市川拓司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
どの話も登場人物が、「みんな同じ」が得意な日本人的社会からは逸脱していて枠に収まらずに、集団から浮いている。
若さって躊躇がない。その人の本質を見ようとしない浅はかさが痛い。でも確かにある習性を垣間見て、「あ”ーーーー」とうなだれてしまった。
そんな環境に置かれた拗れに拗れた、若い恋たち。みんなそれぞれに不器用で、でも自分たちを自分たちたらしめる為に一生懸命だった。どの話も、学生の頃の恋を回想して、大人になった今「これから何か始まる予感」を孕んだ希望で締めくくられていた。まだ終わってない、これからスタート、これから続いてく、そんな風に主人公達が前に前に進んで行く感じが良かった。