市川拓司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
市川拓司の恋愛小説。
ただ恋愛小説と呼ぶには少々、美しすぎるし穏やかすぎる。
話の主人公は変わり者で学校では底辺と呼ばれるような少年。彼は徹底して争いがそしてとても優しい。
そんな彼がある日、美少女に出逢い、恋に落ちるという出会ってから10年間のお話。
話は過去の話と同時平行で終わりを迎えた世界でその女性の元へと走る青年を描くような形で進展する。
初め~中盤までは正直、その非暴力さと臆病さと弱さに辟易としてイラついていましたが。
後半の彼が持つ感受性の豊かさと人を思う強さ。そしてその優しさ。それに何よりだからこそ得ることが出来る深い愛に泣かされました。
今までとは結構違う話だったけど、泣かされました。
人との縁や関係性がまるでお手軽なファーストフードのように扱われるきらいがある現代のなかで、このように深い人間関係は醸成するものだというメッセージは貴重に思えます。
こんな本を皆に読んでほしいなと思いました。 -
Posted by ブクログ
■AD(アスペルガー障害)の最も基本的な症状はいわゆる「自閉」であり次のうち少なくとも二つにより示される。最も基本的な僧正である「対人的相互作用の質的障害」は知的障害を合併する自閉症とは異なり別しにくく,かつ具体的に鑑別しにくいもので,自身も自分で気づいていないし親や教師にも分かりにくい。
・目と目で見つめ合う,顔の表情,体の姿勢,身振りなど対人的相互反応を調節する多彩な非言語的行動の使用の著名な障害
・発達の水準に相応した仲間関係を作ることの失敗
・楽しみ,興味,成し遂げたものを他人と共有することを自発的に求めることの欠如
・対人的又は情緒的相互性の欠如
■ADの基本的な症状として「行動,興味の限定された反復的で常同的な様式」とされ,かつて「脅迫的同一性保持行動」や「こだわり(強迫的)行動」とされたものがある。これは次の少なくとも一つにより明らかとなる。
・その強度,又は対象において異常なほど,常同的で限定された方の一つ又はそれ以上の興味だけに熱中すること
・特定の機能的でない習慣や儀式に頑なに拘るのが明らかである
・常同的で反復的な衒奇的運動
・物体の一部に持続的に熱中する
■ADの人は「人間」ではなく「機械(器械)的なもの」や「自然(動植物)」に熱中することが多い。
■種全体の絶滅を免れるためには「生物的多様性」が不可欠。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ久しぶりの恋愛もの。
「恋愛もの」と言ったら、この人の右に出る人はいないでしょ~。
今回も期待を裏切ることなく、切ない恋愛にしっとりしました。
そういえば、Separationではだんだん若返ってしまう主人公の女のお話だったけど、これは恋をすると大人に成長して死に近づく子供っぽい女の子のお話。
これもさ、やっぱり切ないよね
恋することは生きてるなかで一番素敵なことなのに、恋をすると命が縮まるなんて、そんな悲しいことってないよね。
でも、人を恋すること愛することをとめることは出来ないんだよね。
自分の命を懸けてでも、人を愛する。
なんて儚い思いなんだろう。
やっぱり、市川拓司は恋愛小説の神様だね。