市川拓司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ3作からなる短編集。
共通のテーマは、死。
その死のもとになるのは、すべて愛。
『琥珀の中に』・・・愛を見失った少女が犯した罪のお話。
『世界中が雨だったら』・・・両親からの愛情に飢えた少年のお話。
『循環不安』・・・愛情が欲しくてもがいた結果、殺人を犯してしまう青年。
3作とも読みやすくてすらすら読めてしまうけど、読後感は悲しすぎて、今の私には重かった。
この中でいちばんを選ぶとしたら、『世界中が雨だったら』。
少年が死んでしまう悲しいお話だけど、
ただひとり、少年の姉が少年のことを理解し守ってくれていたことが救いに感じたから。
この人の作品を初めて読んだ。
文章的にはとても上品で、優しい感 -
Posted by ブクログ
「いま、会いにゆきます」「そのときは彼によろしく」でひねりを加えた恋愛小説家だなと思いました。「世界中が雨だったら」には、表題と「琥珀の中に」「循環不安」の3作が納められています。
「琥珀の中に」は高校生の恋愛物の雰囲気が、少女の不可解さで心理物になっていきます。エロティックな場面にはどきって感じ(笑)
「循環不安」にいたっては、哀しき殺人者。純粋で不器用な主人公は死体処理に右往左往し、ドジを重ねていきます。
そして「世界が雨だったら」は、イジメ問題。姉と一人の少女以外からは嫌われる主人公が計画した自殺トリック。それで。。この作品、途中までかどうか。。読んだ記憶がありました。
『著者のHPに