野口悠紀雄のレビュー一覧

  • 「超」創造法 生成AIで知的活動はどう変わる?

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    野口氏の「超」シリーズは結構読んでいるが、期待を裏切られた。残念ながら、画期的な内容は含まれていない。

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    2023年11月19日
  • 日本が先進国から脱落する日――“円安という麻薬”が日本を貧しくした!!

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    “ジャパン・アズ・ナンバーワン”は、今は昔。近年は、経済成長が止まり、給料も物価も上がらない。そんな“安い日本”の原因について、わかりやすく解説する書籍。

    マクドナルドのビッグマック価格を日米で比較すると、日本はアメリカの62.8%と安い。価格が安い国は賃金も安い場合が多く、日本の賃金はアメリカの55.5%。欧州諸国や韓国よりも低く、日本は賃金水準でOECDの最下位グループにいる。

    日本のビッグマック価格の低下は比較的最近のことだ。2012年は、アメリカとあまり変わらなかった。つまり日本は、2013年以降のアベノミクスの金融政策で為替レートを円安に導いたため、国際的に見て物価や賃金が安くな

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    2023年11月14日
  • 「超」創造法 生成AIで知的活動はどう変わる?

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    生成AIによって、知的作業の効率を高めることが可能になりました。
    おかげで人間は、AIにはできない創造活動に集中できると著者は言います。
    生成AIを導入、実験し、本当に効果のある使い方を発見。
    生成AIという優秀な助手を得て、これから何をするのか。
    AI時代に誰が失業し、誰が伸びるか?
    学校の先生がいらなくなるのではなく、いらなくなる学校の先生が出る。
    AIによって、今後研修講師がいらなくなるのではなく、いらなくなる研修講師が生まれてくるのでしょう。

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    2023年11月10日
  • プア・ジャパン 気がつけば「貧困大国」

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    久しぶりの野口悠紀雄
    著者はアベノミクスや円安誘導には反対の立場だが、本書を読むとうなずける事も多い。補助金政策をやめ、大学と社会改革が必要と訴えるが、今の日本では実現できそうにない。

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    2023年10月25日
  • ChatGPTは神か悪魔か

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    ChatGPTがどうこうというよりAIが人間にとって脅威となるのかどうかを各論客が考えを述べる形式となっています。脅威の意味はどちらかというと職業を奪われるかどうかにフォーカスがあたっています。

    面白かったのは第1章の落合陽一さんだけだったかなぁ。

    芸術作品をベクトル化してしまえばある時代とある時代の間で作品がどう変化していったかを学者の思い込みや予想だけに頼らず定量的に表せるのではないかという直観。それが本当に実践可能となるのかどうか興味深買ったです。

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    2023年10月22日
  • ChatGPTは神か悪魔か

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    ネタバレ

    AI、chatGPTについて、各々の考え方を述べられた本。
    使い方次第で神にも悪にもなる。個人的にはchatGPTにより、人以上に適正なアウトプットが出せる場面では使用して、効率化を図り、その時間を違うことにまわせばよい。

    chatGPTは過去データをもとにアウトプットだすから、指示次第。人は考える事をやめたら成長しない。

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    2023年10月17日
  • 2040年の日本

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    前半は日本の暗澹たる未来予測について書いており、低成長のもとで、社会保障の維持も医療・福祉の維持も財政規律の維持もできないにも拘わらず、高成長(といっても2%)予測によってその事実を見えないようにしているという。
    財政規律についてと、社会保障のうち財源問題に関しては、中央政府の財政支出はインフレさえ気にしておけば良いのであるから気にする必要はないと思うが、一方で、そもそもの供給力が弱まるのは本書で言及されているとおり重大な懸念事項である。
    それを解決するためにも、新技術の開発と活用が求められるところで、本書でも、医療技術(ナノマシーン治療、生体チップなど)、自動運転(駐車場不要で土地利用変動、

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    2023年10月07日
  • 2040年の日本

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    およそ10~20年後の日本の世界における地位、医療介護の実態、メタバースの可能性、自動車関連の技術進歩、脱炭素化の実現など様々な分野を予測する。
    読みおわって感じるのは、高齢者の増加で医療福祉分野の就業者数が増え、他の分野の就業者数が減ること、デジタル化や人材育成の立ち遅れからくる日本の将来の地位の危うさに対する危惧である。
    ただ、レベル5といわれる自動車の完全自動運転がそんなに遠い将来に実現しそうなのに前向きな期待を持った。実現すれば車は保有するものから利用するものに変わり、駐車場ニーズが激減したり、自動車保険の必要性も大きく減る。自分が生きているうちに、そうなるか、関心を持って見守りたいと

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    2023年08月28日
  • 超「超」勉強法――潜在力を引き出すプリンキピア

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    著者が得意とする勉強法の本。前半は特に目新しいものはないと感じた。「数学は暗記せよ」というところは、和田秀樹さんが30年以上前に書籍として出している。
    逆に後半の、AIなどについての記述は新しく、興味深く読むことができた。

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    2023年04月30日
  • 超「超」勉強法――潜在力を引き出すプリンキピア

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    ネタバレ

    たぶんですが、野口悠紀雄氏は、ビジネスマンから中高生までをターゲットとしてこの本をかいたのでは、と思えました。
    働く立場では、「パラシュート勉強法」はあまり説明が十分でなく残念。
    数学(受験数学)と英語、国語(共に受験勉強)の勉強法は、まさに中高生向けの内容だったので、読み飛ばしました。
    ちょっと、期待より不十分だったので、3にしました。
    同じ野口氏の「超整理法」、「超独学法」に期待します。

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    2023年04月29日
  • 「超」AI整理法 無限にためて瞬時に引き出す

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    誰もが一度は考えたことらがあるだろうこと。
    「個人情報を知られる問題をどう考えるか?」
    「私はGメールをら使わない」という人に対して

    野口先生の答えは、こうでした。

    「グーグルは確かにわれわれのプライバシーを握っている。しかし、それを悪用することで得られる利益はごくわずかだ。その半面で、悪用が明るみに出たときにグーグルが被る損害は甚大だ。

    このため、グーグルが合理的な企業であるとすれば。決して悪用しないはずだ。他方で、グーグルのサービスに依存しないと、もはや効率的な情報管理ができない。だから、それを利用すべきだ」

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    2023年04月26日
  • 2040年の日本

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    中国はGDPが日本の10倍になるか・・
    なぜこんなに差がつくことになるのか。
    リスキングが必要だということだが、抽象的ではなく具体的にどんなことを学べばいいのだろうか。

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    2023年04月23日
  • 「超」独学法 AI時代の新しい働き方へ

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    モチベーションは上がる。
    脳みその質が作者や偉人とは違うからな。。と言い訳しながら読み進めた部分もあった。

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    2023年04月11日
  • データエコノミー入門 激変するマネー、銀行、企業

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    データを制する者が世界を制する。いま、世界で「マネー」という最強のデータを巡る競争が始まっている。この新たなデータ経済の本質を、野口悠紀雄氏が平易に解説する書籍。

    世界では、データが経済的価値を生む「データ資本主義」が加速しつつある。米国の「GAFA+M」をはじめ巨大IT企業は、ビッグデータを資本として巨額の収益を生み出している。

    最近、次のような「マネー」が登場している。
    ・電子マネー:銀行預金のシステム上に作られた、預金口座から振込を行う仕組み。日本のPayPayなどが該当する。
    ・仮想通貨(暗号資産):インターネットでやりとりされる送金のデータ。ビットコインが有名。
    この他、中央銀行

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    2023年04月04日
  • 日本が先進国から脱落する日――“円安という麻薬”が日本を貧しくした!!

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    この本を評価するには、円安の是非を問う必要があり、それに対する政策介入の成果を確認する必要がある。円安は日本にとって良いのか、悪いのか。見方や立場によっては円高だって悪者にされるのである。本著の立場は、通貨の相対的価値の前に「良い」「悪い」と修飾語をつける事。

    外国為替市場で円に対する需要が増え、ドルに対する需要が減るので、為替レートは円高になる。
    政治には円安を求める傾向がある。円安になれば輸出企業の利益が増え株価が上昇するからだ。大企業を優先するなら、円安誘導が正しく、しかし、それにより輸入物価が上がり、コストプッシュインフレでは賃金も上がらず生活は圧迫される。国民には嬉しくない「悪い」

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    2023年03月26日
  • ブロックチェーン革命--分散自律型社会の出現

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    ブロックチェーンのイメージは掴めた。たま今後の社会のあり方等うっすらと見えてきた。少し内容が難しいのと興味が薄いことから完全な読破にならなかった。関連本で補完したい。

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    2023年03月26日
  • 良いデジタル化 悪いデジタル化 生産性を上げ、プライバシーを守る改革を

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    大金をかけて、全く利用されないWebサービスやアプリが生み出されていく様は、質の悪い喜劇としか思えない。
    本当に笑えない状況だと思うのだ。
    この状態で日本は今後どうなっていくのだろうか。
    私もすでに50代となり、会社の中でも物事を決めて推進していく立場にあると言える。
    (年齢的にも役割的にもそうだというだけで、役職が高い訳では決してない)
    しかしながら、未だに社内のデジタル化は一向に進まない。
    その一端を担ってしまっていると思うと、本当に情けなく思ってしまう。
    正直、国家も会社も、何をどうしてよいか迷走しているようにしか思えない。
    これは私自身も一緒で、一体何からどうやって手をつけたらよいのや

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    2023年03月20日
  • 2040年の日本

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    ネタバレ

    2040年の日本の姿をデータとともに紹介してあります。
    日本の未来に関する本は、読むと悲しい気分になりますが、本書もつらい現実を紹介しています。
    特に、日米中のGDP(購買力平価による比較)が衝撃的でした。2060年には中国のGDPが日本の10倍になるデータが紹介されてあります。今後の中国との付き合い方を考えさせられるものでした。
    日本の置かれた現状と今後の予測を詳しく知ることは、未来を変えるためにも重要であるため、未来を変えたいと考えている方には本書はおすすめです。
    本書の最後に、政治と行政の近視眼的バイアスをどう克服するか、みんなで考える必要があると書いてあります。まさしくその通りだと思い

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    2023年03月19日
  • 2040年の日本

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    2023年12冊目。満足度★★★☆☆

    野口氏の本は過去にたくさん読んでいて、過去の著作との比較において正直やや期待はずれ

    本のタイトルにある「2040年」という遠い将来よりも、もっと近い未来の記述が多い印象

    それでも、将来の日本や世界がどの様に変化していくのか、重要な点については理解できる。悲しいかな、日本の未来は明るくない、楽観できない

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    2023年03月15日
  • 2040年の日本

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    人生設計をするにあたって、ある程度、将来の見通しを持っておくことは大事。

    日本人の丁寧さや勤勉性は将来も損なわれることなく、世界で一定の競争力を維持すると思うが、国の財政運営、教育制度、高齢化、自然災害など暗い材料が目白押しの中で、今後も日本にBetしていく理由はかなり乏しい。

    特に社会保険制度の軌道修正と、医療・介護人材の確保に関しては、一刻も早い見直し議論・改革が必要。

    一方で、リアルタイム自動翻訳が実用化すれば、これまで言語がネックであった日本人にとっては強力な追い風になるかも。

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    2023年03月02日