【感想・ネタバレ】永遠に解けないパズルのレビュー

あらすじ

大ベストセラー作家の青春小説!

いつの間に、ぼくらの目は曇っていくのだろう?

会えなくなるとわかっていても、ぼくは君を守りたかった‥‥。

その日、映画の脚本家になることを夢見ていたぼく(佐々時郎/ジロ)は、駅前通りの本屋さんで『ハリウッドで脚本家になるための近道マップ』という名前の翻訳本を立ち読みしていた。
600ページもある高価な本だったから、夏休みに入った最初の日から毎日店に通って、少しずつ全ページを読破する計画だった。

その日も本に没頭していると、急に肩を叩かれ、ぼくは飛び上がった。
(本屋の親父さんについに見つかった!)

恐る恐る振り返ると、そこに彼女がいた。
南川桃(モモ)。
同じクラスにいたけど、一度も口をきいたことがない女の子。

女子のヒエラルキーでも頂点にいるのが当たり前のようなその子が、そのあとぼくに頼んできたのは、伝記を書くことだった。

「伝記? 誰の?」

「わたしの」と、彼女は言った。


『いま、会いにゆきます』『恋愛寫眞 もうひとつの物語』『そのときは彼によろしく』『こんなにも優しい、世界の終わりかた』――
市川拓司×小学館の大ベストセラー小説群に加わった傑作です!

※この作品は『MM』(単行本版)の文庫版となります。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

佐々時郎
将来の夢はハリウッドで脚本家になること。母子家庭で一人っ子。

南川桃
時郎と同じクラス。時郎に自分の伝記を書く依頼をする。傲慢で、わがままで、気紛れ。粗野、かなりがさつ。二年生の秋に父親が町の縫製工場の支社長に就任して家族ごと引っ越してきた。

高見アキ
桃が引っ越してくるまでの女王。工場幹部の娘。

JG
アキの恋人で工場幹部の息子。

R2
JGの相棒。

菊池サユリ
日系の三世か四世。

加山飛男
学校一の不良。

潤一
桃の兄。八つ上。

香川ユカ
時郎がちょっといいなと密かに思っている女の子。

ミィ
ミノル。あいまいな男子。

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2024年09月24日

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