市川拓司のレビュー一覧
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「いま会いにゆきます」の作家である著者が自らの半生を語る。発達障害を抱えていたがゆえに、本人はくそ真面目だが、周囲から浮いてしまい、超問題児とされていた学校時代。マザコンであり影響が強かった躁鬱を抱えていた母との関係。高校時代に知り合って結婚した妻との現在の非常に対話の多い現在。小説がヒットするまでの経過…非常にドラマティックな人生だと思う。「いま会いにゆきます」を奥さんが書店でサクラ購入し、武田鉄矢に会い、「ここで渡さなかったら後悔する」と意を決して、「坂本さん、夫の本です。読んでください。」と言って渡したというエピソード、微笑ましい話だ。武田はその頃、坂本龍馬役をしていたが故の間違い。それ
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Posted by ブクログ
ネタバレ市川さんの小説は恋愛ものが多いなかで、今作の主なテーマは家族愛。
独特の表現方法、ゆったりと進むストーリーのテンポ、変わらぬ市川ワールドが広がっていました。
また、彼の作品に出てくる登場人物は「ユニーク」な人が多いなかで、今作の主人公の弘海や弘海の父親、友人の公太も「ユニーク」な世界の住人の一人。
《別に急ぐ必要はないさ。どんなに嫌がったって、いずれは大人になっちゃうんだから》
《人より少し遅れているように感じても、それがきみのペースなんだからって》
そのような「ユニーク」な人々を今作でも彼の言葉がそっと優しく包み込んでいる印象。
弘海の胸に出来た傷をきっかけに展開していくこの話。
SF要 -
ネタバレ 購入済み
もう一押し(..)
最後の個展の場面では、静流の想いを感じて、私も目が熱くなりました。
儚くて切なくてピュアな恋愛が、とても心地よかったです。
ただ、静流の不思議な病気の設定は、リアリティがなく、かといってロファンタジーでもない?微妙な位置付けで、腑に落ちない感じはありました。
他にも感じることは色々ありますが、一生心に残る作品と言うには、もう一押しでした。 -
Posted by ブクログ
この人の本は初めて読む。
「今会いに行きます」の著者ということだけ知っていた。
きれいな雰囲気のストーリーで画像にしたらきれいなんだろう、読みながら画像が頭の中に浮かんでくる。
映画化されていて、帯が宮崎あおいの写真だった。
こんな雰囲気の映画がはやっていた頃、上野樹里と市川隼人の映画を見た。
その映画を見たにはだいぶ前なのだけれど、記憶力も乏しいのでタイトルは忘れてしまったが。
私の頭の中では宮崎あおいよ市川隼人主演での画像が浮かんできていたのだけれど本当の映画は玉木宏なのでした。
ちょっと切ないきれいな雰囲気の映画の脚本のようなストーリーを得意とする作家なのかなと思った。