あらすじ
生成AIによって、単純な知的作業の効率を著しく高めることが可能になった。そのおかげで人間は、AIにはできない”創造活動”に集中できる。創造とは、アイディアを見つけ、育てること。方法論なしに、いいアイディアを思いつくことは、ない。半世紀にわたってアイディアを生み出す手法を蓄積してきた著者は、生成AIを導入・実験して、真に効果がある使い方を発見。生成AIという優秀な助手を得て、さらにバージョンアップした、最強のアイディア創造法を公開。AI時代に誰が失業し、誰が伸びるか?
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Posted by ブクログ
冷静(笑)生成AIを論じる時、大抵はその未来の可能性に目を向けますが、本書では「今のところ翻訳や校正以外にはまだ使えない」という点に、冷静に着目します(笑)その上で、クリエーションは人間のもの、という点を中心に考えが展開されていきます。堅実な論調はさすがです。アイデア創造法のくだりも含め、良書だと思います。
Posted by ブクログ
「超創造法」や「多層ファイリング法」など、この文に出てくるさまざまなアイデア創出法が興味深いです。
特に「リンクでの管理」と「仕事術の悩みが解決した」という成功体験を得られた。
また、「音声入力」は「管理しやすい」点も魅力的です。
これらの方法を組み合わせて、より効果的なアイデアの生成や仕事の改善に役立てることができそうです。
自分の経験に活かすことができる情報を持つことは、非常に有益です。
Posted by ブクログ
2024.02.24
筆者のほうがわたしより年上だが新しいことへの前向きさは全くかなわない。
改めて尊敬の念が高まる一冊。自分もまだまだ自分を向上させないといけないと痛感した。
Posted by ブクログ
さすが。やはり先生の話を聴かないと。
生成AIの能力レベルは、私はともかく笑、
先生のレベルには達していない、
というのは理解できました。
向き合い方を示してくれましたね。
こういう「生成AI本」を待っていました。
さすがです。
Posted by ブクログ
生成AIを実際に使ってみて良い点、悪い点をまとめてくれています。
学校ではなく家庭教師の代替の可能性は教授ということもあるかもしれませんが、教育に取り入れられるべきなのは間違いないですね。
ただ創造性はAIで代替できないです。
Posted by ブクログ
前半の生成系AIの活用法などためになった。これから生成系AIはどんどん進化するだろうからこの情報も古くなるだろう。
必要なのは創造力、質問力。
Posted by ブクログ
これからの翻訳
とある企業でAI翻訳に携わっております。私の作業が進むに連れ、AIの精度は向上しており、自分の将来に不安とこれからのことを考え、本書を手にしました。
単純な翻訳、校正作業は激減。代わって、よりクライアント好みの語彙や表現にカスタマイズされたものが価値を生む。データの信憑性を裏付けるための校閲の仕事は、依然重要。
クライアントやエンドユーザー、ベンダーとうまくコミニュケーションをとり、彼らの気持ちをよく理解できるコーディネーター的、教育者的立ち回りは、AIには難しいことでより価値が上がるだろう。
以上が、自身の立場からの現在の考察です。
Posted by ブクログ
1940年生まれの著者が、現代の情報機器をどのように活用できるか、自らの検証結果をもとに説明しているのに感服。そのうえ、検証する視点がいろいろとあって、勉強になる。