市川拓司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
中高生の頃、大好きで読み漁った作家さん。愛があるけど切ない世界観が好きで。発達障害だったのか。
人間の種類をサルで分けるの分かりやすかった。私はテナガザルではないと思ったけど。。
さすがに一筋縄の人生ではなかったことがよくわかった。これだけ自尊心が強い発達障害の人(どころか普通の人も…?)なかなかいないのでは??
やはり親に特性を否定されることがなかったというのが大きい気がする。それ以外にも色々あって、機能不全家庭ではあっただろうけど。
市川さんの小説が、同じように高度に発達し必要以上にカテゴライズし常に忙しい社会に馴染めずに毎日苦しくても生きている人の居場所になっているというのは本当にそうだと思った。わたしもその1人。考え方とか共感しっぱなしだった…!
エネルギー(活力)の出し惜しみはしない。腰が重くなり、奉仕されたがるようになるから。 -
ネタバレ 購入済み
帰る日、6週間過ごした澪自信の存在や記憶が無いことになってしまうのかと思っていたら、
これまでの結婚生活は、その6週間もあった上での澪だったって分かったら、良かった…って何だか余計に切なくなりました。
ずっと一緒にいようってお互いがどんなに願っても、澪は若いうちに旅立ってしまった。
それでも、あなたの隣で良かった、幸福だったって一生懸命伝えようとする二人に何度も涙をこらえました。(電車の中でした 笑)
でも、そんなに「好き、愛してる」なんて大胆に言えるのはお互いが大切な人を失ってしまったからこそなんですよね。
設定は非現実的ですが、先に旅立たれ残された人の多くが望むであろう展開で、その心情の過程に多くを学びました。
映画は見てませんが、この原作を読むだけで十分だと感じます。
以前に他作品で、後に映画を見て、内容が残念だったために原作のイメージもが上書きされてしまったので。 -
Posted by ブクログ
発達障害の場合の『普通』と『障害』の境界がどこにあるかを考えたとき、
どんなにADHDやADに症状があてはまったとしても
普通に学校や社会で適応して生きて行くことができれば、厳密には診断基準に該当しないのだそうだ。
なんだ・・・そうだったのか。
それだったら、学校や社会が発達障害に対する理解を深めて受け入れていけばいいことじゃないか。
ただでさえ生きづらさを感じている人たちを
更に追い詰めるような世の中じゃ駄目だよね。
(何しろ、一般人口の10%以上も発達障害の症状を持つ人たちがいるらしい!)
そんなにたくさんの人がいるなら、もうそれは個性ではないのか?!?
市川拓司が語る自分自身の障害は
壮絶なまでの困難さであるけれども
それを真っすぐに受け止め誇りにすら感じている姿は
発達障害を持つ人には共感を、その親には安堵を、発達障害をよく知らない人には
好ましい興味を抱かせるのではないかと思います。
素敵な本でした。 -
Posted by ブクログ
最近どこかの雑誌で、発達障害関連の連載をかかれていた
ような覚えがありますが。。。
もともと、発達障害であることを公表されていましたが
最近、関連の話を多くされているように思います。
『弘海』を最初に読んだときは、まだ息子が小さかった時、
たぶん障害の告知を受けたくらいだったと思います。
非常にインパクトがあって、正直にいうと、
読んで泣きました。
『弘海』は市川さんにとって、ノアの箱舟だそうで
発達障害ってあくまでも特徴であり、人との差異であり
本当にそのために副次的な障害が起こらない場合は
才能であるということがよくわかります。
才能のきらきらした多様な子供たちが、いっぱい
あふれるような社会になったらいいなあと思います。
また、その一助ができればと本当に微力ですが、そう
思います。
また、この関係の体験を読むと、自分にも当てはまることが
いろいろあって、そういう意味では、これを障害というので
あれば、完全な健常者っていうのは本当に存在するのか
というのがはなはな疑問であることが、一層いつも
強く思うようになります。