野口悠紀雄のレビュー一覧
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「五原則」のいずれも、色々な場で助言してもらうこと、行動の中で認識することである。全てをまとめて原則という形で提示されることは無かったが、巷には浸透しているということの裏づけと言える。
発想法の類が、発想には効果的でないということは同感だ。後付の説明には有効であるが、それをきっかけとして発想することが難しいと感じていた。全面的に、書かれていることには同意する。新しい発想法が得られたわけではなく、習熟を高めよというメッセージが残りました。
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模倣なくして想像なし、アイディアの組み換えは頭の中で行われる、データを頭に詰め込む作業がまず必要、環境が発想を左右する、強いモチベーションが必要 -
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知らないことがたくさん書いてあったから、情報集としてはいい刺激になった。けど、数字の並べ方とかが、露骨に事実を歪めてそうで(比較する対象じゃないものを並べたり、技と必要な数字出さなかったり)読みながらちょっとこれ見せ方歪めてない?っていちいち気になったのが内容が良かっただけに余計残念。
あと彼はきっと昔の日本人のトップを走って近代的(なんなら昔は語学ができたり海外に行けるのはそれこそ特権階級だったんだろうから余計に)特別な生活を送ってたんだろうなっていう自慢がちらほら。本当に恵まれたお金持ちだったんだろうからしょうがないし、だからこそいろいろ知っててこの本が書けるんだろうけど、まーなんていうか -
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「「超」英語法」3
著者 野口悠紀夫
出版 講談社文庫
p267より引用
“バベルの塔で共通語が失われてしまったのは、
こうした楽しみを人間に味わわせてくれるためなのではないか、
と思うことさえあるくらいだ。”
経済学者である著者による、
英語を身につける為の方法をまとめた一冊。
英語学習の間違った方法から楽しいコラムまで、
著者自身の経験がおしみなく披露されています。
上記の引用は、
外国語を勉強する楽しみについての締めの一文。
やはり何事も楽しいということが、
長続きの秘訣のようです。
いつの事だったか忘れましたが、
老人施設でも語学学習をしている所があるとの事です。
痴呆の予防に -
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前著「超」勉強法は勉強方法についての概要を語ったものであるが、これは英語、国語、情報収集について実践的な方法を記している。
「超」勉強法の基本三原則
一.面白いことを勉強する。
二.全体から把握する。
三.八割原則
四.勉強は意欲で進む。
勉強方法を支える基本精神はそのままにどのようにやるのかではなく如何に実践できるかを具体的すぎるぐらいに書いている。第一章「勉強社会を作る」は序論部分である。しかし各章の中でも秀逸である。その中の一文で個人の体験とあわせてもけだし名言と思われるものがあったのであげてみる。
”完璧主義に陥っている。「基礎を完全にマスターしないと先に進めない -
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テクニカル・タームは、専門知識の教育を英語で受けていれば、自然と身につく。アジア諸国の場合、専門教育そのものが英語でなされるから、専門家であれば、当然英語の表現を知っている。しかし、日本では、高等教育の最終段階まで日本語が用いられているので、そうならないのである。これは、日本の英語教育の非常に大きな欠陥だ。(p.90)
ここで注意すべきは、検索の対象は英語の文献が中心になることだ。英語以外の言語も含まれるだろうが、ヨーロッパ言語が中心であり、日本語ではなかろう。つまり、今後の世界においては、英語と日本語の差が、現在よりさらに広がることになるのだ。「差が広がる」というよりは、「差が本質的なものに -
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昔、といっても高校時代(十分、昔ですねw)に読んだことがあったのですが、ふとした機会に読んでみました。
当時、どんな風に感じたかすら忘れていました…。
で、読んでみたのですが、微妙ですね。
ほとんど共感できる部分がなかったです。
あと書き方もあまり好きではないですね。
なんか洗脳しようとしている様に受け取りまいした。
ただ一部、共感した部分は「人の名前を覚えるのは大事だ!」ってことです。
ホンマに大事ですよね。名前を覚えるだけでコミュニケーションの取り方がだいぶ変わってきますしね。
忘れると失礼になるんでね。
共感できた部分と言えばそれくらいです。
結局は、「学問に王道なし」ってやつですか