲されている。勉強したくなる良書。おさらいできた。


    ・敵味方理論。敵だと思えば遠ざかる、味方だと思えば近づいてくる。語学とかもその通り。
    ・独学によって固定観念に囚われず、自由な発想を手に入れる。
    ・目的、インセンティブ、好奇心、時間を作る
    ・何を学ぶか、が一番難しい
    ・全体から理解できる、最初から順番でなくてもよい
    ・語学は丸暗記

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    2020年07月27日
  • 入門 AIと金融の未来

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    AIが金融の世界をどう変えるか知りたい人におすすめ。

    【概要】
    ●金融におけるAI活用の特殊な条件
    ●AIの基礎的な概念
    ●AIとの関係
     金融業務、融資審査、株価予測、資産運用、保険
    ●中国AIの実力
    ●日本の金融の対応

    【感想】
    ●第1章は、著者の他書とほぼ同じ内容であり、AIの基本的事項が書かれている。
    ●金融におけるAI活用の特殊な条件は、他の業種で考える際の参考になる。それぞれの業種でAIどう取り込んでいくか考えなければならない。
    ●一方で、日本独自で頑張るには限界がある。これをどう乗り越えるか海外の動向を見極めることも重要であると思った。
    ●また、AIの活用が遅れれば遅れるほど

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    2020年05月16日
  • 「超」独学法 AI時代の新しい働き方へ

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    モチベーションは多少は上がるかな。偉人の例はむしろ出さない方がいい。全然共感できない。後は終わり方があまりにも唐突すぎて驚いた苦笑

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    2020年05月09日
  • 「超」独学法 AI時代の新しい働き方へ

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    ネタバレ

    英語は聞く訓練をする

    逆向き勉強法
    必ずしも1から体系的に学ぶ必要はない。ゴールから逆算して必要な部分を勉強。わからないことが出てきたら、それを理解するために必要な部分を勉強、という繰り返し。
    著者は別著でこの方法をパラシュート勉強法とも言っていた。

    大学の学部レベルなら独学で習得できる。医学・工学またスポーツなどは独学が難しいと思われる。

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    2020年02月13日
  • 「超」AI整理法 無限にためて瞬時に引き出す

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    面白かったのは、音声入力の仕方について。
    音声入力でブログを書く人には実際の流れなど書いてあって、わかりやすいかも。

    いらないものは捨てましょう、と言う考えを捨てましょうと言う発想の転換はおもしろい。

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    2020年02月07日
  • 「超」AI整理法 無限にためて瞬時に引き出す

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    ■内容
    情報過多の時代、情報は整理せず、無限にためて検索で情報を引き出すほうが現代に合っている

    ・Gメールに情報集約(日付付で検索できる)
    ・Siriで音声メモとる
    ・Googleレンズ活用(文字入力なしで翻訳)

    ■やってみる
    Gメール:キレイにしてメモがわりに使う
    Siriで音声メモ:一日の振返を音声でやってみる
    Googleレンズ:旅行先で活用

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    2020年02月03日
  • 年金崩壊後を生き抜く「超」現役論

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    「年金逃げ切れない世代」にとっては、退職後3000万円備えておかなくてはならないのは分かった。高齢者(呼称の正統性は別として)をどう利用してゆくのか?働き続ける為のの税制インセンティブをどの様に与えるのか?

    多くの課題を提示してくれるのだが、野口先生は数字を使っての説明があまり上手くない。ここに至るまでのワクワクから急に投げ捨てられてしまう感じがする。もちろん自分の数学的知識の無さを棚に上げてなのだが、やはり誰でもわかる様な説明文にしてもらいたい。

    仕事が好きで生涯現役でフリーランスとして仕事を続けていきたいとハッキリ言える先生がある意味羨ましい。

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    2020年01月13日