野口悠紀雄のレビュー一覧

  • 仮想通貨革命

    Posted by ブクログ

    新技術のどの要素が、これまでの通貨の使われ方を本質的に変える可能性があるのかを大枠で掴める。私には難しくて理解できない部分もあり。

    0
    2017年04月14日
  • 知の進化論 百科全書・グーグル・人工知能

    Posted by ブクログ

    かつて、知識は秘密にされるものであり、中世のヨーロッパでは、職人が職種ごとのギルドに属し、知識は内部で伝承されてきた。1751年、知識を万人のものにするための百科全書がフランスで発行された。近代国家は初等教育を無償あるいは非常に低い自己負担で国民に提供した。

    0
    2018年10月31日
  • ブロックチェーン革命--分散自律型社会の出現

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ブロックチェーンには、①記録されたデータが改竄できない②攻撃に対して(単一障害点がないことから、)強靭である③管理者が不必要であるためコストが削減できる といった特徴があり、IoTの普及や特に金融(送金等)に関する事業への応用が考えられる。仮想通貨と電子マネーの法律上の違いなど、各国における法整備等、超えていかなければならない課題は多いものの、ブロックチェーン技術の隆盛が国内外問わず人々の生活に寄与するものと考える。
    銀行において、プライベートブロックチェーンによる独自の通貨の検討がなされているようであるが、筆者と同様にオープンな議論が行え、技術の発展がよりよく進むことを望む。

    0
    2017年03月20日
  • 知の進化論 百科全書・グーグル・人工知能

    Posted by ブクログ

     知の世界の歴史を現代にいたるまで詳細に語る。フランス革命直前に百科全書派(ディドロ、ダランベール、モンテスキューら)という言葉があったが、正に知識論の世界においてアルファベット順、50音順というものが画期的だったのだ。学問体系からすると邪道だと思われたということが、分るような気がする。今のウィキペディアの考え方などは、もっと驚くべきものだろう。グーグルの検索機能がインターネット普及の上で、不可欠な存在だったということは誰にでも明確なこと。初期の頃、gooでの検索が非常に探しにくく、使い物にならないと思ったことがあっただけに。百科全書派時代の英仏(ベーコン対デカルト)の思想界のライバル意識の強

    0
    2017年03月09日
  • 知の進化論 百科全書・グーグル・人工知能

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    知識の持ち方や活用の仕方について、どのように変遷してきたかに触れられる一冊。
    史実や参考情報などの引用がおおくあり、膨大な量の情報を元に編纂されたのだろうなと感じます。

    Pull/Pushの考え方に気づかされ、ほんの読み方や選び方を考えさせられるようになりました。

    0
    2017年02月02日
  • 戦後経済史―私たちはどこで間違えたのか

    Posted by ブクログ

    東京大学や一橋大学の教授で経済学者である著者が戦後約70年の経済史の流れを自身の経験を踏まえて解説し、これからの日本の進むべき道を提言した一冊。

    著者が指摘する1940年体制が高度経済成長期やバブル期にどのように影響したのか、また昨今の中国の急成長を中心とするITが経済の中心となるなかで1940年体制下の日本はどのように向き合っていけばいいのかを知ることができ、非常に勉強になりました。
    また、著者が在籍した旧大蔵省での体験はなかなか知ることのできないものであり、刺激的でした。

    著者のエピソードの中でも戦時中の壮絶な体験や70年代の日本とアメリカの豊かさの違いなどは実体験をもとに書かれている

    0
    2017年01月20日
  • 「超」勉強法

    Posted by ブクログ

    子供の頃、勉強が好きではなかったし、勉強の仕方がわかっていなかったと思う。でも今は学ぶことが楽しいし、知識定着に有効な方法を知りたいと思う。今後のためにもと思い、勉強の方法について知識が欲しく読んでみる。

    読んで、子供にはなんかしらのアドバイスをあげれそうだが、自分自身に対しては・・・どうかな。

    【学】
    基本三原則
    ・楽しいこと、興味の有ることを勉強しよう。知識が増えれば、興味も深まる。
    ・全体から理解せよ。部分の積み上げで理解するのではなく、まず全体の把握。それに基づき「鳥の目」で各部分を位置付ける
    ・八割まではやり遂げよ。

    英語:ひたすら朗読。教科書を20回繰り返し読む
    国語:わかり

    0
    2016年09月13日
  • 円安待望論の罠

    Posted by ブクログ

    キャピタルフライトが怖い。崩壊は急激に起こる。バブルは徐々に形成される。
    最終的にはインフレで財政危機を解消する。キャピタルフライトによって加速される危険。
    円の実質価値の低下が進むと円安が加速する。
    資産価格には期待が重要な役割を持つ。消費者物価はフローの価格なので自己実現メカニズムは働かない。
    実効レートでは、ユーロが増価、円が減価、ドルは不変。
    中央銀行のメッセージによる市場操作=言葉の経済=マネタリーシャーマン。
    最近の実効実質為替レートは1995年ごろの半分。円安になっている。

    データのありか
    日本銀行ー時系列統計データ検索サイトー各種マーケット関連統計、の中に名目円ドルレート、名

    0
    2016年08月21日
  • 「超」集中法 成功するのは2割を制する人

    Posted by ブクログ

    「さまざまなことに『コア』と呼びうるものがあり、努力をそこに集中すべきだ」という冒頭の文章が、本書の内容のすべてを語っています。

    「ジップの法則」や「ランクサイズ・ルール」といった統計に関する話題を盛り込んでいるなど、興味深い話題も多かったのですが、本書から得られる具体的なテクニックに関しては、上の文章に尽きているように感じました。

    0
    2018年01月04日
  • 話すだけで書ける究極の文章法 人工知能が助けてくれる

    Posted by ブクログ

    書き始めるハードルを下げるのは音声入力だ。っていう本。確かに。これを読んでから音声入力で文を書いているけど、楽だわ。特に分量のアウトプットがすごい。しかも自分がオーラルな人間であることも関係している。櫟本さんのツイートから購入。毎日の出勤時の一人歩きブレストが楽しくて仕方がない。この本は、でも、内容はちょっと薄くなってる気はするよね。

    0
    2016年07月14日
  • 「超」集中法 成功するのは2割を制する人

    Posted by ブクログ

    ☆☆☆『「超」集中法』(野口悠紀雄)
    『2:8の法則』の重要性の説明から始まり、その2割が全体の中でコアとなる。と論が展開されていく。その割合でこの関係が成り立つ説明として、“教育の仕方”を例にとっている。「crucial(重要な部分)だけを取り出すと体系的にならないし、全体像をイメージしにくくなってしまうのでtrivial(些細なこと)を交えながら、共通のイメージを持ってもらったうえで深い理解につなげる必要がある。」と説明している。

    全体のなかで、印象に残った箇所3箇所。抜粋します
    ①鳥の目法”で全体を把握すれば、個々の部分がどのように関連しているかが分かるそして、重要性とは、個々の部分

    0
    2016年06月15日
  • 「超」集中法 成功するのは2割を制する人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読みやすい文書を書く秘訣は、「捨てる」ことです 「分類するな、ひたすら並べよ」というのが「超」整理法のモットーです 目次を活用して全体を俯瞰する 理解できなけれが棚上げして進む

    0
    2016年04月24日
  • 仮想通貨革命

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    仮想通貨の可能性について書かれている書。
    仮想通貨の最大のメリットは送金に手数料がほとんどかからないことである。
    日本では銀行が発達していて送金手数料もまだ安いのだが海外では一般的に送金
    手数料は高いので仮想通貨が代替手段として脚光を浴びている。クレジットカードの
    場合は店舗側に手数料がかかってしまう。
    現在全世界でビットコインを受け付ける店舗は約4000ある。内アメリカが1600ある。日本ではわずか26。
    手数料は0.01BTC(5ドル程度)以上なら無料。それ以下では場合にもよるがおおよそ5円程度で済む。
    ビットコインはきわめて理解しがたい仕組みで運用されている。
    ①電子署名を用いてビットコ

    0
    2016年03月20日
  • 「超」勉強法

    Posted by ブクログ

    基本になる勉強の方法について、もっといい方法はないものかと情報収集のために呼んでみた一冊。受験対策がメインで社会人が勉強することを想定して書かれていなかったので、参考になる部分は少なかったですが引き続き続ける勉強の効率をどう上げていくのかは考えていきたいと思いました。英語の、文章単位で覚えてしまう方が効率がいいっていうのは本当にその通り。単語は覚えてないけど歌詞とか10年経っても覚えてますもんね。

    0
    2016年03月05日
  • 仮想通貨革命

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    仕事絡みの情報収集で読みました。
    一定程度ビジネス書を読みなれていれば、そこまで詰まらずに読み進められるかと思います。技術面なら2章と補論、ビジネス面なら5章を読めばいいのではないかと。
    情報収集手段としては良い本なのかなと思います。

    ビットコインは、仮想通貨。
    特徴的なところは発行者も管理者も存在しないこと。ブロックチェーンという、信頼できないメンバーとの共同作業を実現する技術を用いてそれを実現していること。

    ビットコインの技術が何に役立つかと言うと…
    ・(国際)送金手段
     →送金コストが安価になる=小規模事業に有利
    ・過去ハイエクが主張していた「中央銀行の無い通貨制度/ひいては世界」の

    0
    2016年01月11日
  • 「超」集中法 成功するのは2割を制する人

    Posted by ブクログ

    野口悠紀雄の「超」シリーズはどれも読みやすく、具体的方法までしっかりとカバーしてくれている。ただ、今回の集中法では、大切なコア(2:8理論)を如何にして見つけるかの具体的方法については十分カバーされてない様に思う。

    相変わらずこの本でも役人体質に対しての批判炸裂。

    0
    2015年12月07日
  • 「超」集中法 成功するのは2割を制する人

    Posted by ブクログ

    <目次>
    はじめに
    第1章  2割に集中する人が成功する
    第2章  2:8法則を無視する人々
    第3章  「超」整理法は自動的にコアを見出す
    第4章  試験勉強でこそ2:8法則が有効
    第5章  変化するビジネスのコアをつかむ
    第6章  世界は偏っている
    第7章  8割の逆襲?ロングテールとブラック・スワン

    <内容>
    著者の今まで書いてきた「超」整理法、「超」勉強法などを再まとめした感じ。要するにすべてのことは2:8の法則があり、その2割のコアをしっかりと見つけ、対応することで解決する、というもの。

    0
    2015年11月13日
  • 戦後経済史―私たちはどこで間違えたのか

    Posted by ブクログ

    戦後の経済史を著者の人生と一緒に振り返っている。

    経済政策において安倍内閣が行おうとしているのは「戦後レジームからの脱却」ではなく、「戦時戦後体制への復帰」

    0
    2015年08月11日
  • 経済危機のルーツ モノづくりはグーグルとウォール街に負けたのか

    Posted by ブクログ

    野口さんの書かれる本は本当に深く、そして幅広く、様々な点で頷かされ、そして納得させられます。この本も是非読むべき1冊だと思います。

    0
    2015年08月03日
  • 金融危機の本質は何か ファイナンス理論からのアプローチ

    Posted by ブクログ

    本書の半分以上は、
    オプション、デリバティブ、証券化といった
    日本が金融国際化に乗り遅れた要因といわれる
    「金融高度化」のためのファイナンス理論の解説である。

    ・・・これが正直、難しい。
    「高等数学は使っていないので簡単だ」などと
    著者はサラっというのだけど、
    少なくとも電車の中であっさり読める類の本ではない(と思う)。
    ブラック・ショールズモデルなんかも、フツーに出てくる。

    ただし、著者のメッセージ自体はいたってシンプルだ。

    ファイナンス理論そのものが間違っていたのではなく、
    むしろファイナンス理論を「使わなかった」こと、
    或いは「使い方を間違った」ことが、金融危機の本質である。

    0
    2015年06月21日