野口悠紀雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ仕事絡みの情報収集で読みました。
一定程度ビジネス書を読みなれていれば、そこまで詰まらずに読み進められるかと思います。技術面なら2章と補論、ビジネス面なら5章を読めばいいのではないかと。
情報収集手段としては良い本なのかなと思います。
ビットコインは、仮想通貨。
特徴的なところは発行者も管理者も存在しないこと。ブロックチェーンという、信頼できないメンバーとの共同作業を実現する技術を用いてそれを実現していること。
ビットコインの技術が何に役立つかと言うと…
・(国際)送金手段
→送金コストが安価になる=小規模事業に有利
・過去ハイエクが主張していた「中央銀行の無い通貨制度/ひいては世界」の -
Posted by ブクログ
本書の半分以上は、
オプション、デリバティブ、証券化といった
日本が金融国際化に乗り遅れた要因といわれる
「金融高度化」のためのファイナンス理論の解説である。
・・・これが正直、難しい。
「高等数学は使っていないので簡単だ」などと
著者はサラっというのだけど、
少なくとも電車の中であっさり読める類の本ではない(と思う)。
ブラック・ショールズモデルなんかも、フツーに出てくる。
ただし、著者のメッセージ自体はいたってシンプルだ。
ファイナンス理論そのものが間違っていたのではなく、
むしろファイナンス理論を「使わなかった」こと、
或いは「使い方を間違った」ことが、金融危機の本質である。
ま -
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『「超」整理法』(中公文庫)の著者が、クラウド時代にふさわしい新たな整理法を語っています。「分類するな。ひたすら並べよ」という方法を打ち出した『「超」整理法』(中公文庫)のセオリーに替わって、現在の整理法は「分類するな。検索せよ」というセオリーに基づくものでなければならないというのが、本書の中心となる主張です。
具体的には、Googleの提供する「Gmail」や「Google Desktop」といったサーヴィスの強力な検索機能を駆使することで、従来紙の書類によっておこなわれていた仕事のスタイルをより生産的なものに変えていくことができるということが語られています。
ただ、そうした整理術やそれ -
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本書は「経済危機のルーツ―モノづくりはグーグルとウォール街に負けたのか」となっている。アメリカ、ロンドンの金融革命の解説とそれにモノづくり社会から抜け出せず、適応できなかった日本について解説されている。グーグルは、あまり出てこない(笑
「おわりに」で著者は本書はある意味で自分史であると書いている。
“60年代の末に最初に留学したとき、私は目がくらむばかりのアメリカの豊かさに圧倒された。
そして、日本がほとんど問題にされていないことを、認めざるをえなかった。だから、私は、「東洋の小さな国から来た留学生だ」という思いを持ち続けていた。
…いま統計データを見ると、その当時(メイドインジャパンが -
Posted by ブクログ
著者は、マニュアル遵守的な仕事と、本書で「マゼラン的な仕事」と呼ばれる否定形的な仕事を区別し、知的活動の中心はマゼラン的な仕事だといいます。その上で、マゼラン的な仕事においては、つねに新しいものが現われたり、当初はそれほど重要ではないと思われた情報が、後になって重要だと判明したりといった特徴があるため、捨てることが難しいと主張します。
こうした、知的活動に関わる書類などを捨てようとするとき、また必要になるのではないか、という不安につきまとわれることになります。「目の前からは消したい。しかし、万一必要になった場合には復活させたい」という相矛盾する要求を満たすための方法として、Windowsの「