【感想・ネタバレ】永遠に解けないパズルのレビュー

あらすじ

大ベストセラー作家の青春小説!

いつの間に、ぼくらの目は曇っていくのだろう?

会えなくなるとわかっていても、ぼくは君を守りたかった‥‥。

その日、映画の脚本家になることを夢見ていたぼく(佐々時郎/ジロ)は、駅前通りの本屋さんで『ハリウッドで脚本家になるための近道マップ』という名前の翻訳本を立ち読みしていた。
600ページもある高価な本だったから、夏休みに入った最初の日から毎日店に通って、少しずつ全ページを読破する計画だった。

その日も本に没頭していると、急に肩を叩かれ、ぼくは飛び上がった。
(本屋の親父さんについに見つかった!)

恐る恐る振り返ると、そこに彼女がいた。
南川桃(モモ)。
同じクラスにいたけど、一度も口をきいたことがない女の子。

女子のヒエラルキーでも頂点にいるのが当たり前のようなその子が、そのあとぼくに頼んできたのは、伝記を書くことだった。

「伝記? 誰の?」

「わたしの」と、彼女は言った。


『いま、会いにゆきます』『恋愛寫眞 もうひとつの物語』『そのときは彼によろしく』『こんなにも優しい、世界の終わりかた』――
市川拓司×小学館の大ベストセラー小説群に加わった傑作です!

※この作品は『MM』(単行本版)の文庫版となります。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ジロとのダンスは最高だったよ
ふたりは、知恵の輪またいに絡み合ってさ、永遠に解けなければいいのにって、そう思った。
わたしたちは世界で一番難しいパズルなんだ。
誰もわたしたちを引き裂くことなんてできない。
なんたつて、わたしたちは最高のカップルなんだから、って。

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2023年01月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

佐々時郎
将来の夢はハリウッドで脚本家になること。母子家庭で一人っ子。

南川桃
時郎と同じクラス。時郎に自分の伝記を書く依頼をする。傲慢で、わがままで、気紛れ。粗野、かなりがさつ。二年生の秋に父親が町の縫製工場の支社長に就任して家族ごと引っ越してきた。

高見アキ
桃が引っ越してくるまでの女王。工場幹部の娘。

JG
アキの恋人で工場幹部の息子。

R2
JGの相棒。

菊池サユリ
日系の三世か四世。

加山飛男
学校一の不良。

潤一
桃の兄。八つ上。

香川ユカ
時郎がちょっといいなと密かに思っている女の子。

ミィ
ミノル。あいまいな男子。

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2024年09月24日

Posted by ブクログ

いつもの市川さんの殴られても殴り返さない主人公の話
舞台は中学校
なんでも外国の俳優に例えるのはウザかったかな
エピローグあそこまで書くなら再会まで見たかったけど、見せないのが市川さんかな

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2021年10月11日

Posted by ブクログ

ジロも、モモも、飛男も、みんなかっこいい
この著者が書く人物は、みんな強くてまっすぐで心が洗われる。

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2020年02月17日

Posted by ブクログ

ほとんど喋ったことのない同級生の女子から、自伝を書いてくれと頼まれる。
スクールカースト上位の彼女の依頼はとんでもないと思いつつも報酬に惹かれて引受けることに。

こんな結末、誰が想像できようか!

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2019年07月28日

Posted by ブクログ

凄い純愛モノだ。なんか、社会的なことをチョロっと絡ませたけれど、そんなのお構いなく純愛モノだ。アカン、読むには歳をとりすぎた。

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2019年09月09日

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