市川拓司のレビュー一覧

  • いま、会いにゆきます
    すごい。やっぱり市川さんすごいなぁ。
    最後、怒涛のクライマックスで感情揺すぶられて、
    目頭が熱くて喉の奥が苦しくて
    だけど先を追いたくて、必死に食らいついて
    物語の終わりの合図とも言える小説の題名、
    「いま、会いにゆきます」の文字が
    目に入った瞬間、あぁ、終わった…って、
    諸々の感情から解放されて
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  • ねえ、委員長
    世間一般的に言うと"間違ってる"生き方をしていて
    周りからは嫌われている。
    だけど理解して受け入れて背中を押してくれる
    "たった一人"がいれば生きていける。
    勝手なレッテルを貼られては虐げられ、どちらかといえば陰でひっそり慎ましく生きている、
    だけどしっかり自分の信条を掲げて真っ直ぐ生きることをやめ...続きを読む
  • こんなにも優しい、世界の終わりかた
    世界がまさに終わろうとしてる時、
    誰もがやっと本当の愛と幸せに気付いて、
    ただそれを全うするために力を尽くす。
    純度が高くて少しの濁りもなかった。
    登場人物 全員 愛おしい。
    個人的には父親の、亡くなった妻と主人公への愛の形が、台詞の全てがとても好き
    好きな小説でもかなり上位作品
  • そのときは彼によろしく
    やっぱり市川さんの文章すきだなぁ。
    彼の描く物語はいつも父親が愛に溢れてて素敵。
    運命で結ばれた人は、どんな別れ方をしても、どんなに時を経ても、また巡り会うように出来てるのね。
  • 恋愛寫眞 もうひとつの物語
    私もちゃんと人一人分の幸せ持ってるのかなぁ。持ってたらいいなぁ。
    互いに気を遣いすぎてすれ違ってばかりの3人の恋、果たされなかった約束。
    切ないけど最も美しい形だった。
  • 壊れた自転車でぼくはゆく
    安心安定の市川拓司でした。

    優しい世界を描かせたら、右に出る者なしと断言できる。
    そんな素敵なお話でした。

    今作も特段な設定ではない。祖父を軸に孫とその彼女。祖父の昔話を二人に語っている。

    大雑把に説明すればこれだけなのだが、そこは流石の市川ワールド。

    “純”で“一途”で“温かい”。

    読み...続きを読む
  • そのときは彼によろしく
    本がぼろぼろになっても大切にとっておきたい大好きな作品。恋愛系は苦手だったけど2人の可愛らしい恋愛の進み方が好きだったし最後もスッキリと終わるのが良かった。
  • いま、会いにゆきます
    中学生の時に読んだけど
    綺麗な表現たちだったのがやけに印象に残ってる。
    映画も見た。世界観がよく表現されてる。
    どちらも好きだ。

    綺麗な日本語に触れられてよかった、、。
    瑞々しいような気持ちになった。
  • こんなにも優しい、世界の終わりかた
    なんて哀しくも美しい物語だろうと思った。
    自分はここまでの状況に追い込まれたことはないが、どんなに難しい境遇に陥ろうと、真実の愛があれば人間はこんなに強くなるものなのだろうか。
    主人公の男女は奥手で内気、読んでいて歯がゆく思うこともあるが、それゆえに読者の心を打つような、美しい愛を奏でられるのではな...続きを読む
  • いま、会いにゆきます
    家族の愛、妻、夫、息子、娘
    それぞれの想いや、葛藤について考えさせられる。
    感情表現について、考えされる一冊。
  • いま、会いにゆきます
    かなり昔に映画を観た作品で、感動した記憶がぼんやりありました。

    小説を読んで感じたのは、優しい世界だなという印象で、読後感もよかったです。

    生きづらさを抱えるけど、誰よりも優しい主人公と、そんな主人公を直向きに愛する妻、そして素直で健気な息子が紡ぐ、ハートフルな作品でした。

    こんな風に誰かを深...続きを読む
  • いま、会いにゆきます
    夏のうちに読めて良かった!
    梅雨寸前頃〜梅雨明けまでに読めたら、情景をもっと肌で感じるように読めただろうな。

    来年はそうしよう。

    そしてノンブル先生とプーのようなご近所さんが欲しかった!
  • ねえ、委員長
    自分の中の何かが響き合うような作品だった。

    言葉に出来ない感情を、どうやって伝えたら良いのだろう。そもそも言葉になんかならない、ただただ身体で、心で感じる最も大切な何か。
    それを言葉にせずとも伝わる2人。羨ましいとも違う、静かな、そして温かな気持ちになりました。
    これは、私にとって救いという気持ち...続きを読む
  • こんなにも優しい、世界の終わりかた
    初めは何を言おうとしてるのか、何を語ろうとしてるのかわからない内容だった。
    読み進めて行くうちに、自分の生き方、今までの人生、恋、愛、人間関係といったものを世界の終わりを通して改めて考え、その上で主人公がどう変わっていくか、何に価値を置くかが徐々にわかってくる。それを自分に置き換えて考えるととても深...続きを読む
  • いま、会いにゆきます
    読み始めたきっかけは、浅沼晋太郎さんが出演する舞台の原作小説だったからだった。
    暗い話かなと思って読み始めたが、温かい家族愛の話で、とても感動した。巧のアーカイブ星という考え方にはなる程と思えた。これから大切な人がなくなってしまったときは、アーカイブ星に行ったんだなと思うことにした。エピローグで、佑...続きを読む
  • 私小説
    本書がドラマ化されていて、とっても良かったので。
    作者の市川拓司さんは、発達障害を抱えていて、奥さんとの日常を事細かに綴っています。
    昔、『いま、会いにゆきます』の映画を観て、小説も読んでバーバー泣いたことを思い出します。(もう、バーバーとしか表現のしようのない泣き方だった笑)
    映画を観て、きっとこ...続きを読む
  • ねえ、委員長
    3つからなる学生時代の恋愛小説。
    少女漫画のような恋愛とは違う、心地よいお話。
    どれも健気で幼くて切なくて。
    一生懸命に青春を過ごしているのが爽やかで私には眩しかった。
  • いま、会いにゆきます
    さいっこうに心温まる物語だったなあ
    ずっと読んでいたい気持ち!
    次も市川拓司さんの「そのときは彼によろしく」読むけど、読む前から読み終わっちゃうのが寂しいなあ

    市川拓司さんの小説は本当に悪者が出てこなくて、「世界が少しでも幸せになったらいいのに」みたいな作者の思いが滲み出ていました^_^
    現実色々...続きを読む
  • そのときは彼によろしく

    素敵な本

    何とも言えない暖かい気持ちにさせられた一冊です。再び会うことが出来るのかと最後までザワザワさせられ題名の伏線回収はすっきりします。大好きな本になりました。
  • いま、会いにゆきます
    好きなので、何度か読んでいる本。
    登場人物が魅力的で、浮かんでくる情景も美しい。
    これくらいベタベタに、愛が伝わってくるお話が好きです。
    セリフも素敵だし、絵本のような、とても綺麗な作品だと思います。

    切ないけれど、優しい気持ちになれる。