市川拓司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
再読。
高校生の時に『恋愛寫眞』で市川拓司にハマって、この本も何度も読んだ。
いつからか恋愛系の小説が合わなくなって、この本もずいぶん長い事読んでいなかったけど、久しぶりに読んで、あぁやっぱりこの人の恋愛小説はすごく好きだなぁと改めて思った。
なんでこうも心がきゅうっとするような言葉や表現、比喩ができるんだろう?
この本は恋愛要素だけじゃなくて友情、家族の愛もあって全てが胸をついてくる。
ねちっこさや重苦しさがなくて、ただただ優しい雰囲気。
それなのに泣かせられる。
久しぶりに市川拓司の良さを思い出せたのがなんだか嬉しかった。
他の読めてない作品も読もう。
優しくて切なくて、それでもって穏や -
Posted by ブクログ
あぁー、とても切ないけど素敵な話だった。15才の春から始まった二人の恋の物語はポコ、ポコと小さい音をたてるようにゆっくりと進んでゆく。
話は主人公の巧の視点でゆっくり、ゆっくり語られる。それはきっと巧が心と身体に不具合を抱えている為ゆっくりとしか前に進めないのと、6週間の雨の日が終わるまでと期間が限定されているからだろう。ゆっくりと語られることによりその風景や描写、雰囲気、臭いがより深く伝わってくる感じがする。
特に妻の澪と交際したての頃の初々しさ、冷たくなった手を相手のポケットに入れて温め合うシーンとか、お互いを思いやる気持ちや不器用さ、純粋な愛情、何か心地が良かったな。
ある事が原因で澪は -
Posted by ブクログ
ネタバレ佐々時郎
将来の夢はハリウッドで脚本家になること。母子家庭で一人っ子。
南川桃
時郎と同じクラス。時郎に自分の伝記を書く依頼をする。傲慢で、わがままで、気紛れ。粗野、かなりがさつ。二年生の秋に父親が町の縫製工場の支社長に就任して家族ごと引っ越してきた。
高見アキ
桃が引っ越してくるまでの女王。工場幹部の娘。
JG
アキの恋人で工場幹部の息子。
R2
JGの相棒。
菊池サユリ
日系の三世か四世。
加山飛男
学校一の不良。
潤一
桃の兄。八つ上。
香川ユカ
時郎がちょっといいなと密かに思っている女の子。
ミィ
ミノル。あいまいな男子。 -
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ネタバレいま、会いにゆきます★.3.7
公園で会った子のオススメ本って事で読んだ。
普通の小説とはちょっと違うタッチ。ナレーションが少なくセリフと主人公の心の声で構成されているのがおもしろい。
終盤までアーカイブ星から帰ってきた(死んだはずなのに現れた)澪が何者なのかが分からなくてずっと気になりながら読みすすめた。ラストで全てが明らかになって伏線も回収されてて泣けた。ここから先はネタバレになるが死んだあとに帰ってきた澪は8年前の彼女であったのだ。澪は8年前事故に遭い未来にタイムスリップし、そこで自分が高校の同級生の巧と結婚し子供もいるがすでに自分が死んでいるという事実に直面する。この梅雨の季節だけのタ -
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Posted by ブクログ
おっちゃんの推しの作家さんの作品。
久々に市川作品を読もうかと意気込んだ直後、明らかなる違和感を感じた。
短編三作品からなる本書、まずは“琥珀の中に”。
読み出して30分後には異変警報が(笑)
市川作品にしては、今作やたらと男女の絡みシーンが描写されている。そして現れる死体、さらにはレジン詰め…。市川作品には見られないストレートな表現も多く、これは穿った見方で攻めてきた作品かなと思った。
絡みはともかく(とはいえ著者としては、表現がリアル。見たことが無い)死体周りには、乙一的な雰囲気を感じた。
一つ飛ばして“循環不安”。これもストレートに死体を出してきた。小さな世界を目指し、その中でも静 -
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ネタバレYour song
泉川
陸上部。
村井祐希
転入生。変な男の子。
吉川絵里
よそのクラス。サッカー部のマネージャー。
泥棒の娘
ぼく
父親の都合で、十四の春に人口二万ほどの小さな町の中学校に転入。
彼女
隣のクラス。一年のときに北のほうから転入してきた。
ねえ、委員長
鹿山宏樹
通学路の途中の道端に座り込んでいた繭子を助けた。
森永繭子
光に弱い。春の季節に貧血の発作を起こす。学級委員長。図書委員と兼任。
ゆきな
鹿山の父が行く飲み屋の店のオーナーの娘。繭子のひとつ年下。
加藤
繭子の中学時代の文芸部の先輩。地元の国立大学に通っている。 -